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「平凡だけど退屈じゃない」という幸せを掴めなかった僕。




「平凡だけど退屈じゃない」という幸せを掴めなかった僕。

いつも後悔ばかりだ。どの選択肢も間違っている気しかしない。取捨選択を変えていたら、今の僕はまだ少し輝けていたのだろう。
しかし、こんな考えもある。
結局は僕は僕なのだから、どの選択肢を選んでもここに戻ってきているんだろうと。
飲みかけの炭酸と脱ぎっぱなしの靴下と少し汚れたコントローラー。部屋の中の空気はいつも重く、外からの光は差さない。

生きてるだけ、息してるだけ。起きて海外ドラマみてランニングしてスマホみて寝て起きての繰り返しの日々に光は差さない。

インスタをよく見ると、同級生達の休日が平凡だけど退屈ではなさそうなのを見て、吐きそうになった。

僕が欲しかったのはこれなのではないかと、本気で思った。
何度も僕を苦しめる、「平凡だけど退屈じゃないよ」とは一体なんなのか。

矛盾してるんじゃないか?だって平凡な人生は退屈なんだよ。そうじゃないとおかしいんだ。
平凡が嫌だから違う道をと選んでしまった僕がバカで仕方ないじゃないか。
このままじゃ困るから、平凡だけど退屈じゃないを破壊しなきゃ。

そこで、数日間、平凡だと思われる友人に会いまくった。
とにかく失礼な遠征だ。
まー会った全員が平凡なんだ、平凡なんだけどでもやっぱ退屈では無さそうだった。
子どもの話や仕事の話をする目がキラキラ光って、闇の僕は圧倒された。

僕が平凡で退屈ですよね〜ってスローボールを投げたら、思いっきり退屈ではないよ!とフルスイングでホームランを打たれた気分だ。

とてもとても失礼なスローボールであった。

そういえばこんな事を言われた。

「金で手に入れたものより、
 愛のおかげで手に入れた事の方が何億倍も大事!」

突き刺さった。僕のバックスクリーンに。
とてつもなく大きいホームラン。
打ったのは長嶋でも、王でも、バースでも、松井でもなく、同じ趣味を持つ友人だった。

僕はこの言葉を聞き、うつ気味なのも重なって仕事を少し休む事にした。

死ぬ、どうせいつかは死ぬのだから、物語を書き上げて本になるとこをみて死にたい。

「平凡でもないし退屈でもない」
そう言える日まで。


後悔で思考を埋め尽くされた脳

上の作品に続きまた、後悔が僕を付き纏う。

後悔後悔後悔後悔後悔後悔後悔後悔、脳内メーカーで調べたら絶対この文字だけが残るだろう。僕の脳は今、すごく後悔に埋め尽くされている。
これだというエピソードはビシッと生まれてはこないが、後悔の勢いが他のどの感情よりも凄まじい。

あーしてたらこーしてたら、誰でもある後悔だ、でも多分みなさんは1日1回あるかないかであろう。
しかし僕の場合は、24時間1440分86400秒常になんだ。後悔後悔後悔。
どうにもならない事ばかり、後悔をしないような人生を生きてきたと思ったが後悔がつきまとう。
選択肢を外ればかり引いてしまったのだろうか。
もし、過去に戻れたら、やり直したい事ばかり。
あの時、一言付け加えていたら人生が変わっていたかもしれない。だからあの頃に戻りたい! とよく考えていたが、
 結局、一言増やしたところで僕は僕だから、また同じ過ちをいずれするのだと、飲み込み後悔する事を少し軽減できた。

僕にとって後悔はガソリンと同じで、心を動かすエネルギーの一種かもしれない。
さー後悔を注ぎ込め。


タイムトラベル作品はなぜノスタルジックになるのか。

タイムトラベル作品はなぜノスタルジックになるのか。どこか懐かしい気持ちや、自分と重ねてみたり、過去に戻りてーって本気で考えたり、
未来にいって競馬の結果知りたいとか思ったり、
何故タイムトラベル作品は僕達を揺さぶるのか。

この1週間で見た映画が結構、タイムトラベル系が多くふと、気になった。
「バックトゥザフューチャー」シリーズに
「アダムアンドアダム」Netflix作品に
「トゥモローウォー」アマプラ作品を短期間で一気に見た。
意図してみたわけではないが、偶然並んだタイムトラベル。

過去を変えるためのトラベル、未来を救うトラベル、未来から来たトラベル。
作品毎の特徴はあるもの、現状ではない物を救いたい気持ちが溢れている。


あの時こうしていれば、これからこうすれば。そんなタラレバ達が叶わないハズの希望を奇跡へと変える。どの作品も奇跡を起こした時にはガッツポーズをしてしまってた。心の中であったり、一人部屋で思いっきり手をグーにしてたり。
なぜあんなにも熱くなるのか、それはきっと自分の変えることが出来ない過去や知る事の出来ない未来への葛藤や希望であるのかもしれない。

学生の時見ていた、「プロポーズ大作戦」も過去の希望への一種のはずだ。


現状、今僕が生存しているバースではまだ、過去にも未来にもタイムトラベルは出来ない。
だから、容赦無く過ぎていく時間で、
変えたい過去にありがとうを告げ、見えない未来に不安と希望を持ち、
ただ今を生きていく。



後悔の話3本でした。
絶賛長編は書き進まず、短編はチラホラ進みそうです。
また後悔できるように頑張ります。
あざした。










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