[ 創作墨字 あんじる ] 遭遇!目撃!(◎_◎;)いざとなると何もできず。情けないことこの上ない (写経継続142日 7クール16日)
「案」の漢字の成り立ち:「家の中で女性がやすらぐ」象形(「やすらか・安定する」の意味)と「大地を覆う木」の象形から、安定した「つくえ」を意味する「案」という漢字が成り立ちました。
[ 創作墨字 あんじる ] :安心してまっすぐ立っていられるよう望み、祈る気持ちを込めて創作しました。先日創作した「あんしん」(大人も子どもも心から安心して心おきなくゆったり過ごす安心・安全な家庭む含めた)の一部とまっすぐ立つを組み合わせました。
[ 創作墨字 あんしん ] :土台がガッチリした、揺るぎない屈強な家の中では男も女も子どもも心おきなくゆったり過ごす。安心・安全な家庭をも含めて「あんしん」という漢字を創作しました。
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夜勤明けの地下鉄。都心部(あ、田舎にも中心部ってあるので。。)からの帰り道、まあまあ空き空きの車内で目にした光景が強烈でした。
あとから思えば、こうしたらよかったのではないかとか、もう少しなにかできたのではないかと後悔しきりです。
いつものように8時過ぎ、自宅へ向けて一番前の車両に乗り込みました。夜勤明けにその車両を選ぶのは座れるタイミングが早めにやってくるからです。
乗車した次の駅で降りるサラリーマンが多い1両目は、思った通りすぐ座れそうな車内の気配にホッとしました。
案の定次の駅で男性サラリーマンの多くが降車し女性と私服の男子だけが残りました。
さっそく空いた席に座ったのですが、右隣に座ってる女性のそのまた右2席分が空いていて、その先に座っていた男性がすっくと立ち上がり、向かいの女性に挟まれた1席の空席に滑り込むように座るのが目の端に映りました。
はあ?
目が釘付けってこういうことか。というシーンです。
自分の隣2席分空いているのに、わざわざ間に挟まれるように座らないといけない席に移動するって、このソーシャルディスタンスが叫ばれてる中へんですよね。
彼が滑り込んだ左隣の女性は20代前半、可愛らしい顔をマスクで半分覆い、端っこで横の手すりにもたれて寝入っています。
隣に座った彼はキョロキョロと目を泳がせ、お隣のお嬢さんの顔に見入っては目を外し、でもまた耐えきれず目がそちらに向き、そしてまた見入ってしまうの繰り返しです。
あらま、大丈夫かしら。。ちょっと知恵遅れかな?の彼の様子です。
そのうちバックの中を覗き見る仕草をしたので、これは目が離せないと凝視していました。事件の兆しがあったらカメラか動画をと構えました。
しかしそのうちお嬢さんの肩に自分の頭をもたれさせ、乗せたら肩を揺すられて、起きそうになり慌てて頭を引っ込めて。
なんだろねー。アホちゃうか!
刑事事件性はなくなったものの、今度は別の意味でヤバし!私、監視けーぞく。
今度は彼、抱えていたバッグを右の空いた席に置いて(ここには座らないでねアピールなのでしょうか。。。)
なんとじぶんの膨れたおまたに手を添えたり、お嬢さんの顔をみたりの繰り返しが始まりました。
いやはや、お嬢さんてば、すっかり寝入って起きません。
もうもう、見ていられないと思いつつ
これ以上発展したら声をかけないと、
いや、知り合いのフリしてお嬢さんに声をかけて起こそうか。
いやいや、可愛らしいお嬢さんが恥ずかしい思いをしても可哀想だし
お隣のおバカさんの恨みを買ってもよくないし。
車掌さんに通報するまででもないか。
すぐそこに車掌しゃん?運転士さんはいるぞ。
どうする?どうしたらいいだろう。。
考えがまとまらないわ、どきどきするわで
脳みそは大忙しで回転するものの、何も決まらずそこに座ってカメラを起動したままのスマホを握りしめるばかり。
私の最寄駅は終点の一つ前。
最寄駅に近づいてもお嬢さんは起きる気配がありません。
お嬢さんはどこまで行くのだろう。
とうとう最寄駅はもうすぐ目の前です。
着きました。
そうしたら女性が数名乗車してきました。
ちょっと遠巻きにその女性たちが彼らのシートの前に立ちました。
あー、人が増えた。よかった。
見られる危険性が大きくなったからこれ以上の行動にはならないでしょう。
ましてや次が終点だから発展する前に、お嬢さんも起きて降りるでしょう。
もう大丈夫かな。
後をつけられたりしないように。
それだけ祈ることにしよう。
ようやく心が決まりいつもの最寄駅で降車しました。
あの可愛らしいお嬢さんが無事目的地までたどり着き、おバカさんの魔の手が及びませんように祈るばかりです。
今回はおバカさんが少し知恵遅れが入ってる様子だったため、恐らく悪気がないのだろうと予想しました。
こんな時ってどうしたら良いのでしょうね。
どの程度の常識をお持ちなのかが計り知れないので、声をかける場合のタイミングとかどんな言葉かけをするか、お嬢さんへの影響も考えると慎重にならざるを得ません。
これ、何もできなかったことへの言い訳かな。
若い方もお年を召された方も、どうぞどうぞ
お気をつけて日々お過ごしくださることを祈念します。
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(写経継続142日 7クール16日)
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(参加中 #100日間連続投稿マラソン 56/100)
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今日も最後まで読んでくださりありがとうございます! これからもていねいに描きますのでまた遊びに来てくださいね。