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こども誰でも通園制度って知ってる?

おはようございます。いわたコトバのそうだん室、言語聴覚士の岩田です。
今日は「こども誰でも通園制度」についてです。

こども誰でも通園制度は、名前の通り「誰でも保育園通えるよ」というものです(国が珍しく分かりやすい名前を付けてくれましたね)

こども未来戦略方針

岸田さんが異次元の少子化対策として「こども未来戦略方針」を打ち出しましたよね。こども誰でも通園制度はその中の1つです。
この制度、まだ本格的に始まったわけではなくて試験的に始まっています。

今の所こんな流れです。
①2023年 31の自治体でモデル事業の検証
  ↓
②2024年 150の自治体で試験的に実施
(今ココ!)
  ↓
③2026年 本格的に全国で開始!

どんな中身?

誰でも定期的に保育園や幼稚園の預かり保育、こども園等の施設を利用できる制度で
対象は0歳6カ月~2歳までとなっています。月10時間を上限に利用することができるそうです(時間は今後変わる可能性もありそう、、?)

これまで保育園を利用するには、両親が働いていなくてはいけないなど条件がありましたが、この制度にはそういう条件はありません。
専業主婦でもしっかりと制度を利用できます!

一時預かり制度と何が違うの?

これまでの「一時預かり制度」と同じじゃん。と思われるかもしれません。
しかし目を向けている対象が違くて、一時預かりは「保護者」。
こども誰でも通園制度は「子供」を目を向ける対象としています。

一時預かり制度・・・保護者が一時的に保育が必要な場合に利用する制度

こども誰でも通園制度・・・子どもの成長を促すことを目的とした制度。

子どものメリット

この制度を利用する最大のメリットは、子供が同世代の子どもたちと集団で遊ぶ経験できることです。
昔と違い、子どもを近所の人と触れ合う機会や地域で協力して子育てを行うことは少なくなり、子どもを家族だけでみることが多くなっています。
そうした中で、家族以外と接する機会がなく集団でのコミュニケーションを学ぶ機会が少なくなってしまっています。
また保護者の方も保育士さんと関わる機会ができることで子育ての悩みや不安を相談することができます。

まとめ

本格始動は2026年なので、細かい点はこれから変更されるかもしれませんが始まることは決定しているため開始が楽しみです。少しでも子どもや保護者にプラスになるようなものになればいいなと思っています。

現時点で試験的に実施している自治体を貼っておきます(令和6年4月2日時点)

https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/9d639b8e-761d-433a-8dc2-c40372577752/d8928b92/20240430_councils_daredemotsuuen_04.pdf

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