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Amazon、新しいARサービスで複数の家具を試し置き【#77】

今日のトピックは「Amazonの新しい試し置きサービス」について。

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この記事のまとめ

AmazonがARで商品を「試し置き」できる「Room Decorator」を導入
同時に複数のアイテムを表示できる点がポイント
米国でiOS向けにサービス開始・Android端末や日本での対応は不明

Amazon、同時に複数のアイテムをARで表示

Amazonは新たに複数の家具や装飾品をARで表示できる「Room Decorator」を発表しました。

これによって実際に室内のインテリアコーディネートや同じカテゴリのアイテムを並べてどれが部屋とマッチするか検討することが可能になります。Amazonのアカウントには「Your Rooms」と名づけられた新たなセクションが設置され、そこにスナップショットが保存される予定です。購入する場合は「Room Decorator」に含まれる部屋の雰囲気をそのまま購入が可能です。

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さらに「Room Decorator」では部屋の中にカメラをかざしながら試すだけでなく、ARに対応した部屋のスナップショットを撮って保存しておくことで、家具・装飾品のAR表示を確かめることができる。

AR View、Showroomからの発展型

これまでにも部屋の中にARでアイテムを表示させる「AR View」が2017年からスタートしていましたが、「Room Decorator」の特徴は同時に複数のアイテムを表示できること。

FireShot Capture 454 - Amazonのショールームへようこそ - www.amazon.co.jp

また同社がすでにウェブで展開している「Showroom」にも通ずる点があります。Showroomでは用意された空間に好きな家具を配置したり色を変えたりして部屋をデザインできるサービス。「Room Decorator」にもこのチームは携わっているとのこと。

Room Decorator機能は、数週間以内に米国のAmazonアプリ(iOS)利用者全員が利用できるようになるものの、Android端末や日本での対応は未定です。

新しい生活様式での購買体験

IKEAも新しい生活様式に向けたARの可能性を探求する複数のプロジェクトを「Everyday Experiments」として公開しています。

・VRデバイスを用いてジェスチャーで自分の好きな家具を作れる
・AIで常に更新され続けるカタログを見ることができる
・聴いている音をリアルタイムで視覚化

といったユニークなアプローチを垣間見ることができます。
関連記事:イケアが18の新プロジェクトで探求する新しい生活様式におけるARの可能性【#54】

AmazonのAR戦略

Amazonが提供する数あるAWSのサービスのうち、特筆すべきはAmazon SumerianとAmazon Lex(Alexa)の2つ。

Amazon Sumerianはブラウザ上でVR、AR、3Dアプリケーションを簡単に作成できるサービス。専門知識は不要で、ユーザーは事前に準備されているデータや自分でアップロードした3Dデータを用いて、ウェブ上でVR/ARコンテンツを作成可能です。初めてでも作りやすい、テンプレートも用意されています。マルチプラットフォームにも対応しており、用途もECだけでなく、教育や研修、マーケティングなど多岐にわたります。

また、Amazon Lexは音声やテキストを使用して、任意のアプリケーションに対話型インターフェイスを構築するサービス。Amazon Alexa に採用されている深層学習技術と同じ技術を利用できるため、短時間で高性能な自然言語処理を実現可能です。

今回の家具の試し置きに限らないAmazonのARサービスと方向性について、以下にまとめています。
関連記事:【総説】GAFA各社のVR/AR戦略【#30】

World Maker Inc.について

World Maker Inc.ではAR・VRで新しい日常を探索していきます。
一緒に検証していただけるパートナー開発メンバーを随時募集中です。
TwitterのDMや会社ホームページから、お気軽にご連絡ください。

特に現在Unityエンジニアor3Dモデラーを募集しています。学生も歓迎です

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過去のnoteはこちらにまとめています。

出典:TechCrunch.Amazon rolls out a new AR shopping feature for viewing multiple items at once


会社のみんなとドーナツ食べます。