一族郎等、新興宗教信者・後編〜誕生日祝いも、やっぱりない〜


こんにちは、いつきです。

日が空いてしまいましたが、

11/25の東京の文学フリマに出展予定でいますので、

またもりもりとnoteを綴っていきたいと思います。



さて、前回はいつき家は両親が新興宗教どハマり&極貧によりお年玉が存在しない、

「お年玉は全額強制没収システム」

について書きましたが、

今回は誕生日祝いも存在しなかった話について書きたいと思います。


いつき家の両親は揃って某新興宗教の信者で、

「貧乏になれ」

というハードめの教義のもと揃って無職&ド貧乏だったわけなのですが、

それでも子どもの誕生日くらいは、

少しくらいは祝ってくれるかな?と思うじゃないですか。

思うじゃないですか?


でも、いつき家の両親は、

「誕生日は産んでくれたことを両親に感謝する日だ!!!!!」

と言い張り、

いつき家では子どもの誕生日は祝われる日というより、

「お父さん、お母さん、産んでくれてありがとうございます・・・」

とほぼ無理矢理言わされる日だったのです。

「お、おう・・・・・・・」

って、毎年なっていました。


両親は新興宗教にどハマりし、極貧で、一家で風呂なし神社の奥に住みこんで、

学校ではいじめられて、アトピーも酷いのに風呂も毎日入れず、

家では親からデブ・ブスと言われて育ったこの環境で、

どうやって両親に感謝しろと?!?!?!

と毎年心から思っていたのですが、

まあ言わないと頭ごなしに否定され、言うまで説教され続ける、

という環境だったので無表情で「アリガトウゴザイマス」と毎年言っていました。

多分ロボット並みのイントネーションで。


なのでもうBBAに足を踏み入れつつある今でも、

「誕生日おめでとう」

と言ってもらえると異様にめちゃくちゃ嬉しいです。

感謝を強制されずに済むことの素晴らしさよ??!!??!??

と思ってしまいます。


「当たり前」は、当たり前が当たり前な人にとっては当たり前ですが、

いつき家に世間一般の「当たり前」などほぼ存在しなかったのです。

常に異常、常にイレギュラー、常に神と親が一番。

普通とはなんなのか?

普通とは一体どういうことを指すのか????

こうして「まともがわからない」女、いつきが爆誕しました。





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