損して得取れアラサー!

今日明日の本業は社員が出張のため、
大嫌いな出しゃばりババアとわたし2人で、
なんとか終わらせなければならない。
憂鬱すぎる。休みたい。時給同じだし。

朝からまた「みんなで頑張りましょう」的なチャットでも来たら吐きそうだと思っていたけれど、
普通の挨拶しか来ていなくてホッとした。

しかしババアが勝手に騒いで入った、
偉い人のいるグループチャットに、
「本日から担当致します、〇〇です」
みたいな挨拶のチャットを勝手にしていて、
わたしは朝からドン引きした。
社員からはそんな挨拶をしろなんて一言も言われていない。
これ社員の女の子が見てもドン引きじゃないの?
どうしてそんなに出しゃばれるの?
わたし的にはもうホラーの域なんだけど。
か、関わりたくない。マジで。


できるだけ関わらないように大人しく仕事をした。
ババアはなぜか偉い人のいるグループに次々とチャットをしているけれど、
わたしは一切関わらない。
わたしは入りたくないって言ったから、 
ババアが1人でやりとりをするのは当然なのだ。
もう勝手にやってくれ。知らん。


しかしわたしが大人しくしていても、
ババアは次々と名指しのチャットをしてくる。
チェックするのわたししかいないんだから、
黙って上げてくれりゃいいのに。

そしてわたしが締める作業を思いっきり間違えて処理するのマジで止めてくれ! 


そのミス見落としたら怒られるのわたしなんだけど。
だからどうでもいいのか、そういうことか。


ババアからなぜか相談の電話まで鳴らされたけど、
どうせ明日処理するときに頼まれた通りにやればいいようなことなのに、
ババアはなぜか先に処理したいらしい。
下手に同意して勝手に処理されてミスになったら、
わたしも共犯にさせられてしまうので、
「そのままにしておいていいんじゃないですか」
とわたしは言ったけれど、
ババアはなんとなく不満そうだった。

あの人は社員がいない間は余計なことをしないで、
大人しくしておこうとは全く思わないらしい。


むしろ自己アピールの場だと勘違いしているようだ。
社員が不在だというから、
取引先の人まで送ったデータが重複していないか、
わざわざ声をかけてくれるくらい心配してくれているのに慎重に仕事をしようとは思わないらしい。

わからない。
わたしにはこの人が全くわからない。


マジでホラーだよ!!!こわすぎ!!!


今日わたしが一番ドン引きしたのは、
時間外のデータが来るからと、
勝手に新人さん達に、
「お昼入るのちょっと待って!」と指示した挙句、
(社員でも新人さん達にまだそんなことはしてない)
彼らが30分も待ってくれたのに、
「ありがとう」とかお礼の一言も何も言わずに、
そのままお昼に行かせていたことだ。


さ、最低…(ドン引き)



社員の女の子なら間違いなくお礼を言っている。
新人さん達はいつも時間ぴったりにお昼に入るので、
30分の遅れはかなりのストレスだったと思う。
わたしはお礼を言おうか悩んだけれど、
でも勝手に頼んだのはババアだし、
もしわたしがここで下手にお礼を言ったら、
ババアは調子に乗ってまたやるに違いないので、
敢えて触れないでおいた。

あの人が勝手にしたことは、
あの人に勝手に始末させればいいのだ。


わたしは関係ない。 

それにしても社員の女の子には、
「出張頑張ってください!」
なんてわけわからん長文のメッセージを送るくせに、
新人相手には休憩を30分待たせてもお礼の一言すら言わないなんて、

この人きっと人望とか何もないんだろうなと思った。


こういうところで人間性がわかる気がする。
この人はやっぱり自己主張が強すぎるだけで、
周りへの配慮とか自分がそれをやったら他の人はどうなるかとか想像する能力が絶望的にない。
前にしか進めない機械みたいだ。
つられて動いたら怪我をするのはこっちだろう。
距離を取っていないと自分が危ない。

ババアは偉い人のチャットにはやたら丁寧に得意の長文を送っているけれど、

地方在住のパートの主婦が、

東京にいる会ったこともない社員に媚びて一体何になるんだろう。


わからない。わたしには全くわからないのだ。
それよりもうちの所長のおじさんがパートのわたしに直接チャットするのすらも嫌がって、
「わたしを通して連絡してほしい!」
と怒っていた社員の女の子が、
自分の部下が偉い人と直接こんなに長々とチャットをしてるのを見たらどう思うかとか、
そういうの何も考えられないんだろうな。
頭が弱すぎて不憫になる。いやどうでもいいけど。

東京の社員に媚びを売るよりも、
直属の上司に嫌われないようにしたほうが絶対にいいと、
ただのパートのわたしは思う。


うちの社員の女の子は、
全盛期の欅坂46の平手友梨奈のような絶対的存在で、
社員達にめちゃくちゃ可愛がられてめちゃくちゃ期待されているので、
もしうちの会社で最強の彼女を敵に回したら、
パートのおばちゃんなんてすぐに消されるぞ。

うちはそういう会社なのが、
勘違いババアには全くわからないようだ。
自信過剰のババアはきっと、
若くて大人しい社員の女の子に褒められるよりも、
もっと立場のある人に褒められたくて仕方ないんだと思う。
年を取るって嫌だな。
あのババアを見てると毎日本当にそう思う。

自分より若い子を見下して平気で失礼な態度を取るような図々しいおばちゃんにだけはなりたくないものだ。


しかし今日のババアは普段よりミスをしていた。
しかもとんでもないミスを何回も。
ババアは目立つ作業では馬鹿みたいに出しゃばるけれど、
わたし達が今までずっとやっていた地味な作業はサボっていたり雑になってきているし、

あの人はあのまま調子に乗っていたら、
きっとそのうちとんでもないミスをするだろう。



なんかそんな気がして仕方ないのだ。
そうしたらわたしのほうが全く気は利かないけれど、
余計なこともしないから安心して仕事を任せられると思われる日が来るかもしれない。
若い人を見下す頭の悪い出しゃばりババアに負けて、
わたしが仕事を辞めることなんてないのだ。

むしろあのババアがいつかとんでもないことをやらかすのを見て嗤うのを楽しみにして、
このまま働いているのもいいかもしれない。
わたしはあの人を助けるつもりなんて全くないから、
このまま損して得取れじゃないけれど、
ババアが困ってわたしに助けを求めてきたときに、
思いっきり振り払ってやったら、
この積もり積もったイライラも晴れるだろうか。