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1週間程度経ったところでやっと、引いていかない症状に心理的にびびり、皮膚科を受診。事前に自宅の最寄り駅から上り線の駅ごとに「皮膚科」でgoogle map検索をし、過去に受診されただろう他人が投稿した評価を眺め、ネガティブな言葉の少ない病院を探した。

平日に休暇を取り、おそらく痛風振りに、彼女と泊まりに出かけた。我が家で好きなものを好きな量で、自炊をし、酒を飲むに留めている、外食を積極的にしない普段の生活。遠出をしたいというよりは、後で旅行疲れが起きないくらい、普段から行動している範囲で美味しいものを食べ、誰かが綺麗に敷いてくれたベッドシーツで寝てみようという思いからだった。

殆ど旅行とは言い難い。でも、ホテルのシックな雰囲気と、併設された食堂から漂う、あたたかい食事の匂いと活気だけで十分だったし、実際の食事もお酒も店側の人柄もじゅうにぶんに私たちを満足させた。部屋に戻れば、用意されたものを使い、着て、テレビにインストールされたアプリで映画を見続け、そこそこハッピーな時間を過ごした。


翌朝、首筋が虫に噛まれたように、ひどく荒れた。

500円玉より少し大きいくらいの範囲に密集するように、噛まれ跡ができた。また喉ぼとけの近くにはミミズ腫れのように赤い筋が這った。ダニ?枕?アレルギー?リンパ?何かの腫瘍??思いもよらず、首筋に現れた症状は、嫌な原因を想像させた。軟膏を塗り続けても症状が治まらず、皮膚科を受診したが、人の好さそうな医師の診断は意外なものだった。

帯状疱疹。

はい??何の話??頭の上にはてなが立ったが、幼少時に罹った水ぼうそうのウイルスが原因らしい。身体が疲れ、抵抗力が低くなったりすると、潜伏しているウイルスが活動し易くなり、肌荒れを起こしたりするそう。なるほど、ここぞとばかりに暴れ回ったわけだ。年齢を重ね、抵抗力が下がると訳の分からない症状に困らされるようだ。

また今回、明確に納得した。痛風になった当時の同僚に、「仕事でずっと張りつめていた身体自体が、休暇に入ることを実感して緩み、安心しきっちゃったからじゃないの」と言われた。そのときは何を子供みたいだと否定したが、「旅行先で症状が出る」状況としては全く同じ。ここ数年の旅行も、事実、この2回しかない。

完全に体のスイッチが切れるということか。。管理できない子供のようにも感じるし、若くないとも感じる。この際、肌について相談もろもろ検討しよう!・・・違う違う、そうじゃない。