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【代表通信 Vol.3】9月にSDGs英語教材の書籍化にむけたクラウドファンディングを実施します。

みなさん、こんにちは。代表理事の森です。いかがお過ごしでしょうか。冒頭で私自身の近況について書いているので、早く本題を確認したいという場合には「SDGs英語教材のクラウドファンディングについて」からご覧ください。

近況のご報告

さて、私はというとコロナによって行動制限下の中で、日々のささやかな楽しみや幸せを大切にしながら丁寧に生きるようになった気がします。

よく学生時代に先生や親から規則正しい生活をしなさいと口酸っぱく言われていましたが、まさにそんな生活を自ら心がけるようになりました。

それは、このご時世に様々なことが制限されたこともありますが、一瞬一瞬の「生」に対する実感から自分の身体を大切にするようになったからかなと思います。

日々の感染予防もそうですが、生活習慣も早寝早起き(11時寝の7時前起き)になり、筋トレや栄養を考えた食事などこのような情勢になる前とは想像もつきませんでした。2年前の私が今の私を見たならば、非常に平凡で素朴な生活をしているな、と思っていたはずです。

体調が良いということは、日々の充実感・満足感を高めてくれますし、仕事のパフォーマンスを保ってくれます。私以外にもそのように感じる方がいるのではないでしょうか。

むしろ今の方が人間の営みとしてあるべき姿なのかなとすら思います。

とはいえ人との出会う機会が失われてしまったり、これまでの生活の中でたくさんの楽しかった部分、貴重な時間だった部分がなくなっているのも事実です。

不在によって在を感じる、とはまさにこのことです。

この1年半、いろんなことが変化し、いろんなものを失ってみて、今まで在ることの価値を認識するのです。

感謝することもあれば、惜しむこともあります。

そんなことを考えながらも、楽しく元気に過ごせているのは幸せなこととして噛み締め、日々を過ごしております。

さて、そろそろ本題の話に移りますが、タイトルにもあるように弊社のオリジナル教材「Thinking Critically about SDGs」の書籍化にむけてクラウドファンディングに挑戦したいと思っています!

SDGs英語教材のクラウドファンディングについて

まずクラウドファンディングですが、9月の公開にむけて絶賛準備中のところです。

また、この投稿を皮切りに教材内で紹介している素晴らしい方々のインタビュー内容や企業の取り組みについても順次公開していくのでお楽しみしておいてください。

どのような教材なのか、という点に関しては過日に公開したプレスリリースやWebサイトをご覧ください。

クラウドファンディングのページにて詳細のクラウドファンディングに至った経緯や実現したい世界については熱く記載をしていますので、詳しくはそちらをみていただければと思います。公開までもうしばらくお待ちください。

少しだけお伝えしておくと、本教材を手にとった中高生は「社会に対してクリティカルに考え、自分自身の言葉で表現できる」ようになる教材です。

それは、一人ひとりがあるがままに生きることを肯定される社会になる未来を実現したらと願い本教材の開発に至りました。(詳細はクラウドファンディングページにてご紹介します。)

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ぜひ、多くのみなさまにご支援をいただきたいと思っています。

本教材は中高生向けに開発していますが、取り上げているテーマに関しては全世代が取り組むべき内容だと思っていますし、一人でも多くの方に届き、何かを感じ取って欲しいと心から願っています。


何卒何卒よろしくお願いいたします!

社会をクリティカルにみるということ

今日は、本教材の1番のコンセプトである社会をクリティカルにみることの重要性について述べていきたいと思います。

世の中には、「良いこと」や「悪いこと」が何かの価値基準をもとに判断がなされています。

例えば、
・経済的に儲かるから、この行いは「良いこと」
・環境的に配慮しているから、この行いは「良いこと」
などです。

私も含め、全人類は日々何かを判断をするときには、価値基準をもち、それに基づいて意思決定をします。

しかし、それらはあくまでその価値基準だからであって、それが全てではありません。

例を見てみましょう。

最近では、カフェでプラスチックカップやプラスチックストローが廃止され、紙カップや紙ストローに変えていこうという流れがあります。また、プラスチックバッグも有料化され、エコバッグを持つように促されています。

つまり、私たちの環境への影響度の認識としてプラスチックの方が紙よりも環境に悪影響だ。と思っていることになります。

なぜでしょうか。みなさんは説明できますか?

実は紙の方がプラスチックよりも環境に悪影響を及ぼしているケースはたくさんあります。

よくプラスチックゴミが海に流れつき、それが海洋生物に悪影響を及ぼしていると言います。

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もちろんこれも一側面でしかなく、石油を資源としていることも挙げられているのですが、実際にプラスチックゴミが深刻な問題になっているのは事実です。

確かに生態系の維持を価値基準とするならば、プラスチックの絶対量を減らそう、という風になります。

だから紙にしよう。

この考え方は果たして正しい判断でしょうか。紙が及ぼす影響はどうなのでしょうか。

一つずつ全てを記載していくと長くなってしまうので、あまり多くは書きませんが、紙に関してもどこからできた紙なのか、紙を製造するプロセスにおいてどのような環境的な影響があるのか、それらに目を向ける必要があります。

環境に優しいのはどっち? 紙とプラスチックの記事によると以下のような記載があります。

プラスチック製の袋を使うより紙袋を使った方がいいと思われているが、紙袋はまったく環境に優しくない。北アイルランド議会が2011年に発表した研究論文を見れば分かる。「プラスチック製の袋、紙袋、布袋による環境への影響の比較」と題したこの研究では、「紙袋の製造には、プラスチック製レジ袋の製造の4倍以上のエネルギーが必要」なことが明らかになった。
「紙はまちがいなく環境に影響を与えます。しかも、何百万枚もの紙袋を作って輸送するとなると、輸送費と温室効果ガスの点で、同じ数のプラスチック製レジ袋よりも高くつきます」とウォーカー氏は言う。

興味がある方はもうちょっと掘り下げてプラスチックと紙について考えていただきたいのですが、クリティカルに考える、ということはあらゆる方面から物事を見ることです。

その上で、自分自身がどこに価値基準をおき、その価値基準にのっとって発言する、自分の意見を表現する、ということは至極真っ当な行為です。

しかしながら、現代社会はまだまだマジョリティが権力を握っており、多くの人が良いと思っているから良い、と判断されることがほとんどです。そこに何の疑いや影響も考えずに行動しています。私も例外ではありません。

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確かに全てを一つ一つ丁寧に掘り下げては枚挙にいとまがないのですが、少なからず自分が大切にしている/興味のある分野において、多面的な視点で、クリティカルに考えること、ができるようにならなければなりません。

また、日々社会は変化をしていますので、常に人は学び、思考をアップデートしていかなければなりません。

今日の非常識が、明日の常識になっているかもしれません。

あるがままでいられる社会の実現には、社会をクリティカルにみることができることが前提でないと成り立ちません。変化の激しい現代社会においては、一層クリティカルに考え、議論することが求められています。

しかし多くの人たちは、このような社会の見方についてトレーニングが乏しく、考える習慣がないのが現状です。

いろんな角度から考えようとせず、決めつけで私の意見が全てだ!と言い張ってしまうのは、あまりにも乱暴であり、適切な対話や議論ができません。

そうではなく、いろんな立場を考えようと努力し、学び、探究し、その上で自分の価値判断をもとに主張する。これがあるがままの自分を表現する、ということなのではないでしょうか。

本教材は、SDGsを学ぶプロセスの中で様々な社会課題を目の当たりにし、その中でクリティカルに考え、自分としてどのように表現できるか、のトレーニング教材です。

少々長くなりましたが、最後まで読んでいただいた皆さまには本教材の魅力が伝わったのではないかなと思っています。

そう思った方はぜひクラウドファンディングへのご支援よろしくお願いいたします。

みなさまの少しのご協力が私たちの未来への礎になっていきます。

これから少しずつ教材の内容に触れた投稿も入ってくるのでお楽しみに。






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