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ありがちな平成最後に高校生だった話。

結局最高に楽しかったね平成。

令和の前に彼氏作るとか

鈴木福が声変わりする前に彼氏作るとか

もうそろそろ金出して買えよ。


うちら、まだ平成最後に生きる

等身大の高校生なんだけど

結局どの時代も持ってるものとか

流行ってるものが違うだけで

どこの学校でもだいたい同じようなこと

同じようなグループの同じような人間関係の

これまた同じようなうちらみたいなやつがいて

「8組の高橋が女と付き合った」だの

「顧問が授業中に泣いた」だの

それなりの日常を繰り返して

今日も生きてるわけなんですが

世界中に散らばった私、見てる?


「ねぇ、もういい加減諦めたほうがいいかな」

ってさきちゃんが泣いてた 

「好きだった」

そう言って電話切ってた。

別にこっちはなんの感情もなくて

背中さすりながら

「頑張ったね」って言った。


わたしは、未来に期待している。

無限の可能性を秘めた未来が

わたしの唯一の救いであり、絶望である。


「結婚したい」ってさきちゃん言ってたけど

未来の話ができるだけ幸せだよな。

それがあるから今日も死なないし

それがあるから今日も死にたいし。


あぁ、お得意のね。

あぁ、思春期のね。

あぁ、そんな言葉で片付けないで欲しいっすよ

だって、等身大うちらの平成は

高校生で幕を閉じて

さよならになっちゃうんだもん。


あぁ、寂しいのね。

あぁ、多分もうこんなこと

一生思い出さないんだろうな。

だからね、ここに書いて置くけど


最高だった平成。

お前、もう帰ってくんじゃねぇぞ。

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