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ダウン症とうつについて

おはようございます。いわたコトバのそうだん室の岩田です。
先日、子供達とカードゲームをしていたら負けそうになった子供が悔しさのあまり大号泣。
ゲームでそこまで真剣になれるなんて素晴らしいなぁと思いました。大人ってそういうことあんまりないなぁ

今日は「ダウン症とうつ」です。
みなさんダウン症の人は「うつ」になる可能性が高いことを知っていますか?
一般的に、明るくて人懐っこいと呼ばれ、あまりパニックになりにくいわれるるダウン症ですが実はうつ病のリスクが高いんです。
(実際には性格は一人一人全然違いますが、)

うつ病になる原因

ダウン症の人がうつ病になる可能性はたくさんありますが
・外部からの強い刺激
・ライフステージや生活の変化によるストレス
・適切ではない課題をさせられることによるストレス
・周囲の心無い言葉
・周りとは違うということでの自尊心の低下
などなど
が考えられます。

原因の1つとしてコミュニケーションの問題

ダウン症の人がうつ病になってしまう原因の1つとして「コミュニケーションの問題」があります。
ダウン症の子供は、発音が不明瞭だったり、言葉が遅いなどの理由で自分の伝えたいことを相手にうまく伝えられないことが原因で落ち込んでいってしまうんです。
例えば、
・困っていることをうまく表現できない
・周りの配慮が自分が望んでいないものでもそれを伝えられない
・「言いたいことが伝わらない」悲しみや不安、もどかしさ
などなど

こういうコミュニケーション面での問題があって、言いたいことがあるのに途中で諦めてしまうという場面もよく目にします。

コミュニケーションの問題からくるうつ病の予防

コミュニケーションの問題からくるうつ病にならないために、まず優先されるのは「子どもの意図に合ったやり取りを実現させること」です。

ここで大切なのは意図が伝われば手段はなんでもいいということ!
言葉はもちろん、ジェスチャー、身振り、絵、図形、表情、文字、動作などあらゆる選択肢から、どの手段が一番スムーズに意思を伝えられるかを考えます。(組み合わせてもいい)

教室でも、そうしてコミュニケーションの手段を確立させてから次の対応を考えます。

コミュニケーションの基本

そうしたコミュニケーションを取る時に意識していることは「子供主体で行う」ということ。
ダウン症に限らず発達障害の子供と話す時って大人が主体で話してしまいがちですがそれでは子どもの伝えたいことをうまく汲み取りにくく、「伝わった!」という成功体験を積み重ねにくいです。

だからまず子どもの興味のあること、伝えたいことをよく観察して、言おうとしていることに耳を傾けます。

話す内容も大人が話題を決めたり、大人から話し始めることはなるべく避けて、子どもの発達のレベルやリズムに合わせて待ってあげたりしていきます。

大切なのは相手が何を伝えようとしているのか、よく観察し対等な立場でコミュニケーションができるということです。


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