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老々介護と閉じこもりと同居と台風が一度にやってきた!

どうも、岩沢兄弟・弟のたかしです。

いま、祖母の自宅を改装していまして、変則的な4世代同居生活をしています。そんななか、私の暮らす千葉県千葉市にも、先日の台風20号で避難勧告が出ていました。

90代後半の祖母と70代前半の両親、40代前半の夫婦に2歳の子供。そんなメンバーで一つの家で暮らしているところへ避難勧告です。

家にあるのは、5人乗りの車。

足の不自由な祖母や未就学児と避難所へ移動する方法をシミュレーションしながら、これは我が家の「川渡り問題」だなぁ。

などと防災用品を確認しながら思ったわけです。

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△ホームセンターは養生テープが品切れでした

自動車など移動手段もそうですし、子どもや高齢者は情報収集の手段も限られてしまうわけで、改めて災害時には社会的弱者はより孤立しやすいなと実感しました。

幸いにも我が家は、浸水などの大きな被害はなく、結果的には避難所へ移動することもなく乗り切ることができました。

周辺地域では、被害の大きい地区もあり、復旧には時間がかかりそうです。

機能不全を起こしつつある、実家の「ソフト面」も修繕を

さて、祖母宅の改装ですが、岩沢兄が生まれた年に建てられた2階建ての住宅は、大きな改修をすることなく45年が経っています。祖母が人生の半分近くを過ごした場所でもあります。

当然、家のハード面には色々と不便も出てきているので、キッチンなどを予算内で交換・修理しながら、間取りの変更や家具のレイアウト変更などを行っています。

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△実家で改装作業中の兄・ひとし。

それと同時に、機能不全を起こしつつある、家の「ソフト面」を改善することも考えています。それは、家族間コミュニケーションの問題

90代後半の祖母を介護する70代の母にとって、ほどよい距離とは? 退職後、一日中テレビを見て閉じこもりがちな父に、コミュニケーションを促すには何が必要? 家族内での役割は固定されるべきなのか、フレキシブルであるべきなのか?

簡単には答えが出ないことですけど、いま何かしらの変化を促さないと、一人ひとりの関係性や家の空気が「固まった」ままになるという危機感があります。

(積極的なコミュニケーションを取るために、イベントやレクリエーションをしようということではなく「それぞれが佇んでいやすい距離」を作っていく方向で)。

実家でのプロジェクトは、身近であるからこその難しさはありますが、行き詰まらない程度に向き合っていこうと思います。

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△改装の間、岩沢弟の家で暮らしていた祖母(90代後半)も、新しくなった自分の家に帰還。まだ小物類は片づけ中ですが、水回りや床、照明などを刷新した家には満足の様子。

(いわさわたかし/岩沢兄弟)


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