クリエイターとして、いまの自分にできる社会貢献
クリエイターとしては駆け出しで、まだまだ綱渡りの日々。
でも年齢的なものか社会貢献をしたいと考えていて、無理のない範囲で、いまの自分にできることをやってます。
身の丈にあった社会貢献を考える
年齢を重ねて人生の終わりが見えてくると、自分のことだけではなく、社会貢献もしたいなんてことを考えます。
私は42歳で独立し、実務経験のないことで生計を立てていて、収益はまだまだです。
社会貢献に関しては色々な考え方があると思いますが、私は家族や自分の生活を優先しています。まずは本業に力を入れることが大切。
仕事でしっかり稼いで、より多く納税できるようになれば、そのお金が様々な公共事業や福祉にも回りますしね。
でもバリバリ稼げるようになる前でも、できることはあります。
2年前から散歩のついでになんとなく始めたゴミ拾い
朝晩の日課になっている犬の散歩。健康のためというには運動量が少なすぎますが、生活のリズム作りには有効です。
犬と一緒に歩いているときにずっと気になっていたことがありました。それは道端に落ちているゴミ。
毎日、歩くたびに目に入るものの放置。人が捨てたものだし、自分には拾う義務は無いし…
でもそんな風に考えるのも嫌で、段々と気になり始めて、あるときゴミを拾いました。記念すべき、最初に拾ったゴミの写真がこちらです(笑)
なんで写真を撮ったんだって話ですが、特に深い理由はありません。なんとなく。
散歩のついでにゴミを拾っては写真を撮るようになり、気がつけば2019年で3年目に入りました。
ゴミ拾いをゲーム感覚で楽しんでみる
なんとなく始めたゴミ拾い。義務化してしまうのも重いので、気の向くときだけ拾うことにしました。
人には収集癖というのがありますよね。さすがに拾ったゴミは捨てるけど、写真なら集められます。
拾ったゴミの写真は「ガーベッジコレクション」と名付けたフォルダの中にためていくようになりました。
現在の日課は次のとおりです。
・散歩のついでにゴミを拾う
・拾ったゴミの写真を撮る
・写真をフォルダに保存する
最初は気の向いたときだけだったけど、最近はほぼ毎日に近い頻度で拾ってます。だんだん放っておけなくなってきたという。
でもこれって、ちょっとした社会貢献じゃないですか?
自動車事故が起きたり(避けようとしてぶつかったとか、スリップしたとか)、誰かが足を滑らせたり、台風で飛ばされたゴミが窓を割ったりすることを未然に防いでいるかもしれません。
窓を割るようなものなんて落ちてるのって思いますか?落ちてるんですよ、これが。
同じ場所に2回に渡ってウイスキーの空き瓶が捨てられていたことがあります。写真は2回目のもの。初回も同じぐらいの本数が捨てられてました。
ガラスってアスファルト上だと割れやすいし、粉々になると危ないし、掃除しにくいし。
最初は紙やプラスチックなど可燃系のゴミしか拾ってなかったけど、瓶や缶も見過ごせなくなってしまい、拾うようになりました。
心底反省しながら拾ったゴミもあります。側溝の奥の方に捨てられていた花火です。
20歳前後の頃に友達と川原で花火をしたときのこと。男ばかりでロケット花火を打ち合っていました。真似したら駄目なやつです。
そのときゴミを放置して帰ってしまったことが、心のどこかにずっと引っかかっていました。「あなたが若い頃に捨てた花火です。ご査収ください。」と言っているに違いない…
ごめんなさい。拾います、拾います。拾いました。
でもこうやって色々と妄想を膨らませて、ゴミを拾うことに意味づけしたりとか、写真を集めて楽しんでみたりとかって、結構クリエイティブじゃないですか?(笑)
9年前から毎月1,000円の寄付
ゴミ拾いの他に会社員のときから国境なき医師団に毎月1,000円の寄付をしていて、フリーランスになってからも続けています。
収益はまだ安定していないとはいえ、月1,000円ぐらいは払えますからね。
確認したら最初は2009年11月となっていました。少額だけど、しないよりはいいかなぐらい。もっと稼げるようになって上乗せしたいです。
寄付金は控除の対象になることを知っていますか?私は初めて確定申告したときに知ったのですが、5年分ぐらいたまってて(5年前ぐらいまでは遡って申請できたはず)、還付が結構あって嬉しかった(笑)
追記:控除の対象にならない寄付金もあります。例えば、昨年は台風による豪雨被害への寄付をYahoo!基金で行いましたが、こちらは任意団体であるため寄付が控除の対象にはなりません。
ちなみに街頭では一切、寄付をしません。残念なことに寄付を装った詐欺の場合もあるからです。(ちゃんとしたところも多いと思いますが)
名の通っている団体でも活動内容とかきちんと調べて、納得してから寄付を行いたいと考えています。
昨年は災害の復興支援ボランティアに参加
2018年は、私が住んでいる岐阜県でも台風によって大きな被害が発生しました。車でいける距離に支援を求めている地域があったので、ボランティア活動に参加。
ボランティア現場では、大学生の3人組が一緒のチームにいました。「僕ら暇なんで」とかなんとか言ってましたが、立派ですね。
過去に東日本大震災の復興支援ボランティアの経験があり、装備や参加方法についての知識があったのですぐに動けました。
これからも可能な限り、このような活動には参加していこうと思ってます。
クリエイターでいられる平和な世の中に感謝
クリエイターは文化的な社会で力を発揮します。文化的な社会は平和な日常が前提にあり、衣食住が満たされていればこそ成り立つものです。
国境なき医師団からの報告書に、紛争で難民になり、体が不自由になったり、先が見えない人達に憂いを感じている医師の言葉がありました。
祖国を追われ、今日一日を生き抜くことだけで精一杯な人達。もしかしたら、自分もそんな場所に生まれていたかもしれない。
犬をなでながら、ふとそんなことを考えたときに、家があり、食べるものがあり、仕事があり、家族と一緒に不自由なく暮らせていることが、どれだけ恵まれているかを噛み締めずにはいられません。
この幸運を当たり前のものと思ってはいけない。他の誰かが自分を助けてくれるように、自分も微力ながら誰かの助けになっていきたいと思います。
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