夢をもつことに、遠慮は不要 【 子育て日記 】
W杯での日本の戦い。
また4年後に向け、新しい景色への挑戦が続きますね。
ただ、今大会、個人的（←重要）には２つの新しい景色がありました。
１つは年齢。私は今、38歳。前回大会は一学年上の長谷部選手がキャプテンだったので現役世代気分でしたが、今大会は一回り違う選手が中心でした。なんと……眩しい景色。
少年サッカーをかじっていたので、今までは同世代の選手を中心に夢中になって応援してきましたが、今回は一歩引いた目線でも応援できました。試合を迎えるにあたっての背景に思考が回るような感覚です。
選手の家族、少年サッカーやプロリーグなど各地で運営・支えている人たち、協会の取組みなど……。はじめて観たフランス大会は海外組が23人中4人だったのに対し、今大会は26人中20人だそうで。選手はもちろん、日々前進してきた日本サッカーの歩みを感じました。
こんな背景を感じるようになったのも、単に年をとっただけでなく、親になり、地域に触れ、社会活動の機会が増してきたという個人的な歩みによるものなのかもしれません。サッカーの歩みに刺激を受け、次の4年後もまた個人的な新しい景色の見方ができるよう歩みたい。自己満ですが、前向きな気持ちになっています。
そしてもう１つの超～個人的な新しい景色は、子どもが応援する姿を見れたこと。サッカーにそれほど興味がない我が家の娘たちも7歳、5歳となり、試合のハイライトや特集を眺めていました。
特に興味津々だったのが、選手の幼少期を取り上げた特集。
これは長女と同じ小学2年生の頃からの三笘薫選手、そして幼馴染の田中碧選手のお話。卒業文集には、二人ともサッカーで日本代表になることを書いていました。その様子を嬉しそうに見る娘たち。
長女は熱心に取り組んでいるスポーツがあります。
（前にnoteでも書きました↓）
3月生まれで体が小さく、幼稚園の運動会のかけっこでは、後ろからみんなをトコトコトコトコ…と追いかけていくのが恒例だった娘。そんなスポーツとは無縁そうにみえた娘も、今は毎日欠かさず練習しています。
１年生の時は「オリンピックに出たい」と言い、夢についての作文やポスター課題はそのスポーツ一色でした。１年生で夢をもつことができたってもうそれだけで幸運なことです。
しかし、２年生になってからは「上手になりたい！！…でもオリンピックとかは、ほんっとに凄い人しか行けないからね」という感じに。意欲が落ちたのではなく、むしろその逆。競技がどんどん「好き」になる中で、代表選手や身近な先輩方の動きの凄さを理解し、具体的な目標がたくさん生まれました。夢を描くよりも目の前にある目標を１つ１つ乗り越えたいという心境なのでしょう。
夢と目標。
僕の中では夢と目標は明らかに違う。そしてほとんどの人が夢を持てていない。
— Keisuke Honda (@kskgroup2017) July 9, 2017
目標は今の自分でも頑張れば実現できるターゲット。
夢は今の自分では頑張っても不可能なターゲット。
子供だけでなく大人が新たに素晴らしい夢を持つことが出来れば世界はもっと素晴らしくなるはず。
私は普段、経営のアドバイスで「短期的・中期的・長期的な目標をたて、その核となるビジョンを持ちましょう」といいます。目標の先に実現したい夢があるけれど、目標を乗り越える原動力は夢を追う心だろう。
そんなビジネス思考を家庭にもちこんで「目標と同じように、夢も大切にすればもっといいぞ～」なんてことを、おせっかい親父（私）は思うわけです。
当時の夢を嬉しそうに振り返る三笘選手と田中選手の特集を見た後、さっそく長女と「夢と目標」の話をしました。最初は今まで通り、すぐに達成したい目標、次に取り組みたい目標、3年生になったら、4年生になったら……と目標が続きます。目標はすぐ出るけれど、夢となると少しぼんやりに。そこで選手が書いていた卒業文集の話を振り返り、シンプルに「憧れでもいいんじゃない？」と提案してみました。すると楽しそうに語っていた選手たちに影響されてか、夢がポンポンとでてきました。
これから試練や挫折を経験し、萎んだり、崩れたりする場面があるでしょう。でも、「好き」という気持ちがあるなら、夢をもつことに遠慮する必要はない。そんなことを代表選手たちが教えてくれたようです。
今の代表の頑張りは、次の大会、次世代に繋がるもの。W杯も、オリンピックも、様々な分野での挑戦も。今までもなんとなく理解していましたが、今回目の前で子どもたちが勇気づけられた様子を見て、改めて実感しました。
違う競技に夢中な我が家にも刺激があったくらいですから、世の中のサッカー少年・少女たちは今、やる気が満ち溢れているでしょうね。
その姿、
ブラボー！！
双子さんのほうは、夢の話より
サンタさんのプレゼントに夢中です 🎅
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