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動名詞 | 中学から高1で習う内容を中心に書いています

動名詞についての内容です。なるべく馴染みのある語句を使ったシンプルな例文で、必要な英文法をまとめています。

中学の英語で、動詞のing形を習いました。この動詞のing形は、進行形のときや現在分詞のときにも使われます。

動詞のing形が動名詞となっているとき、動名詞は文の中で、名詞として働きます。


具体例を通して、前半部分から説明していきます。

[動名詞が主語]

Speaking English(S) is(V) difficult(C).
英語を話すことは難しい。

この文では、Speaking English(英語を話すこと)が文の主語(S)になっています。

[動名詞が目的語]

I(S) enjoy(V) playing tennis(O).
私はテニスをすることを楽しみます。

playing tennis(テニスをすること)が他動詞playの目的語になっています。

[動名詞が補語]

My hobby(S) is(V) reading books(C).
私の趣味は本を読むことです。

[動名詞が前置詞の目的語]

He(S) went(V) out without eating food.
彼は食べずに外出した。

go out で「外出する」です。前置詞without「~なしで」の後に置かれた動名詞の固まりが前置詞の目的語になります。

<注意>

動名詞が他動詞のing形のとき、その目的語もくっついて動名詞の固まりとなり、文の中で名詞として働きます。

without eating food で「食べることなしで」という意味になっています。


動名詞を使った熟語もあります。

[動名詞を使った熟語]

・It is no use ~ing
「~しても無駄である」


It is no use getting angry.
怒っても無駄です。

・There is no ~ing
「~することは不可能である」


There is no solving this problem.
この問題を解決することは不可能である。

他にも「worth ~ing(~する価値がある)」、「on ~ing(~するとすぐに)」など、動名詞を使った熟語があります。

ここで、動名詞の意味上の主語について説明します。

動名詞の意味上の主語とは、動詞のing形を行う主体(人・モノ)のことを表します。

動詞のing形の前に所有格を書きます。

くだけた言い方では動詞のing形の前を目的格にするときも…

I watched her playing tennis.
私は彼女がテニスをするのを見た。

このplayingという動作を行っているのはherがあるので「彼女」だということがわかります。

意味上の主語を把握すると、誰(何)がその動詞のingを行っているのかわかります。


最後に、完了形の動名詞について述べます。

文の述語動詞Vよりも前の時を表すときに完了形の動名詞を使います。

I(S) regret(V) 「having said so」(O).
私はそんなことを言ってしまったことを後悔しています。

regretは現在形で「後悔している」ということですが、「そんなことを言ってしまった」のは後悔するよりも前の過去です。

そのために、完了形の動名詞having saidを使っています。

これで動名詞の内容は完了です。

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