よしたく@ギフテッドサバイバー

ギフテッドとして社会に馴染めず、3度のメンタル休職を経てなんとか前に向かっているサバイ…

よしたく@ギフテッドサバイバー

ギフテッドとして社会に馴染めず、3度のメンタル休職を経てなんとか前に向かっているサバイバーです。 ちょこちょこ情報発信したり、東京大学大学院の寄付講座で研究協力したりしています。おしごとは人事データ分析。 吉沢 拓 / Taku Yoshizawa

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"浮きこぼれ"ギフテッドがメルカリ社で適応できた理由

みなさまこんばんは。よしたくです。 これまで、ちょこちょことギフテッドの体験をもとに情報を発信してきました。ありがたいことに、自分が書いた内容が助けになったという連絡をご丁寧にいただく機会もあります。本当にありがたいことです。 これまでは、発信をするにしても匿名の立場を守っていました。難しい部分ですが、ギフテッドはどうしても一部分を切り取られてレッテルを貼られたり、鼻につく存在として嫌われたりしがちな特性です。それを明かすということが攻撃の対象になることもあれば、知人に勇気

    • 近況:元気にやってます

      こんにちは、よしたくです。 最近取材をいただく機会が増え、知人もそうでない方も多くご覧いただいているようです。ただ重い内容も含まれるだけにどうも気軽に"見たよ!"とは声をかけづらいようなので、今回は 「僕は元気にやっとります!!!」 という近況報告です。 確かに元気になってからこのnoteも更新しなくなったし元気になったことは伝わりようもないわなと気付き、久々に更新することを決めた次第です。 最近は↓のような協力をしております。よければご覧ください。 じぶんだいじに

      • 人事データ分析、半年で営業立ち回り

        こんばんは、よしたくです。 2021/6/1に株式会社メルカリに入社して、はや半年ちょい。 メルカリもいよいよデータが貯まってきて、ダッシュボードでそのデータも見えるようになってきて、さぁいよいよデータ活用を加速させるぞー!というタイミングで、ピープルアナリストというゴリゴリにデータを分析する立場でジョインさせていただきました。それまでのメルカリにおける人事データの取り組みは、下記の記事をご覧ください。 入社して半年経った区切りでもあるので、データ蓄積や可視化に続き、分析

        • ギフテッド、能力を隠すか出すか問題

          こんばんは、よしたくです。"浮きこぼれ"ギフテッドとして社会でガードレールにぶつかりまくった先で、なんとかありがたい環境にたどり着き、当事者を応援できる立場になった人間です。 自分は、ギフテッドが生き方を選ぶ大きな分かれ道の一つに"自分の能力を出すか、または隠すか"という観点があると思っています。もちろん100%と0%の二択ではないですが、悩ましいポイントです。 そこで今回のテーマはこんな感じです。 ・なんで隠す必要があるの?能力発揮した方が楽でしょ? ・で、ギフテッド

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        "浮きこぼれ"ギフテッドがメルカリ社で適応できた理由

          多様性を訴える側の多様性

          こんばんは。よしたくです。 自分はギフテッドと呼ばれる"浮きこぼれ"の当事者として少しずつ発信している立場ですが、今回は少し立場を広げ、あらゆるマイノリティーの一員(と自分では思ってる)として書いてみようかなと思います。 お題は「マイノリティが多様性を認めてもらえるよう訴えるときに、何が大事なんだろう?」です。自分はひとりの当事者であり専門家でもないのでまぁ、自分はこう思ってるよーという、いちスタンスです。 いち個人としてこれは一言で言えば、説得力を持つためには"あくまで

          多様性を訴える側の多様性

          "浮きこぼれ"ギフテッドが思う大事にすべきこと、自分が得られなかったもの

          こんばんは、よしたくです。 自分は長らくギフテッドという自覚もなく、ただただ人生のいたるところで転びながらサバイバルしてきました。そして後になって、ギフテッドという特性を理解してからは自分の経験が全部つながるように理解できました。 そうして振り返ると、いろいろと思い当たることがあります。自覚がなかったが故に、自分にとって大事な能力を育てられなかったり、自分に適した行動を取り自分を守れなかったなと後悔していること。それでも、無理やり大事にした部分によって救われてる部分がある

          "浮きこぼれ"ギフテッドが思う大事にすべきこと、自分が得られなかったもの

          ギフテッドが「日本っぽい会社」でぶつかったこと

          こんばんは、ギフテッドサバイバーです。 今回は、今まで働いた会社の中で最悪の経験について紹介します。多くは日本の文化を示すような出来事だったので、そうした見方でも個人の考えを書いていきます。 なので、内容は"実際こういう危険が起きる可能性がある"というネガティブな内容に偏っておりますので、ご了承の上ご覧ください。 多様性を公正さをアピールする会社だったさてその会社はどんな会社だったのか。具体的な内情はさておき、会社自体は「多様性の尊重」と「公平/公正」を行動規範として掲

          ギフテッドが「日本っぽい会社」でぶつかったこと

          "浮きこぼれ"ギフテッドの相談窓口

          みなさん、こんにちは。だてんぷと申します。 ギフテッドとして世の中に馴染めずサバイバルを続け、特に社会人になってからは長期休職も3回経験しましたが、環境のめぐり合わせでどうにかサバイバルを脱出しかけております。 その脱出のきっかけになった一つは職場とのめぐり合わせですが、もうひとつはギフテッドを支援する医師の先生にかかり、適切な支援を受けられるようになったことです。 そしてその先生が大学大学院総合文化研究科ににギフテッド創成寄付講座を開設され、今はWebサイトで支援の相談も

          "浮きこぼれ"ギフテッドの相談窓口

          人事ギフテッドが考える、"浮きこぼれ"ギフテッドの仕事/職場の選び方

          みなさん、こんにちは。よしたくと申します。ギフテッドとして世の中に馴染めずサバイバルを続け、特に社会人になってからは長期休職も3回経験しましたが、環境のめぐり合わせでやっとサバイバルを脱しかけております。 このタイトルを見て記事をご覧になっている方は、多くはギフテッド(あるいは浮きこぼれ)に何かしら関係性があるか、少なくともギフテッドという言葉をご存知の方が多いかと思いますので、ギフテッドの説明は割愛します。 その中で自分自身のことを説明するのであれば"身を置く場所を間違え

          人事ギフテッドが考える、"浮きこぼれ"ギフテッドの仕事/職場の選び方

          誤診:医療に人格と能力を否定される"浮きこぼれ"ギフテッド

          こんにちは、社会人ギフテッドです。 こちらの記事で自身について触れていますが、私は社会人経験の中でよく周りとズレてはボッコボコになり、3回の長期休職を経てなんとか立ち直った立場です。 その経験の中でメンタルをサポートしてもらうべく医療を頼ってきましたが、残念ながら適切な処方がされないだけでなく、たびたび医療にさえ人格や能力を否定されてきました。それも不思議なことに、"わたしの得意なこと、できること"がひっくりかえり、"あなたに不足していること、できないこと"として突きつけられ

          誤診:医療に人格と能力を否定される"浮きこぼれ"ギフテッド

          ギフテッドの心理バランス

          今回はギフテッドのメンタルはどうなってんの?というお話です。一般的な概念の話と、自分というダメパターンの紹介です。 結論から言うと、であり、一方で捉えようによってはであり、一方で捉えようによってはしぶといメンタルなのもギフテッドだと思っています。「メンタル強いの?」と聞かれると、弱いっちゃ弱いし強いっちゃ強いです。なんのこっちゃという話ですので、これから自身の例も踏まえて説明してきましょう。 なんのこっちゃという話ですので、これから自身の例も踏まえて説明してきましょう。 お

          ギフテッドの心理バランス

          ギフテッド・サバイバー

          みなさま、初めまして。 過去3度にわたる重いメンタル休職、命の危機を経て、めぐり合わせのおかげでなんとか前を向いてお仕事してるギフテッドです。凹んだり立ち直ったり、我ながらメンタルが強いのか弱いのかわかりません。 この記事をご覧のみなさまは、ギフテッドという単語はご存知でしょうか。単語だけ聴いたという人も、なにか記事を見たという人も、自身に関わりがある人もいるかもしれません。 最近はギフテッドという言葉と共に「才能のある子どもたちにも、特有の生きづらさがある」なんて情報が広

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