鰯野つみれ

小説を書いたり、アガベ中心に植物を育てたり、猫2匹と戯れたり、漫画や小説を読んだり、軽…

鰯野つみれ

小説を書いたり、アガベ中心に植物を育てたり、猫2匹と戯れたり、漫画や小説を読んだり、軽くオタクだったり。

マガジン

  • 鰯野つみれの「小説書いてみた」

    小説書きリハビリ中の鰯野つみれが「グダグタ言ってないでとにかく書いてみようぜ?」と書いてみた小説の置き場。短編中心になると思います。

  • 鰯野つみれの「小説ってどう書くの?」

    丸10年近く小説を書くことから遠ざかっていた元同人女の、じたばたリハビリ実況中継。文章を取り戻せ!

  • 鰯野つみれの「植欲は今日も旺盛です」

    鰯野つみれが日々ついつい購入してしまうアガベなどの植物。その旺盛な植欲(植物保持欲)のまま買い漁ったものたちについてご紹介。

  • 鰯野つみれの「猫日記~蒼き流星」

    鰯野つみれと家族がパワー系飼い猫「あお」と「流星」に日々翻弄されるさまを定期報告します。

  • 鰯野つみれの「読むのだって大好きです」

    物語は書くだけじゃなくて読むことも好き。いくらか嗜好が片寄った鰯野つみれの「読む方」のお話。

最近の記事

  • 固定された記事

シュレディンガーはたぶん猫。[第1話]

見切り発車ですが、創作大賞「ホラー小説部門」に参加してみることにしました。応募期間は4月23日(火)から7月23日(火)までということなので、期限いっぱいまで、しばしお付き合い頂けると幸いです。 ジャンル説明・あらすじ。 第1話 第一章 「手に包帯巻いて異形を隠すのを、厨二病みたいって言うな」  学校から帰って自室で部屋着に着替えたところで、ふいに左の手のひらに違和感があることに気付いた。何の気なしに見てみたそれだけのはずが、俺は再度、今度はまじまじと自らの左手を凝視す

    • [長編小説]「シュレディンガーはたぶん猫。[第5話]」更新しときました。 https://note.com/iwashinotsumire/n/ncdca0d647396 片山の方が宮本よりメンタル打たれ弱い感じです。そして宮本が好奇心に弱すぎて、本格的に宇宙虫を観察した過ぎてそわついてきました。「猫」はひたすらマイペースです。

      • シュレディンガーはたぶん猫。[第5話]

        第5話 「さっきの光り方……三沢も……」  その青白っぽい光は、俺にとっては初めて見たものだったが、片山には既に覚えがあるものらしかった。呟きは実感に満ちたもので、奴は完全に呆然としていた。突然、仲間の完全なる死を突きつけられた形になったから。  コイツのさも不良っぽい見た目は軽薄にも見えるが、意外と情には篤いタイプだったらしい。  俺自身も、たった今実感として理解した。身をもって理解させられた。確かに、ミサワは「食い殺された」のだと。 「三沢はあの時、俺の横にいて。

        • 私なりの、長編ホラー小説の書き方(実践編)。

          元同人女、約10年のブランクを経ての「久々に長編小説を書けるようになりたい!」なリハビリのため、NOTEを始めたのが今年の2/8でした。 それから丸4か月。 いくつかリハビリ短編を書いたり、参考資料になり得る読書をしたり、過去のやり方を思い出してみたり、全く書いたことがないジャンルたちを新しくお勉強したり、時には関係ない他のことや植物や猫に逃避したり…。 そして6/10に創作大賞のホラー小説部門向けの長編連載を何とか開始できました。「シュレディンガーはたぶん猫」現在第4

        • 固定された記事

        シュレディンガーはたぶん猫。[第1話]

        • [長編小説]「シュレディンガーはたぶん猫。[第5話]」更新しときました。 https://note.com/iwashinotsumire/n/ncdca0d647396 片山の方が宮本よりメンタル打たれ弱い感じです。そして宮本が好奇心に弱すぎて、本格的に宇宙虫を観察した過ぎてそわついてきました。「猫」はひたすらマイペースです。

        • シュレディンガーはたぶん猫。[第5話]

        • 私なりの、長編ホラー小説の書き方(実践編)。

        マガジン

        • 鰯野つみれの「小説書いてみた」
          9本
        • 鰯野つみれの「小説ってどう書くの?」
          22本
        • 鰯野つみれの「猫日記~蒼き流星」
          5本
        • 鰯野つみれの「植欲は今日も旺盛です」
          8本
        • 鰯野つみれの「読むのだって大好きです」
          7本

        記事

          [長編小説]「シュレディンガーはたぶん猫。[第4話]」更新しときました。 https://note.com/iwashinotsumire/n/n3fdbb83ba186 やっとジャンルが明らかに。SFホラー(虫系)ですね。あと第3話で宮本が眼鏡かけてるのに喧嘩中外れる描写してなかったので追加で推敲して更新しています。忘れてた。

          [長編小説]「シュレディンガーはたぶん猫。[第4話]」更新しときました。 https://note.com/iwashinotsumire/n/n3fdbb83ba186 やっとジャンルが明らかに。SFホラー(虫系)ですね。あと第3話で宮本が眼鏡かけてるのに喧嘩中外れる描写してなかったので追加で推敲して更新しています。忘れてた。

          シュレディンガーはたぶん猫。[第4話]

          第4話 「ちなみに、この口も目も、互いに連動してる……。お前にもそれは分かっているはずだ。そうだろ?」  確認の問いを口にしながらも、やっばり視界のブレはつらかった。気持ち悪い。今は驚きのあまりに片山が「そっちの目元」に手を当てたまま固まってくれているのが、視界に振り回されないで済むから、心底ありがたい。が。 「ってことは、やっぱりお前の犯行じゃねぇか……!!」  再度、怒りを取り戻した片山は俺の首元を掴んで揺さぶってきたので、俺はますます吐き気をもよおしてくる。この状

          シュレディンガーはたぶん猫。[第4話]

          [長編小説]「シュレディンガーはたぶん猫。[第3話]」更新しときました。 https://note.com/iwashinotsumire/n/n9aee5f03f224 バトルとかちゃんと書けてるのか分からないぜ。ここまでの乱闘初めて書く…たのしーい!!キャッキャッ!!微妙にジャンプとマガジン臭がする…うんそれで生きてたから…

          [長編小説]「シュレディンガーはたぶん猫。[第3話]」更新しときました。 https://note.com/iwashinotsumire/n/n9aee5f03f224 バトルとかちゃんと書けてるのか分からないぜ。ここまでの乱闘初めて書く…たのしーい!!キャッキャッ!!微妙にジャンプとマガジン臭がする…うんそれで生きてたから…

          シュレディンガーはたぶん猫。[第3話]

          第3話  あくびを噛みしめながらの一限目の数学が終わる。するとすぐに山瀬、数十秒後には松岡も寄ってきた。 「てか、どうしたん、その手。厨二病コス?」 「何か出る設定?黒龍波とか」  開口一番、昨夜の真由美と同じような指摘をされて、俺はその時と全く同様の渋い顔になる。  ひとりで包帯を巻いて結ぼうとした場合、自然と右手と歯を使って結ぶことになるため、ちょうど手首から八センチメートルほど上のところに結び目がきている。広めのゾーンが包帯の真っ白に覆われている状態は、さも「それ

          シュレディンガーはたぶん猫。[第3話]

          お猫様と植物様のためにシェルフ棚を設置する。

          えー、小説にも小説の書き方にも全く興味持たれてはないけどうちの日記的な記事を拝見して下さる、主に植物と猫をお求めの皆様、お待たせしました。久々に植物と猫に関する?フツーの日常っぽい記事です。 小説書くって「普通の人のまともな日常」じゃないから、書かない方から見ると本気で何言ってんのかも謎で困惑するんよな!知ってるぜ!! とはいっても、今回は植物や猫というより、棚の設置メインなんですけどね。 ベランダ工事の間に部屋に入れていた外用の棚をベランダに戻して、外に出せる植物はな

          お猫様と植物様のためにシェルフ棚を設置する。

          [長編小説]「シュレディンガーはたぶん猫。[第2話]」更新しときました。 https://note.com/iwashinotsumire/n/n9f834bcd07b2 土日用事あったのと、だいぶ軌道修正して書き直したので遅くなりましたが、更新です。段々と業が深い感じになってきたぜ!

          [長編小説]「シュレディンガーはたぶん猫。[第2話]」更新しときました。 https://note.com/iwashinotsumire/n/n9f834bcd07b2 土日用事あったのと、だいぶ軌道修正して書き直したので遅くなりましたが、更新です。段々と業が深い感じになってきたぜ!

          シュレディンガーはたぶん猫。[第2話]

          第2話 ◇  じわじわと蝉が鳴いていた。その鳴き声に混ざるのは、人の泣き声だ。真由美が、妹が、俺の足元に座り込み、わんわんと泣いている。蝉しぐれに負けない声量で。 「おにいちゃんが、セミのこと、ころした」  嗚咽交じりに父さんに告発するのを耳で聞きながら、俺は自分の両手の中を見つめている。コロリと力なく転がる蝉の体には、いくつかパーツが足りない。汗ばんだ指の股には千切れた脚らしきものが張り付いている。はらりと二枚の羽が地面に落ちた。 「ちがう……ぼく、セミのこと、す

          シュレディンガーはたぶん猫。[第2話]

          ホラー連載開始直後に「ぼぎわん」を読んだ話。

          先日から考えていたホラー連載「シュレディンガーはたぶん猫。」の1話目を、小説大賞のホラー小説部門に参加しようとして、えいや!と更新したわけです。 それで投稿したところで、他の参加者様の作品リストが目に入り。題名と記事の写真のイメージだけしかまだ拝見できていない状況ですが、「アレ…私だけノリというか毛色が違うくない…?」と不安になってきまして。 私の思う恐怖と人様の恐怖のチャンネル、微妙に違うくない?などと。 ホラーってそもそもどんなやったっけか…?と不安に思ってきた結果

          ホラー連載開始直後に「ぼぎわん」を読んだ話。

          [長編小説]「シュレディンガーはたぶん猫。[第1話]」更新しときました。 https://note.com/iwashinotsumire/n/n584b9c63cdb4 見切り発車になりますが、創作大賞「ホラー小説部門」に参加してみることにしました。長編なので書き上がったところから更新していきます。無茶過ぎる、ドキドキする…!

          [長編小説]「シュレディンガーはたぶん猫。[第1話]」更新しときました。 https://note.com/iwashinotsumire/n/n584b9c63cdb4 見切り発車になりますが、創作大賞「ホラー小説部門」に参加してみることにしました。長編なので書き上がったところから更新していきます。無茶過ぎる、ドキドキする…!

          乱歩先生の「孤島の鬼」が今の私に最適過ぎた話。

          かここ最近の私はというと、「んああ~!小説本文書きたい~!!」とわめきながら、ミステリー小説のプロットを詰めながら、BL展開有りホラー小説を思いつきで書く、みたいなことをやっているわけですが。そこに「孤島の鬼」という読書をキメるともろもろタイムリー過ぎたよ、というのが今回のお話です。 すげえな乱歩先生、「孤島の鬼」だけで最近の私が小説でかかずってること、全部網羅してたわ。 ・同性愛展開 ・異形系ホラー ・ポエムで宝探し探偵 1冊読むだけで3得みたいなやつだった。積ん読の

          乱歩先生の「孤島の鬼」が今の私に最適過ぎた話。

          アガベの植え替えをしまくったよ。

          梅雨になるまでに植え替えしたい…!と頑張ったので、今回はアガベの記事です。 実は突発的に思い付いたホラー系小説の1話分くらいを書いていたりもするんですが、思いつきゆえに2話目以降のことを何も考えられてないありさま(アホ)なので、ちゃんと連載できそうな情勢までこぎ着けたら改めて公開したいと思います。 ただBLかつ18禁の可能性もあるので、その時は投稿サイトに載せてワンクッション置くかもしれない。エロ書きたい気持ちもホラー書きたい気持ちも等しくあるんだ…。詳細は後日確定してか

          アガベの植え替えをしまくったよ。

          ミステリーには反復横飛び的な思考が必要らしい。

          引き続きまだまだ長編小説、まとまっていませんね。アガベの植え替えや水やりをしながらもずっと考え続けています。 今回も書きながら自分の作品への考えをまとめるためのメモ回です。 この段階でポエムのみならず、あらすじ詳細や国の歴史をも詰めることに。 ひとまず「探偵役がポエム的な記述を元にして宝を探す系ミステリー」を書くにあたって、じゃあそのポエムの本体を作ろうぜ!というのが前回までの流れだったわけですが。 …すっかり失念していました。 こういうポエムな宝探し系の物語の場合、

          ミステリーには反復横飛び的な思考が必要らしい。