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私的音楽アーカイブ1(エリックドルフィー他)

1. Tommy February:Tommy airline
2. スピッツ:色色衣
3. グレイプバイン:イデアの水槽
4. J.J.ジョンソン&カイ・ウインディング:JAY&KAI
5. ジョン・コルトレーン:Ballad Trane
6. エリック・ドルフィー:OUTWARD BOUND
7. クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ:at BAISIN STREET
8. マイルス・デイヴィス:SKETCHES OF SPAIN
9. チック・コリア:RETURN TO FOREVER
10. キャノンボール・アダレイ:SOMETHIN’ ELSE

●6.エリックドルフィーは僕の人生に彩りを加えてくれたジャズミュージシャンの一人である。何を大袈裟な、という人もいるだろうが、事実間違いなくそうである。なぜか。ドルフィーこそ、常識にとらわれず我が道を進むミュージシャンであるからだ。

僕が初めにドルフィーを聴いた時は驚いた。アルトサックス、バスクラリネット、フルートという3種類の木管を自由自在に吹きこなし、しかもその音楽はドルフィーの音楽としか形容できないものだった。

その初めて聴いたエリックドルフィーのアルバムこそ、ドルフィーの初リーダー作となった本作である。未知の宇宙を漂流するような、ハードバップとは明らかに異なり、フリージャズのようでフリージャズでない音楽が素晴らしい。最後は欧州で客死する数奇なエリックの人生自体、未知なる宇宙への旅路だったのだろう。

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