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“コンサルタント“ って、なんですか 13.

奇しくもこんな話を書いているときに、興味深い記事を見つけた。

「経営のプロ」が倒産していたのでは笑い話でしかないし、これだとフリーランスなどの実情は、もっと厳しいことも想像に容易い。
これだけ評判や印象が悪いと依頼件数も少ないのではないかと懸念するし、既に実績のある人、人や業界との繋がりで受注できる人はともかく駆け出しや実績のないコンサルタントは、そもそも何処へ営業をされるのか?

大企業だと門前払いだろうし、中小企業であっても会計をはじめとする専門部署があり、かじった程度の知識でとても太刀打ちできるとも思えない。
そうなると零細企業や個人事業が対象になると思うけれど、その多くの会計面では顧問税理士の先生がおられる。
自分で確定申告をする方もおられるけれど、そのほとんどは報酬を支払って専門家に依頼するまでの規模でないのがその理由だと思う。

これを書いていて、はたと気がついた。

”だから若そうなコンサルタントの多くが 「集客」をウリにしているのか”

だけど会計面を別にしても、食べもの屋さんに限れば「10%あれば上出来」と言われるとても利益率の低い業種であり、それも零細企業や個人事業からの受注となると現実的には至難の業に思える。

こう考えていくと、いくら世の中にお店が多いとはいえ小規模やフリーランスのコンサルタントが新規参入する余地がそれほどあるとは思えず、何処をターゲットにされているのかがわからない。
八方塞がりに思えるけれど、あるとすれば食べもの屋さんの知識、経験がほぼなく「でも夢だった食べもの屋さんをやりたい」「退職金で」といった昔から一定数存在する右も左もわからない脱サラの人などを対象とすることくらいしか思い浮かばない。

コンサルタントが情弱ビジネスと揶揄される所以も、こういったところなんだと思う。

つづく

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