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HR Topics

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HR関連の気になるnoteをpick upしてます。キーワードは→のような感じです。#EmployeeExperience #TalentManagement #Diversit …
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#人事

仮説としての人的資本開示・活用に向けた「経営戦略と連動した人事戦略」の策定ステップ

2022年の研究テーマは「経営戦略をドライブさせる人事KPIの設定」でした 5月に経済産業省から発表された「人材版伊藤レポート2.0」の中でも最も重要だと言われている「経営戦略と人事戦略の連動」 最も重要だが最も科学されていないであろうこの領域において一定の解を見つけることで、経営の中での人事の役割をできる限り定量的に示せるようになりたい、というのが研究をはじめたきっかけでした 研究は個人ワークとして続けていたものと1年間通わせていただいた人事プロフェッショナル講座での

「組織開発」は人事に何をもたらしてくれるのか?

Engagement Run!の講師を担当している神吉徹二(@tetsujikotta)です。8月からジョインさせて頂きました。「組織開発」が狂おしいほど好きです。 今日は、「組織開発※」が人事部門にもたらしてくれる大きな効果について、私が実践する中で感じたことを書いてみたいと思います。 ※組織の課題を(Wevoxなどのサーベイツールを活用するなどして)対話し、自分達で組織を良くするために打ち手を実践していく活動全般のこと。 誰なのか? 普段は、フリーランス人事として10

ピープルアナリティクスを学びたい人事の皆さんにおススメです

以前、以下のnoteで書いたAcademy to Innovate HR(略称AIHR)が認定している「People Analytics」のcertificationを取得することが出来ました。このAIHRは、2016年に設立されたオランダのアカデミーで、HRプロフェッショナルとして必要なスキルをオンラインで学べる学習プラットフォームです。 https://www.aihr.com/ People AnalyticsやDigital HR、OD等11のcertificat

“雰囲気でOKRをやっている” と感じたら読んでもらいたいnote

OKRに関するnoteをいくつか書いてたら相談をもらうことが増えてきた。 相談の多くは「導入してみたけど何だかうまくいかない…」というもの。多くの書籍でも書かれているようにOKRは何度か壁にぶつかって組織にフィットしていくものなので当然なのかもしれない。 そのため、“雰囲気でOKRをやっている” という状態が続きやすいものだと思っている。ただ、OKRそのものの考え方を改めてインストールしてみると案外うまくいくことが多かったので、そのポイントを書き出してみる。 OKRとは

人事における「データ活用」を阻む 3つの壁

こんにちは。友部と申します。2019年にビズリーチ(Visionalグループ)にJOINし、今はHRMOS WorkTech研究所の所長に就任しています。 はじめましての方も多いと思いますので、バックグラウンドについて紹介させていただきます。 私は、「インターネット上の情報から人間関係を抽出する」というテーマで博士号取得後、東京大学や名古屋大学の産総研などでビッグデータを用いた情報処理について7年ほど研究をしました。その間にベンチャー企業の立ち上げでインターネット上から人間

ダイバーシティー&インクルージョンの制度充実の落とし穴

ダイバーシティー&インクルージョンに力を入れているある企業のお話をきいた。「当社は制度が充実しています」という。資料には などなど、数々の制度が並んでいる。 パッと見て、私は強い違和感を覚えた。 その場ではうまく説明できなかったが、違和感の元はこういうことだ。 こうしていろいろな切り口で「マイノリティー」をくくり出して定義づけて…をやればやるほど、「マジョリティー」の存在がくっきりと浮かび上がってくる。絵で影を描くと主題が強調されるように。 30年前の「女性活用」は、「

エンジニアが LayerX へ人事として入社しました

昨日から LayerX に人事として入社した serima です! いままで 10 年ほどサーバサイド・インフラを中心にソフトウェアエンジニアや Engineering Manager として活動してきたので、個人的には割と大きなジョブチェンジかなと思っています。 LayerX では、まずはソフトウェアエンジニアの採用活動に軸足を置きますが、事業成長に必要なことはなんでもやりたいと思っています! 自己紹介と転職のきっかけかなりサマリですが、高専卒 → 大学編入&中退 →

人事データ分析、半年で営業立ち回り

こんばんは、よしたくです。 2021/6/1に株式会社メルカリに入社して、はや半年ちょい。 メルカリもいよいよデータが貯まってきて、ダッシュボードでそのデータも見えるようになってきて、さぁいよいよデータ活用を加速させるぞー!というタイミングで、ピープルアナリストというゴリゴリにデータを分析する立場でジョインさせていただきました。それまでのメルカリにおける人事データの取り組みは、下記の記事をご覧ください。 入社して半年経った区切りでもあるので、データ蓄積や可視化に続き、分析

人事データ組織立ち上げのために取り組んできたこととこれから

今年は縁あっていくつかの外部イベントでお話させていただいたのですが、その際もっとも多くいただいた質問のひとつが「人事データ組織の立ち上げ」についてでした。質問の多さはこの領域における情報がまだ少ないためかなと思い、一つの事例として私たちの組織での取り組みを振り返ってみたいと思います。 直近でどのような取り組みをしているか、については以下のスライドを見ていただけると分かりやすいかと思います。 [1] メルカリにおける人事データ活用の現在地点 HR Millennial Lo

【米国事例10社付き】海外HRテックマニアが予想する、今後のピアボーナスサービスのトレンド

こんにちは、ハイマネージャー代表の森(@kengo_himanager)です。 先日、Fringe81が事業の軸足をアドネットワークから 「Unipos(ユニポス)へ移行していく方針を示したことを明らかにしました。私はこのニュースを知った時、アドネットワークで伸びてきた同社がローンチわずか3年のUnipos事業へと舵を切ったことに驚きを隠せませんでした。 出典:2022年3月期第1四半期決算説明資料 私は前職PwCコンサルティングで人事評価の支援を行っており、3年前にリ

胸が躍るような仕事と仲間でエンゲージメントは自然と上がる-心に火を灯そう

こんにちは。Funleash志水です。前回の記事もたくさんコメントやスキ!をいただきありがとうございました。とっても励みになります。 今日は「エンゲージメント」について書いてみます。先日、「従業員エンゲージメント」というテーマのセミナーに参加しました。 「エンゲージメント」と企業の業績、生産性との関連性を挙げながら、エンゲージメントの重要性について語られていました。けれども、失礼ながら「根拠のない、いかがわしい情報」に溢れており、ひっそりズームから退出してしまいました。欧米

HR豆知識 vol.27 ”バーンアウト(燃え尽き症候群)が増えている。”

なぜ書くか様々な情報が飛び交う現代において重要になる中、日本に住む約1億人にはグローバルでの最新の取り組みやトレンドを学ぶ機会が多くありません。Every Inc.では「HRからパフォーマンスとワクワクを」というビジョンを掲げ、グローバルな取組みやアカデミックな文献からD&Iに関する歴史、取組み、事例など”日本なら”ではなく、”グローバルスタンダード”な情報を提供しています。 世界的に、「燃え尽き症候群」が増えている。みなさんの周囲で無気力感を感じた方はいらっしゃいますか?

誰も教えてくれない「採用」の不都合な真実

こんにちは。 12月も20日を過ぎると一気に年末感が出てきますね。年々あっという間に終わるので実は1年が短くなっているのでは?と思っている石倉です。 2020年は新型コロナウィルス感染拡大もあり、予測不能の年でしたが、結果的に組織や事業が強くなった、という会社も多いのではないでしょうか。事業がうまくいってくるとやはり「採用だー」となるわけですがその領域にどっぷり浸かっているからこそわかる「採用における不都合な真実」は意外と誰も教えてくれないよなーと思ったりしています。 とい

「対話型組織開発」の基礎

今回は「対話型組織開発」について、その基本となる考え方や従来の組織開発との違いを整理しました。組織開発の必要性を感じている経営者や人事の方はぜひご覧ください。 1.はじめに「組織開発」というテーマを組織・人事の中でよく目にしますが、その内容に踏み出してみるととても奥が深く難しいテーマであり、経営者・人事の方が常に頭を悩ませている内容なのではないでしょうか。 私自身、事業会社での人事やコンサルティングを経験する中で、この組織開発(ないし組織変革)には何度も向き合う機会があり