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AirPodsは危ない!? 装着しているだけで「どこで何を見ているか」すべて監視されているかも…【#104】

dodo

今日のトピックは「AirPodsをつけていると、将来どこにいてなにを見ているかバレてしまうかもしれない機能」について。

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こんにちは、こんばんは。
VR/ARの会社を設立した大学院生(@iwhododo)です。
VRは注目の高い領域だけに、日々大量のニュースを目にします。
そこで毎日１つだけVRに関連したトピックを取り上げてお届けしています。
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AirPods Proひとつで位置と向きがわかる

Appleのワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」のおいて、Navisens Web SDKを用いて、向きと位置を6DoFでトラッキングすることに成功した動画がTwitter上に公開されました。制作したのは、スマート中敷きやBOSE AR Web SDKなどを制作したUkaton氏。

トラッキングにはカメラを使用せず、右耳の「AirPods Pro」のモーションデータのみを使用。左右で補正をしたり、利用シーンを考えたりすることでさらに精度をあげることが可能になるかもしれません。

例えば地図アプリなどと連携すればAirPodsをつけているだけでどこにいてなにを見ているかまで検討がついてしまいます。看板や街頭広告とデータを連携させることで今まで検証されなかったCVRや追跡が可能になるので、ビジネスにも活用できる可能性が大いにありそうです。

監視というよりもむしろ便利で快適な生活にこのテクノロジーが活用されることを期待しています。

6DoFの特徴

今回実装されていた機能はもともと「AirPods Pro」が備えている3DoFから6DoFへの実質的なアップデートといえます。これによって向きだけでなく、位置がわかり、今までより多くのアクションが実現可能です。

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【3DoFと6DoFの違いについて】
　DoF(Degree of Freedom)は「自由度」のことです。
　特にVR HMDでは検知できる方向の数といえます。

◆3DoF：頭の向き(前後の傾き、左右の首振り、左右の傾斜の３つ)を検知
　例 Oculus Go、スマホVRなど
◆6DoF：3DoFに加えて上下/左右/前後の移動を検知
　例 Oculus Quest、PSVR、HTC VIVEなど

Facebookでも3DoFのOculus Goが販売終了し、6DoFが主力になっています。
関連記事：Oculus Goが販売終了、Facebookはその先に何を見ているのか｜今日の「ヤバい！VR」#17

また、音はVR/ARにおいても大きな要素のひとつで、FacebookのVR/ARに関連する研究機関・Facebook Reality Labでは音響技術にフォーカスした研究が継続的に行われています。
関連記事：「まるでそこにいる感覚」の鍵は音声...？【#83】

AirPods Proの空間オーディオ

先日リリースされたiOS14でAirPods Proにも魅力的なアップデートが追加されています。１つはシームレスな接続先の切り替えで、これまで手動で切り替えていたBluetoothの接続を自動化してくれます。

ただし今回注目するのはもう１つの追加要素。空間オーディオの機能です。
これによって左右のイヤホンから仮想的に立体音響を表現します。

仮想的な立体音響自体は決して珍しい技術ではありません．
ゲームや音楽のデバイスでは一般的といっても差し支えないほどです．

しかしながら特筆すべき点は、ダイナミックヘッドトラッキングです。
iPhoneなどのデバイスとイヤホンの位置からリアルタイムで正面を割り出して固定のサラウンドスピーカーを仮設し、頭の向きを変えても体の向きに合わせた正しい位置から音が飛んでくる設計になっています。

私たちは、VR/ARの普及に際してVR HMD以前にイヤホンを通じた音響のARが生活に浸透していくと考えています。そのためにも現在音声SNSを開発中です。

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World Maker Inc.ではAR・VRで新しい日常を探索していきます。
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特に現在音響に明るいエンジニアを募集しています。学生も歓迎です。
また、高校生を対象にテストを予定しています。お知り合いや兄弟姉妹のいらっしゃる方はお声がけいただければ幸いです。よろしくおねがいします。

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出典：Twitter

会社のみんなとドーナツ食べます。