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 追悼 鳥山明先生

「漫画は現代の神話である」


日本のみならず世界中で追悼が行われているというニュースがあり、

「春分の日」を迎える明日の日本時間21時からは、

なんと世界中で「同時多発元気玉」が行われるという動きも!!


鳥山先生が天国に旅立たれたと報じられてから日が経つほどに実感が湧き、


ニュース動画を観たり、アニメのopやedを聴き直したりするほどに、

自然と涙が流れてくるようにもなってきました。


以前にも書かせていただきましたが、

幼少期の僕自身の背骨を形成したものが三つあります。

一つは、宮沢賢治の『アメニモマケズ』。

二つは、高校まで9年間取り組んだ「野球」。

三つ目は、『ドラゴンボール』でした。

世代的にはど真ん中というわけではなく、

ブウ編からGTを中心に毎週水曜夜7時半を心待ちにしては、


サッカーを習っていた頃は毎回録画をして見返したり、

『最強のフュージョン』という映画は何十回観たかわからないほどです。


「漫画は現代の神話である」

とは、誰の言葉かも記憶が定かではありませんが、

自分自身の実感としてそう思うところがあります。


ドラゴンボールこそは「神々」が多次元(階層)的に登場したり、

地球最強の悟空が「神になってくれ」と頼まれたのに断ったり、笑

「7つ集めると願いが叶う」

というドラゴンボールから神龍が登場したり、

(「北斗七星」は「龍蛇神」と崇められていたことも?)


「戦闘力のインフレ」と揶揄されることもありましたが、笑

過去最強の敵が何度も登場しては、

何度も限界を超えて壁を破って進化していく悟空の姿があり、

最終的には「スーパーサイヤ人ゴッド」として「神そのもの」になり

「多次元宇宙」を統一する「全王」の前での「力の大会」まで規模は拡大

(『ドラゴンボール超』も世界的なヒット作になりましたね。)


「神遊び」という言葉が神道にありますが、

それをそのまま体現したかのような物語の世界観を持っていました。


「受け継がれる意志」


漫画『ONE PIECE』作者の尾田栄一郎先生は、

鳥山明先生のことを「神様」として崇めておられますが、


今回の追悼コメントで特に印象的だったのが、

「僕らは血液レベルで鳥山先生が大好きだから。」

という一節でした。

血液は「血」(チ)であり、

大和言葉では「地」(チ)と同じく「続くもの」を表します。


ドラゴンボールの世界に触れると、どこか懐かしい思いがします。

それは神話的な趣きとともに、遠い先祖を思い出しているような感覚かも。


「いのち」は「イ」の「チ」。

「意志」は「続く」ものです。



『鬼滅の刃』作中の産屋敷耀哉の言葉である

「永遠というものは人の想いだ」

「人の想いこそが永遠であり 不滅なんだよ」

を想起させるものです。


ドラゴンボールに込められた精神は、

『NARUTO』や『ONE PIECE』にしっかりと受け継がれています。

そしてそれを読む読者である我々の中にも。。


鳥山先生は今頃、

界王様の下で修行に励み、

「あの世一武道会」で優勝しておられるんではなかろうかと思います。笑


日本精神は既に世界へと広く解き放たれて、

世界の「鎮魂平和」に繋がることでしょう。

そのゴールを見届けること、

次世代に希望のバトンを繋ぐことは、

我々世代の使命だとも感じます。


とほかみえみため とほかみえみため とほかみえみため

はらひたまひ きよめたまふ

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