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現在完了進行形が新課程では中学英語になるので学び直し必要【高校英文法】

現在完了進行形の話です。

この内容を考えるときに、現在完了の継続用法との違いを押さえながら理解していく必要があります。

現在完了進行形の形は、「have+been+動詞のing形」です。3単現のsについてはhasになります。


動作と状態

よく大学受験で決めてになるのが「動作動詞」か「状態動詞」かということです。

・動作動詞⇒現在完了進行形  
・状態動詞⇒現在完了の継続用法

学び始めの高1のときは、まずはここから始めるとやりやすいかと思います。

ややこしいのが、動作動詞とは何か、状態動詞とは何かということを正確に把握しようとすると、とても複雑になることです。

とりあえず、動作動詞というものを「eat(食べる)」や「run(走る)」というように、自分の意思でやって見せることができる動詞とでも思っておいてください。

※実際は、動作動詞はもっと複雑です…しかし、はじめから飛ばし過ぎると動作動詞とは何かということを捉えられないまま、英語がわからなくなってしまう危険もあるかと思いますので、適度なくらいに扱っていきます。

現在完了進行形

それでは、現在完了進行形について説明していきます。

動作(行為)が過去から現在までずっと継続して行われているということを表します。

明確な動作を表す動詞のときはわかりやすいです。

宿題を「する」という動作(行為)について、現在完了進行形を説明します。

この「する」は動作を表す動作動詞です。

具体例1

I have been doing my homework
         since this morning.
私は今朝からずっと宿題をし続けています。

今朝という過去から今現在までずっと動作が続いていることを表す訳になります。

これに対して、状態動詞のknow(~を知っている)について、現在完了の継続用法の文を書きます。

このknowは先ほどの動作動詞と違って状態動詞になり、現在完了進行形になりません。

具体例2

I have known him for two years.
 私は彼と知り合って2年になります。

※状態動詞はふつうは進行形にしないということになります。

少し文法の紹介をすると、このknow(知っている)は認識を表す状態動詞ということです。

現在完了進行形の具体例1と現在完了の継続用法の具体例2の違いは、動作動詞か状態動詞かということです。

参考書に動作動詞や状態動詞が区別してまとめられていますから、それらを押さえておくのが良いかと思います。
※かなり複雑ですので、代表的なものから無理なく

日本語で考えると混乱しますので、注意が必要です。

例えば、listen(聞く)は耳を傾けるということで動作動詞です。

それに対してhear(聞く)は聞こえるという状態動詞です。

一部、状態動詞を書いておきます。

have(持っている)、belong(属している)、resemble(似ている)などがあります。

注意点

先ほど、状態動詞はふつうは進行形にしないと書きましたが、進行形にする例外項目があります。

動作の性質をふくんでいる状態動詞が一時的な状態を表すというものがあります。

He is wearing a white shirt this morning.
彼は今朝は白いシャツを着ている。

この「一時的な状態」というのは、普段は白いシャツを着ていないが、今朝にかぎってはめずらしく白いシャツを着ているという意味になります。

知っていると良い動詞

継続性をもち、現在完了進行形と現在完了の継続用法のどちらでも使われる動詞について紹介します。

これらは、中学の英語でも出てきたものたちです。

■It has been raining for two days.

 雨が2日間ずっと降っている。

◆It has rained for two days.

 雨が2日間降っている。

このrain(雨が降る)は、■現在完了進行形と◆現在完了の継続用法のどちらでも使えます。

rainの他にも、どちらでも使える動詞があります。

中学の英語でも、現在完了の継続用法で出てきた動詞たちです。

snow(雪が降る)、learn(学習する)、study(勉強する)、stay(滞在する)、work(働く)などです。

時制の単元は、時制の内容が複雑で、さらに動作動詞と状態動詞がからむことがあって大変かと思います。
できる限り少ない知識で勉強していけるように、知識内容を絞りました。

これで、今回の内容を終了します。

他にも英語についての記事を投稿しています。

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