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強調構文 | 印象に残りやすい例文を使うと勉強しやすい

このnote記事では、英文法の強調構文について、印象に残りやすそうな例文を使って解説をしています。複雑な例文だと、いろいろな用法が混ざり合って理解しにくいときがあります。

そこで、強調構文なら、その内容に絞って、他の用法はシンプルなものにしておくと良いかと思います。

強調構文 : シンプルな例文で

まずは、例文です。

【例文】
It is this panda that is very popular.
「とても人気があるのは、このパンダです。」

一つの英文の中に be動詞の is が二つあり、はじめて見ると混乱しそうな英文です。この英文は、強調構文になっています。和訳を見ると、「このパンダ」という文の主語が強調されています。

通常の日本語だと、主語(主部)である「このパンダ」が文の先頭に書かれますが、和訳では、目立つように文の最後の方に書いています。

この和訳は、英語において、this panda が強められているために、このような訳にしています。

強調構文の形

It is 強調したい語句(節) that ~.

これが、強調構文の基本的な形です。先ほどの例文では、「強調したい語句」の部分に this panda が置かれていました。

強調したい語句が「人」を表す名詞のときは、that を who として使うこともできます。

また、強調したい語句が「人ではないモノ」を表す名詞のときは、that を which として使うこともできます。

先ほどの例文では、this panda なので、「人ではないモノ」の方となるので、that を書き換えるとすると、which を使うことになります。

It is this panda which is very popular.

that を which にしても、意味は同じです。

副詞を強調することも可

強調する語句として、副詞を強めることもできます。

I saw this panda yesterday.
「私は昨日このパンダを見た。」

この英文の文末に置かれている yesterday(昨日)は、時を表す副詞です。名詞の yesterday ですが、文末に置いて「昨日」という時を表す副詞として使うことができます。

この yesterday を強調構文を使って、強めてみます。

It is yesterday that I saw this panda.
「私がこのパンダを見たのは、昨日です。

このように、強調構文で副詞も強めることができます。

細かい文法の注意点

強調したい語句(節)として、名詞(句・節)を置くことができます。しかし、動詞や形容詞(句・節)を強調することはできないので注意です。

英語の文法を学習するときに、このような注意点も押さえておくと良いかと思います。

また、強調構文ではないですが、英語には強める表現があります。

強める表現

意外な新しい用法に気づくときもあります。

【例】 possible(可能な)

この英単語について、見てみます。

the best possible way
「可能な限りの最善の方法」

日本語を見ると、よく言いそうな内容ですが、英語の方を見ると、語順が気になるところです。
 
最上級の best の後ろに possible が置かれています。

このような細かい用法もありますが、押さえられそうなところから、英語の表現を身につけていくのが良いかと思います。

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