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最近話題のヴィーガンって、実は環境問題を考えた食事だって知ってた?

私の若い友だちの一人である女の子に、自由が丘でヴィーガンカフェに連れて行ってもらった。「若い子はおしゃれね」などどおばちゃん気分でいたが、実はヴィーガンの根っこは、おしゃれ<環境問題、なのだそう。そこでヴィーガンについていろいろと調べてみました♪

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自由が丘のおしゃれヴィーガンカフェ"SHIRO CAFE"の彩り野菜の焼きチーズカレー 1,650円(税込) おしゃれなだけでなく、しっかり美味しい。

ヴィーガンとは動物性食品を食べない食生活を送ること。
ちなみに、ベジタリアン(菜食主義者)との違いは、ベジタリアンは卵や乳はOKにしているけど、ヴィーガンは卵や牛乳、バターなどの乳製品、ハチミツや海産物、コンソメなどの出汁類など、動物の骨やエキスが使われているものもNGだという点。より徹底しているのがヴィーガン。

また、その範囲は単に動物性食品を食べることを避けることから、あらゆる動物製品を避けることを含む(革、ウール、毛皮等々)。動物性食品を食べない、もしくは追加して動物製品を使わないということの実践とされる。(ウィキペディアより抜粋)つまり、単なる食習慣的なものではなく、その人の主義や生き方にまで展開していく哲学や思想とも言える。

私たちが安くて美味しいお肉を食べられるのは
彼らを大量に効率的に家畜しているから

ヴィーガンには、大きく2つの視点で世界を見ている。1つは同じ地球上の生物としての動物たちを愛護する気持ち。もう1つは環境問題との関連。どうやら、私たちがイチ消費者として見ずにいた事実がいっぱい隠されていたということらしい。

バタリーゲージと言われる養鶏場では、狭いゲージに詰め込まれた鶏が卵を生み出すためだけに飼育されている。

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HOPE for ANIMALSの写真を借用。日本のバタリーゲージの様子。2021年8月には内閣府の食堂ではゲージフリー(平飼いか放牧)の鶏の卵しか使わない、という宣言をしたそうです。

高級食材でもあるフォアグラもそう。あひるやガチョウをただ肥え太らせてフォアグラ(肝臓)を肥大化させるという飼育方法が問題視され、世界中で禁止条例が発令されたりしている。

豚などは妊娠スケールと呼ばれる狭いゲージに閉じ込められ、食べて寝て子どもを産むために、飼育されている状態。。。

HOPE for ANIMALSの動画より。方向転換もできない狭いゲージ。。。

「安くて美味しい肉を食べたい」という思いが
アマゾンのジャングルを破壊している

続いて、もう1つの視点の環境破壊との関連性について。
世界中の森林伐採が行われており、人為的な森林火災も多々発生しているのだという。すると、アマゾンのジャングルのような場所が牧草地になり放牧が始まり、農地として大豆やとうもろこしが作られるようになる。それらは牛の飼料として使われるためのものだ。

一見、何の問題もないように聞こえるが、熱帯雨林のジャングルが砂漠化していくという現象が進んでおり、そこに生息する生態系が崩壊し、強いては世界の気候や気象パターンにも影響を及ぼすような大事件なんだとか。

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家畜のために世界が消費しているエネルギーや
食糧を他に使うことができたとしたら?

家畜が成長するためにはかなりの量の飼料が必要となる。実は、地球上に存在する農地のうち、実に約80%が家畜を飼育するための放牧地や飼料用農地に使用されているのだそう! さらに淡水消費量の27%が食肉や乳製品のためなのだそう。

1キロのステーキを作るために必要な穀物は25キロ、水は1万5000リットル。そんなに大量の資源を投入して育った食肉や乳製品などの家畜から、人間が得られるカロリーはほんの18%。家畜に与えた穀物を飢餓で苦しむ人にまわしたら、35億人が救える量なんだそう。
(↓こちらの動画を参照 2018年)

私たちの暮らしと、世界の問題は繋がっている
知らないことの暴力を知ろう

問題はまだある。家畜とその副産物は、年間少なくとも32,000百万トンの二酸化炭素(CO2)を占めており、これは全世界の温室効果ガス排出量の51%に相当しているのだそう。また、CO2の20〜70倍の温室効果を持ったメタンガスを、家畜は排出しているという点も注目されるべき点。

つまり、私たちが大量の肉を食べていることは、CO2排出をめちゃくちゃ促進させてしまっているということ。

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家畜の問題は、私たちが「美味しい肉を安く食べたい」という欲望から生まれている。私たちの欲望にはキリがない。安ければ安い方がいいと思うし、同じものは安い方を買おうとする。その商品が店頭に並ぶまでの物語は気にしない人がほとんどだ。

そして、私も含め「そんなつもりはなかった」と知らなかったから仕方ないってことでいいのか? なんか違う気がしちゃうよね。

まずは知ることから始めたい。そして、知った上で判断できるようになりたいと思う。

次回はヴィーガンを上手に楽しみたい人向けのお話です♪


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下町の2D&3D編集者。メディアと場作りのプロデューサーとして活動。ワークショップデザイナー&ファシリテーター。世界中の笑顔を増やして、ダイバーシティの実現を目指します!