マンダラチャートで自ジャンルを深掘りしてみる。
相変わらず時間が流動的なので小説は書けず、しかし小説のための作業がしたくて、ひとまず「ミステリーの書き方」の本など読んでみたり。章ごとの区切りがあるので助かる…。
そしてマンダラチャートを使って自分自身のジャンル(書けそうなこと)を深掘りしてみました。いらない紙の裏に手書きでですが。
まず、マンダラチャートって何よ?
マンダラチャートとは。プロ野球選手の大谷さんがやっていたということで最近広まっている思考法のひとつですね。NOTEでも解説して下さっている方が何人かいらっしゃいます。こちらの方など分かりやすいです。
大谷さんはマンダラチャートで「プロになって活躍するために今後どうしたらいいか」を考えたそうで、これによって「そのために具体的にどう動いていくか」の行動目標を定めて、日々の練習に励んだそうです。
その結果は皆さん既にご存知の通りですね。…ポジティブな方向性はもちろん、ここ最近の一部ネガティブな面も含めて。
彼をこの先どう評価するかはさておき、この思考法が「使える」のは確かだと思うわけです。
なので、自分でも使ってみることにしました。最近ずっと気にしている「自分の方向性」について深掘りしてみたく。
マンダラチャートで自分のジャンルを考える。
大ジャンルから考えてみる。
自分が書く小説のジャンルについてはこれまでも何度か「ミステリーかホラーかサスペンスかその辺~」と言及しているわけですが、一言でホラーと言っても、ホラーにも色んな方向性がありますよね。ゾンビとかスプラッタとか。大ジャンルの中に小ジャンルがあります。
あと、ホラー・サスペンス・ミステリー以外でできそうなジャンルも考えたいなと。小説だけに限らず、NOTEで書くものに関しても、猫とアガベ以外でネタとしていけそうなこと、何か…!という気持ちです。
で、手書きでその辺にあった紙に書いてみたのが、こちらの表ですね。めたくそ字が汚い。
まず考えるテーマは、ど真ん中の「いけそうなジャンル」です。そして思い付くジャンルを囲むように挙げてみます。
ホラーとミステリー。これはもう分かっているのですぐ書けました。あとは恋愛もの。一応二次創作でずっとやってきてましたし、それなりに。好き・よく読むものとしてはファンタジーとSF。
ここまできて、手が止まりましたね。そういや他のジャンルは全然手を出してないんじゃ…?と。
先にホラーとミステリーのカテゴリーを埋めてしまうことで、何となく派生して残りの子供向け・社会派・時代ものは思い至りました。
子供向けミステリーや公民館の図書館で子供の頃に借りた本たちのことを思い出したり、昔は祖父と祖母と暮らしていたので「時代劇はよく見ていたなぁ」と考えたり、たまにNOTEで語る世代とか生き方みたいな話は社会的なことだな…とか。
①ホラーというカテゴリー。
ホラーのカテゴリーでやれそうな主な小ジャンルを考えてみます。まず、「人間怖い系」と「人外怖い系」の2つが上がってきます。まぁ、どっちにしろ人でなし、ですね。
人間怖い系で考えると、まず「血が出て怖い」のスプラッタやスラッシャー方面と、「血が出ないけど怖い」の精神的なサイコホラーの2パターンが考えられます。実質的に武器など持って襲いかかってくる血を見るようなパターンと、肉体は無事でも心に多大な負担が来るようなパターンです。
実際の好みはスプラッタやスラッシャーというよりは夢野久作先生や乱歩先生的なグロフェチ耽美系統だと思うんですが、他人から見たら全部まとめてグロだろうな。脅しながら指の骨折る系とか拷問系もグロなんだろうな。性的なことも含めたエログロも、そうだろうな。
人外怖い系では、「リアルに地球上に存在する動植物怖い」と「リアル動植物がわけあって別の方面の化け物になったり、ファンタジーやSFなどの異世界的な生き物が怖い」が考えられます。
熊やサメなど野生の生き物。吸血鬼やフランケンシュタインやゾンビのようなSF的な異形。異世界ならゴブリンとか。あとは悪魔や幽霊などのオカルト方面。あとは「土地が怖い」系。田舎の独自の風習とか、土地独自の神様とか、都会ならではとか、ネット上での都市伝説とかもですかね。
よって以下の小カテゴリーが想定されます。
②ミステリーというカテゴリー。
ミステリーのカテゴリーでやれそうな主な小ジャンルを考えてみます。これは前にも言及しているので「サスペンス」や「奇書系」は普通に埋まります。「暗号・パズル解明」や「警察小説(お仕事もの)」や「探偵もの(警察・探偵職以外の職業の人の捜査ものも含む)」も埋まりました。
あとは「詐欺りたい」という欲求があるので、ここに叙述トリックや時刻表トリックなどのトリック系が入ってきます。そして犯人やヤバい奴が主人公な展開を好むので「倒叙ミステリー」が来ますし、ホラーの各要素が入ってくることで読む側にとっては心が重くなる「イヤミス」の仕上がりになると思います。
よって以下の小カテゴリーが想定されます。
③ファンタジーというカテゴリー。
ファンタジーについてはあまり語っていませんでしたが、普通に好きでよく見ています。異世界ものもハリポタなども流行ってますしね。
あと、ゲームもあんまり難しいアクションなどは操作できないのですが、幻想水滸伝やアトリエシリーズやペルソナシリーズなど好きですし、夫がやっているゲームを横で見て壮大なストーリーやキャラを追うのも好きです。
なので「ハイファンタジー」も「ナーロッパ的なローファンタジー」も好きですね。定番の「剣と魔法」とか「勇者と魔王」とか「異世界転移・転生」とかも。それと陰陽師とかの「和風ファンタジー」も好きですし、ヨーロッパや日本以外の国モチーフのファンタジーも好きです。中華とかアラビアンとか、そういう「歴史のifもの」あたりも嫌いじゃないです。あとマヤ文明とかの既に滅んでしまった「オカルト文明モチーフ」とかも。廃墟好きなので。
よって以下の小カテゴリーが想定されます。
④SFというカテゴリー。
SF、地味に好きなんですよね。「宇宙」や「素粒子」や「次元」なんかのニュートンとかの学術系の本も本棚にあります。宇宙人との交流はポジティブなものでもネガティブなものでも良い。人外人外。「時間・歴史改変・タイムスリップ」あたりも好きですね。「時間系」の亜種になるかもですが、「ループもの・セカイ系」も好きです。
あとは「サイバーパンクとかスチームパンク」みたいな、本当にちょっとした分岐で現代社会とは全然違う文明が生まれている感じや、色々あって世界が滅んだりディストピアや滅びの道を進んでしまう「終末系」の世界。廃墟廃墟荒廃荒廃。あとは「特撮」的な、ロボットとか擬体とかオートマタとか改造人間とか、高度な技術によって我々が知る「生身の人」ではなくなってしまったメカメカしい人的な存在や、動物モチーフのメカや機械など…また人外かよ!
よって以下の小カテゴリーが想定されます。
⑤恋愛ものというカテゴリー。
自分の書いたものを見て、恋愛もの1本で戦うのは弱いな…とつくづく思うのですが、他のジャンル×恋愛なら何とか戦えそうだなと思っています。需要もありますし人間ドラマの基本とも思います。
「男×女」「男×男」「女×女」「女×男」、どれも等しく好きですし、「人外×人間」も大好きです。老人×孫くらいみたいな「年齢バランスおかしい」みたいな関係性もさして嫌悪はないですし、「性別がない人の恋愛」なんかも楽しそうです。
あと、本当に「サイコパスや特殊性癖みたいな人でなしがまともな恋愛出来ないという展開」も好きですね。まあ愛した結果or愛さなかった結果の人死になどもたまにはあるかもしれませんが。って、さっきからコイツ、人でなしのことしか語ってないような…?
よって以下の小カテゴリーが想定されます。
⑥子供向けというカテゴリー。
さて、ここからは考えることが難しかったカテゴリーです。⑤までを一通り埋めた後に「何かあったっけ…?」と探したのでした。
それで、昔楽しかった児童書のことなど思い出したのでした。よく地域の公民館併設の図書館で本借りて読んでましたね。あとは学校の図書館と、ティーンズハートとコバルトの友達うちでの回し読み。比較的本読む子供でした。
童話っぽい語り口も、わりと好きだったりしますね。ホラーに向いてる…なんて。ホラー×子供ネタはいいぞ…。青髭とかも普通にホラーだったよね。思えば毒を盛られたり仮死になったり眠らされたり狂った継母や義理の姉からの執拗ないじめにあったり、童話のお姫様たちも大概だよな。
当時は「謎解き」「冒険」「ファンタジー」あたり、よく読んでいた気がします。モモとかアルジャーノンも、これも結構な怖い話だよね。
基本「親や家族」「友達」「先生」との関わり関連がテーマになる気がします。もっと成長すると思春期ならではの「青春もの」ですかね。それから「知らない人」との関わり関連。知らない人・もの・ことと関わることこそが、子供にとってホラーかつサスペンスというか、子供向け作品で用意されている「主人公にとっての最大の脅威」なのかなと。その克服が成長に寄与する感じで。
よって以下の小カテゴリーが想定されます。
⑦時代ものというカテゴリー。
これもよくよく考えた結果、やっと出てきた方向性です。実は私、歴史小説に対しては、すごく書けない気持ちが強くて。何でかっていうと、「正史の歴史ものには子孫の方がいるから」です。
二次創作で死ネタや極端なギャグやキャラ崩壊などの思いきったストーリーを書けなかったのと同じく、子孫の方が確実にいらっしゃると思うと、何でか書けないのですね…。
だからそういう意味では、日本の戦国時代ものは絶対書けないんですが、逆に中華の三国志は頑張れば書けるかもしれない、という。ただ、三国志は知識が追い付かなくて、って意味の方で書けないわけですが。読むのは好きです。三国も戦国もですが、あと秦の時代のキングダムとかも楽しく読んでますし。
ただ、祖父祖母と住んでたので、めちゃくちゃ時代劇は見てて。暴れん坊も金さんも大岡さんも黄門様も仕事人も銭形さんもみんな見てました。
でも、子供の私はそれらの時代劇を、決して勧善懲悪ものとして素直に見ていたわけではなかったのかもしれない…と今回の分析でふと気づいてしまったんですね。
暴れん坊と金さんと大岡さんと黄門様、みんな城下町に出る時は身分を偽装してるんですよね…。ヒエッ…。コイツ、勧善懲悪ものを一部「身分偽装系詐欺、権力者による俺強ぇ無双もの」として見てやがったふしがあるぞ…!
仕事人は殺す側視点アウトロー寄りの話で人でなしたくさん。殺し方にも個性とバリエーション有り。銭形さんは警察ものの江戸ならでは和風版で捜査と逮捕=捕物だよね。
えっ、本当に年齢1桁の頃から既に詐欺と殺しと事件もののホラーサスペンスじみた物語にしかてんで興味なかったわけ…?こっっわ。我ながらドン引きですよ…。なんてガキだ。
というわけで、時代劇的な物語の「時代もの」や「チャンバラな剣豪バトル展開」や事件捜査と逮捕の「捕物」やアウトローな人たちがハードボイルドに仕事する「股旅もの」みたいなものはわりと可能性あるんではと。
そんで、忍者とか妖怪、つまり「伝奇もの」ですね。妖怪だけでなく、忍者からも一部アウトローな人でなしの気配がしますね。
私、全然いける気がしてきました(ガン決まった目つき)。江戸時代のお勉強必須ではありますが、ホラー・ミステリー・サスペンスを組み合わせればいける気がします。単純にしっかり時代の勉強をすれば「江戸ならではのお仕事・生活もの」あたりも少しは書けるかもですし。
あとは「日本における古代文明」、卑弥呼くらいの時代だと巫女という特性で呪術系に寄ると思うのでホラー展開も難なくいける気がしますね。ここまで過去になるとさすがに名乗りを挙げる子孫もいないでしょうし。笑。まだ分かってないことも多い時代なのでイメージを作るのが大変そうではありますが。
それから「歴史if」。もし昭和や平成がもっと長く続いていたら…とか、別の年号になっていたら…とか、コロナがなかったら…みたいなこと、たまに考えるんです。
既に説明したそんな感じでノンフィクションに近くなる形の歴史小説ほど書けないんですが、ifものはただの妄想で史実じゃないので、荒唐無稽なifストーリーほど、苦しまずに書けるかもしれません。ちょっと時間系SFじみてきますが。
よって以下の小カテゴリーが想定されます。
⑧社会派系というカテゴリー。
これは小説というよりはNOTEでの記事の方が分かりやすいかもしれません。ミステリーのジャンルにも社会派系がありますが。
既にNOTEでは「生と死について」「世代について」「世間様との関わり方」「メンタルヘルス関連」「まともな生き方」あたりにはざっと触れているかと。
NOTEでやってない「マスコミ」「リベラルと保守」「フェミニズム」あたりは、むしろ小説で触れたい方向性ですね。
ぶっちゃけ、この3テーマは近々破綻→それに変わる新しい概念が爆誕するかもしれないと感じていて。ただの素人の予感でしかないんですが、それを追いたいんですね。どの組織も時代の変化的なことで今までのままの活動方針ではいられないんじゃないかなと。この当事者の方々が他の人にしばしば言う「アップデート」を、当人たちの想定とは違う意味で自ら強いられるんではないかと。
でも、これは私個人の勘でしかないし勘違いで終わるだけの話かもしれないので。引き続きの経過を見たいところです。この意見自体にお怒りの方いらっしゃいましたら申し訳ないです。が、個人的な私見です。
よって以下の小カテゴリーが想定されます。
ある意味納得のひどい結果に。
というわけで、どこまでもホラーとサスペンスとミステリーと人外と人でなしにしか興味ない人間だったんだな…と呆然としている感じです。
分析した結果、必ずしも明るいものが見える、ってわけじゃないんだなぁ…!笑。
なので、もう諦めてこの道を歩きますね…?あとは、遠慮はせず、頑張って全力で振り切っていこうとも思います。一応女だしグロはほどほどにしよう、とかもやめよう。全力でいくぜ~。
今後を思うと、文章力がどう、みたいな話ではなく、要は私個人のメンタルをいかに大きく振り切れるかどうか、って話のようでした。
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