マガジンのカバー画像

HR Topics

199
HR関連の気になるnoteをpick upしてます。キーワードは→のような感じです。#EmployeeExperience #TalentManagement #Diversit …
運営しているクリエイター

#人事制度

「奇妙な制度」をつくったら、意思決定の質もスピードも爆上がった話。

成長フェーズのスタートアップであれば、大小の差こそあれ、以下のような「意思決定にまつわる問題」を抱えているのではないでしょうか。 この問題に早めに手を打っておかなければ、スタートアップ的な成長が実現できなくなってしまう。意思決定の質とスピードを圧倒的に高める、魔法のような解決手段はないのか…? そんな課題意識から生まれたのが、今回ご紹介する「蠱毒(こどく)」です。 名前だけ聞いても「??」だと思いますが、簡単にいうと「限られた時間内に、ある課題やテーマに対して、参加者2

【令和トラベルの人事制度】働きながら、子どもと一緒にニューヨークで過ごした1ヶ月

こんにちは。 令和トラベルに転職し、スタートアップ10ヶ月目の大木優紀です。 毎日が未知との遭遇。 スタートアップ特有の用語には、ちょっと慣れてきたけれど、大きな勘違いやのけぞるような衝撃もあったりしながら、試行錯誤の日々は続いています。(最近は、必死にKPIを定めにいっています。定量なのか、定性なのか…混乱しながら格闘しております…。) そんな私ですが、この夏、子ども2人を連れて、1ヶ月間をニューヨークで過ごしました。 長い間抱いていた夢が叶い、「働き方が自由になると

キャディの組織のこれまでの歩みとこれから

はじめまして。 キャディでHRの責任者をしている原です。 キャディは、8月24日のリリースの通り、シリーズBラウンドで80.3億円の資金調達を実施しました。今後は受発注のグロースを起点に、図面管理や生産管理などの周辺プロダクトへの拡張、更にはそこで蓄積されたデータなどのアセットを活用して様々な領域へビジネスを拡張することで、2030年までにグローバル1兆円のプラットフォームを目指します。 このnoteでは、上記の実現に向けてHRが担う役割をこれまでの歩みと共にお伝えできれ

人事評価は不毛?〜評価なしで100名の壁を超えたUbieの事例〜

こんにちは、Ubie Discovery(AI問診ユビー/AI受診相談ユビー)でカルチャー開発を担当しているsonopyです。 タイトルの通り、弊社Ubieには人事評価がありません。「スタートアップなのでまだ評価制度を作れていない」というわけではなく、「評価はしない」と方針を決めています。 一般的には、社員数30名程度か、遅くとも50名規模では評価制度を整えていくかと思います。Ubieは現在社員数3桁に乗ったところです。この規模で評価なしの組織運営は珍しいので、「どういうこ

「うちも『ジョブ型』を検討してみない?」と言われた時に大切な、3つの質問

こんにちは。酒井雄平と申します。青田努さん(@AotaTsutomu)のお誘いで、HRアドベントカレンダー2020、「⚪︎△に大切な◻︎×」の投稿を引き受けました。実は初noteです。つい気負って書いてしまいましたが、アドベントカレンダーの他の皆さんのしみじみ感ある人事論と比べると、「人事じゃない人」感出てないかな…。あまり難しい書き方はしてないので、ご容赦ください。 (ラストnoteにならないよう、今後はたまには思ったことをもう少しライトに投稿していこうかと…) はじめに

大企業の「個人として重視されている感覚の薄さ」を分析してみた

前回のnoteで、ぼくは、大企業で働く人々が抱える「閉塞感」とは「1人の人間として重視されている感覚の薄さ」×「自分1人では何も変えられないという無力感」だと書いた。 そしてそれらは、採用、契約、場所、時間、配置・異動、報酬・評価、健康(安全配慮)、コミュニケーション(マネジメント)、育成、退職という、会社の人事労務管理における10要素の「しくみ」のせいであって、決して「だれか」のせいではない、と。 今回はあらためて、日本の会社(特に大企業)に多くみられる「人事労務管理」

「HRtechは、人を幸せにできるのか。」 海外で注目のHRプロダクトから解説

HRtechは人を幸せにできるのか何のために働くか、引いては何のために時間を使うか。 働き方改革やAIによる業務効率化など、これからの人類は今まで程仕事に追われずに済むのかもしれません。そうなった時に人々の時間の拠り所、心の拠り所はどこに向かうのだろうか。 結論から言うと、これは昨今のHRtechの潮流で言うところのプロダクトの階層化に掛かっていると言える。 サイロ化されたシステムではなく、個人と組織に最適化された統合されたプロダクトをシステム面でもデザイン面でも避けら

Employee Experience(EX)の本質を問う。真のエンプロイーエクスペリエンスとは?

Employee Experience(略称 EX)という言葉がHR界隈でもてはやされて久しい。おそらくこの言葉を使い出したのはAirbnbの元Head of Employee ExperienceのMark Levyが最初だろうか。 ボードメンバーの中核に位置するヘッドがいわゆる旧来のHR領域だけの管掌にとどまらず、採用から退職するまで、要は従業員のライフサイクルやトータルでの就業体験(Employee Life Cycle = ELC) を一貫して良くしていこうと考える