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ヨガの練習 #000 過程を楽しむ工夫

はじめまして。ヨガ講師の植村由理です。

Iyengar Yoga という流派の Intermediate Jr. I レベルの指導員として都内を中心に活動しています。

コロナウイルスによる緊急事態宣言の影響を受けライブ配信でのヨガのクラスを始めて1ヶ月以上が経ち、スタジオなどでの直接指導以外で「教える」ということが、思った以上に可能であることに驚きと喜びを感じています。

オンラインでの情報発信は、今後も多様化していくと思います。

情報を発信する人も、どんどん増えていくと思います。

そんな中で、私がヨガ講師として何をしたいのか、考えました。

ヨガを始めて13年以上が経ちますが、ヨガへの興味は尽きることなく(それは自分への興味と同意なのですが)、自分で言うのは変かもしれないけど、それでも自分でも言えるくらい、私は皆さんが想像する以上に時間や労力、そしてお金もかけて練習や勉強を続けていると思います。具体的に言うと、ヨガの練習をするためにアメリカに3年以上住んだこともあるし、今月はアメリカやインドの先生たちのオンラインクラスを60クラス以上受講しました。毎日、3〜4時間です。たくさん練習をして大変な苦労をしている、というのではなくて、東京に居ながら大好きな先生たちのクラスを受けることの出来る、贅沢な時間です。

こんな風に、表向きはたくさん練習をしている私ですが、良いクラスを受ける度に、素晴らしい先生やプラクティショナーと出会う度に、不安にもなります。それは自分の練習が出来ていないのが分かっているからです。

アイアンガーヨガでは、自分の練習無しに教える立場になるということはあり得ません。

私が先生を選ぶときも、先生から学んだことを元に、その上で自分の練習をし、そこから学んだことを教えている先生を選びます。

それにもかかわらず、私の一番の課題は未だに自分の練習だったりします。

未だに、先生が不在だと満足のいく練習ができないという劣等感・苦手意識があります。

みんなはどんな風に練習をしているんだろう?と思うし、たった1枚の写真や、数十秒のビデオで練習の深さや芯の強さ・静けさが伝わるようなプラクティショナーたちの様子をSNSなどで見かけると、心から尊敬します。

そして、そのような尊敬する先生やプラクティショナーたちは皆、プロセスを大事にしているということに気づきます。

結果ではなく、過程です。

日本人にとっては何度も聞いたことのあることかもしれないけど、それを日々、身を以て実感し、どんな時も諦めずに自分と向き合い、他人に対して偉ぶらず、努力のできる人がどれくらいいるでしょうか?

noteを利用することで自分の練習が深まることを期待して、でも結果には固執することなく、過程を楽しみながら配信をする、という試みを始めてみようと思います。

そして、ここに私の練習の過程を記すことで、ヨガを練習する人、ひいては創造することや生きることへの知恵として、分野が全く違う人にも何かのヒントとなれば幸いです。

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