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俳優という【職業】を自分で職業にする考え方とは・・・。〜自分の企画書を作ってみよう!!〜



記事をお読みいただいて、ありがとうございます。

俳優・アクティングコーチ・監督
Hangout Acting Studio 代表 松﨑です。

初監督作品『日めくりの味』の完成に向け、絶賛作業中です!



さて、今回は俳優という職業をどう職業にするか・・・というお話し。



ありがたい事に、弊社で運営しているHangout Acting Studio(X アカウント @hangout_acting)には現在、過去最多数の俳優の方々が日々アクティングトレーニングに励んでいます。

火曜日クラスの一コマ。【人を信用する】為のトレーニング


たくさんの俳優の方々を見てて、最近思うんですね。

『世の中の何パーセントの人が自分の好きなことでご飯を食べていけているんだろう・・・?』


好きなことでお金を稼ぐことってとても大変なこと。
どの仕事も大変だけれども、俳優という仕事はその中でも特に大変な分類に入ると思います。


しかし、現実で残念な事に俳優と名乗っている人で本当の意味で俳優が【職業】になっている人は決して多くないような気がします。


『大手のプロダクションに入りたい!』

『とにかく早く事務所を探さなきゃ』

『手当たり次第に監督やプロデューサーのワークショップに参加して作品に出るんだ!』

『早く売れたい!!』


気持ちは分かるんです!
それぞれ自分の人生の中で年齢のことや様々な事情で焦ることもあるでしょう。

でも、今現在の俳優活動が漠然としていませんか?抽象的ではありませんか?
せっかく俳優を職業に選んだのなら、ちゃんと職業にしなくてはいけないと思うんですね。
そのためにはまず考え方を見直す必要があります。




俳優は【自分が商品】です。

では、自分という商品をどう売る・・・?


売るための具体的な方法を考えなくてはいけません。
・・・でも、そのためには商品のことを分かってないと買ってもらうために具体的に動けませんよね。

例えば・・・

俳優は『自分がやりたい役』と『自分がやれる役』は違う。


これも自分を知るということの一つです。

ちゃんと自分を知り、目標を定め、達成させるため未来に向けて何をすれば良いのかを今回の記事ではシェアしていこうと思います。





これを読んでいただいている俳優のあなたは【企画書】というものを見たことがありますか?
もしくは作ったことがありますか?

ビジネスの世界では様々なプロジェクト毎に企画書というものがあることは分かりますよね?

映画業界も作品の企画が立ち上がる時に、その作品を実現させるために企画書を作成します。

その中身は『タイトル』『企画意図』『決定キャスト or 仮想キャスト(※まだ決まっていない場合)』『原作紹介』『製作スタッフ紹介』『ターゲット層』『売上げ想定』『波及効果』など、その作品によって内容は様々です。


そんな企画書を【自分】というものに置き換えて作ってみましょう!

・俳優を志した理由とは?【企画意図】
・目指す媒体(夢)と狙える媒体(目標)【ターゲット層】→広告?映画?テレビ?舞台?
・競合になりうる俳優や目指す俳優【仮想キャスト】
・半年後、1年後の俳優としての売上げ【利益設定】    など


書ける内容は人によってたくさんあると思います。
なるべく細かく、具体的の方がいいですね。


最初は見よう見真似でいいと思います。
企画書らしくなくてもいいし、パワーポイントではなく手書きでもいいと思います!
ネットで検索すれば何かしらの企画書は出てくると思いますので参考にするのもありですよね。

大切なのは作成して、やるべきことを具体的にすることです。


先日、お世話になっているキャスティングの方も仰ってました。

『自分が明確な人はプロフィールが違う』


そりゃそうですよね。
だって、自分をどう買ってもらう(キャスティングしてもらうか)か知っているわけですから、日常の過ごし方も写真の撮りかたも具体的です。

日本では【お金を稼ぐことがどことなくいけないこと】のような風潮があります。
でもほんとにそうでしょうか・・・?
もちろん、お金が全てではありません!!
でも・・・

【経済力を持つ】


ということはとても大切です。
だからこそ、『しっかり俳優として良い仕事をして、ちゃんとお金を稼ぐ』という意識は大切だと私は思います。
だって職業ですから。



太平洋のど真ん中で迷子になったら、どこに向かって船を進ませればいいのか分かりません。
しかし、日本があっちでアメリカはこっちでオーストラリアがそっちでヨーロッパが向こうだと方向が分かれば、船を出せます。


『自分が俳優として何をするべきなのか?』が具体的であればそれをやればいいですよね。
それは演技も同じ。
感覚的な訓練をするよりも、より目的がはっきりとした具体的な手段で技術にした方がいい。


自分の考え方や発想・価値観の角度を柔軟に少し変えると、今まで見えなかったことや気付かなかったことが改めて発見できたりします。

これを書いている私も日々失敗ばかりです。(苦笑)
しかし大切なのは他人の意見を聞いて素直に受け入れ、自分を見つめて【失敗】を【経験】に変えて、成長することだと思います。

私も頑張ります!

皆さんも頑張っていきましょうー!!


これを読んでくださった方が今よりも未来に向けて1センチでも進むためのものになったら幸いです。






最後に告知です。

4月に井上 潔 プロデューサーを講師にお迎えして初開催した、

Hangout Acting Studio 主催『S・W・S』(Special Work Shop)

が大好評につき、当初の予定よりも早く第2弾を6月に開催する運びとなりました。

【参考サイト】
前回の『S・W・S』(Special Work Shop)』について。
            ↓↓↓


第2回目のゲスト講師は・・・

田中大貴 監督です。


田中監督は、初長編監督作品である『PARALLEL』が【ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021】で【グランプリ&フィルミネーション賞】のW受賞。
その後、【田辺・弁慶映画祭2021 映画.com賞受賞】【LATITUDE FILM AWARDS 2021(イギリス) Gold Award受賞】など、映画祭で評価された後に劇場公開され、評判が評判を呼び、数館から全国に広がり話題作となりました。


現在、田中監督は次回作の準備を始めたとのこと。
田中監督自身も新たな俳優の皆さんとの出会いを楽しみにしています。

【田中大貴 監督プロフィール】
1994年生まれ。東京都出身。日本大学芸術学部映画学科監督コースを卒業し、現在はフリーランスの映像ディレクターとして活動中。大学の卒業制作として制作したヒーロー映画『FILAMENT』が、沖縄国際映画祭やカナザワ映画祭で審査員特別賞など、ジャンルの垣根を超えて国内外の様々な映画祭で入選・受賞を果たす。長編初監督作品『PARALLEL-パラレル-』が、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021で長編部門グランプリを受賞し、田辺・弁慶映画祭では映画.com賞を受賞。海外の映画祭では満席回が続出し、韓国で配信が決定するなど、海外からも高い注目を集めている。

『PARALLEL-パラレル-』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=xklwdBDC0Qk&pp=ygUPUEFSQUxMRUwg5pig55S7


受賞歴(一部)
映画『PARALLEL』(84分)
・ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021 グランプリ、フィルミネーション賞 W受賞
・田辺・弁慶映画祭2021 映画.com賞受賞
・LATITUDE FILM AWARDS 2021(イギリス) Gold Award受賞

映画『FILAMENT』(30分)
・JPPA(日本ポストプロダクション協会アワード)2017 学生 映像技術 ドラマ部門シルバー賞受賞
・カナザワ映画祭2017期待の新人監督 審査員特別賞(ぶんまわし賞)受賞
・第4回 アジア学生映画祭2017 ノミネート
・第11回 田辺・弁慶映画祭2017 ノミネート
・第20回 京都国際学生映画祭2017 ノミネート
・第55回 Tokyo月イチ映画際 グランプリ受賞
・AOYAMA FILMATE 2018 短編映画部門 グランプリ受賞
・ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018 ノミネート
・沖縄国際映画祭2019 審査員特別賞受賞

【田中大貴 監督 コメント】
主催である松﨑巖夫さんとの出会いは『PARALLEL』にご出演いただいたことがきっかけでした。
これから様々な映像作品を制作していく上でもっとたくさんの役者さんと出会いたいと思っていたので、このような機会を頂けてとても嬉しく思います。
これからの映画制作と、更には海外への進出を一緒に目指していける方との出会いを楽しみにしています!

X(旧Twitter):https://twitter.com/Daiki_0515_?s=06

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『S・W・S』(Special Work Shop)』について・・・

『S・W・S』(Special Work Shop)』は、監督と俳優が会うためだけのよくある演技ワークショップとは異なります。
今、日本における演技ワークショップは殆どが監督やプロデューサーに演技を見せることや顔売りが目的の【オーディション】要素のワークショップが殆どです。
確かにそれも良いかもしれませんし、あって良いとは思います。
しかし・・・
自分でお金を払ってのオーディションや顔売りや繋がり作りをするって果たしていかがなものか?
それって、ちゃんと俳優としての自分への投資になっているのか・・・?
と疑問に思ってしまうのも正直なところです。

当スタジオ主催の『S・W・S』(Special Work Shop)』は監督やプロデューサーに自分をアピールするワークショップとアクティングコーチからの演技力向上のワークショップがセットになっています。
『参加して良かった!』『自分に投資できた!』と思えるものを創ろうということから企画したものが『S・W・S』(Special Work Shop)』です。

俳優は演技の職人でなければいけません!
だからこそ、常に演技力の向上に努めるのが俳優です。

監督やプロデューサーは演技のできる俳優を求めています!!

前回は、最終的にキャンセル待ちまで出るほどお申し込みいただきました。
今回も某オーディションサイトにて掲載して早くも枠の半数が埋まりました!!


参加申し込みはお早めに!
奮ってご参加ください!


詳しくはこちら!
↓↓↓↓↓↓↓↓v
【申し込みフォーム】
https://forms.gle/kPhNQSaraHGCDzD17




最後まで読んでいただいてありがとうございました!!


X (旧Twitter)アカウント
@IWAO_MATSUZAKI
@hangout_acting



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