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息子、こころの中の本当の気持ちをママに伝えた夜

『ママ、どうしてぼくが怒って「ママあっちにいけ!」って言うと本当にあっちに行っちゃうの?』

夜、布団の中で息子が言った。

そりゃー、息子があっちに行けって言うからだよ。
言葉通りだよ。

『ぼくはあっちに行ってほしくないんだよ。
お口ではあっちに行けって言ってるけど、体の中はあっちに行ってほしくないと思っているんだよ。ママのことすきだから。』

体の中、とは心の中のことを言っているのか?

ココロの中、をカラダの中という。
感覚を言葉にする息子。あー、なんてかわいいんだ。


私は息子の頭の中のことを知りたくて、
そしてどうやってそれをママに伝えるのか聞きたくて、聞いた。
『じゃあママはそういう時はどうすればいいの?』と。

『僕があっちにいけ!って言ったら「やーだーよ」っていって、僕のそばにきて僕に「どうしたの?」って言ってぼくのお話を聞いてほしいんだよ。』

よく言えたな。
その複雑な子供心をよくもまぁそんなにわかりやすく言葉にできたな。

怒りの底にある本当の自分の気持ちに気づいて、それを言葉にして更にそれを素直に相手に伝えられる息子。

これを出来る大人、そうそういなくない?
私はできんよ。胸を張って言うけど。

そんな息子を尊敬してしまう母。

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