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文学少女になり損ねたもので

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本にまつわるあれこれ。
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2020年3月の記事一覧

魚も星もわが兄弟(「老人と海」感想)

「老人と海」読みました。

めっちゃいいじゃん!?

わたしは勘違いをしていて、昔国語の教科書で読んだ少年の漁の話だとずっと思っていた。わたしの記憶では、老人を殺めた大きな魚と少年が戦う。当然ねつ造である。かなり後半になるまで「この老人はいつ死ぬんだろうな」と思ってた。馬鹿か。

途中までは時代も背景もよくわかんないまま読み進めていたけど、一度漁のシーンに入ってしまえば俄然引き込まれる。

すっご

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初・三島由紀夫!

中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃
長い。タイトルが。
自薦短編集内に収録されているので本文は長くないです。

ひょっとすると草枕より好き。
能若衆花若のくだり狂おしいほど好き。においたつあの優雅な時間の響き。
霊感に満ちている。大きなものに抱かれている。旧字体の熟語はレースのように編まれてその機微をふるえてなお内包している。
私達がこれらを手放したのはいつ?
私達はこれらの言葉と一

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