見出し画像

今年頑張ったこと、できたことを思い起こし、来年につなげたい。

今年も残すところ、あとわずかになりました。

年の瀬になり、「~納め」をするごとに、今年一年、物事にきちんと向き合って来ただろうかなどと、振り返りをしています。子どものころ、学校で「一年の反省」と題した作文などを書く時、私は一年のダメだったことばかりを思い起こしていました。ダメなことばかり数えていくと、「来年は頑張ろう」という気持ちより、ダメだった自分にがっかりしたものです。私が育った時代は、何となくそんな、自分を褒めることの少ない時代でした。最近は自己肯定感を上げるために、「自分を褒めましょう」という雰囲気があり、とても素敵なことだと思います。

心、ここにあらずな、「ながら」対応。

さて、このnoteを読んでくださっている方の中には、お仕事以外に、家事の多くをこなしたり、家族の(特にお子さんの)予定にあわせて、自分時間を調整されている方がいらっしゃることでしょう。経験から、忙しいと作業を並行して「こなす」のが上手になっていきます。料理をしながら子どもの話を聞く、掃除をしながら電話をかけるなど。
そんな日常の中でとても反省したことがありました。聞いていたつもりの話が頭に残っていないなということです。よく家族に「以前話したよ」や、ひどいときには「何回も話した」と指摘され、自分ではうまく「こなして」いたつもりが、実際はそうではなかったということです。
そもそも家族の話を聞くことを、「こなす」ことの一つに分類していること自体どうかしています。いくら忙しいとはいえ、反対の立場でしたらとても寂しくなります。

イツモココデのシンボルたちを旗にしました。11月、ベンチャーカップCHIBAに参加した際、さっそくブースの前に飾りました。

つまらないのは本当に「勉強」?

話は変わり、お子さんたちの勉強に関すること。
東大とベネッセの共同研究によると、小学4~6年生の4割以上、中学生の6割近くが勉強に対して前向きになれていないようです。「日本の未来に期待を寄せられないから」なんて考えているお子さんはいないと思います。おそらく勉強がつまらないから。どうしてつまらないと思うのか?個人的には、勉強することがタスクになってしまっているのではと思います。タスクをこなすのをゲーム感覚で楽しめるお子さんの中には、タスクとしての勉強に向き合ううちに、学ぶことの楽しさや大切さを自然に見出すお子さんもいると想像します。
反対にタスクを「こなす」ことが苦手なお子さんは、それと一緒くたに勉強に対して苦手意識を持ってしまうのかも知れません。

タスクをこなすのが勉強じゃない、勉強の始まりは好奇心から

そもそも子どもというものは好奇心いっぱいの生き物です。なんでどうしてを繰り返し、それぞれのペースでいろいろなことを吸収していきます。興味を持ったことにはとことん向き合い、周りのお子さんよりペースが遅かったとしても、とても深く学んでいたりします。それがいつの間にか周りと歩調を合わせることだけにとらわれ、好奇心による学びではなく、タスクをこなすことが目的になってしまうのが、勉強をしたくなくなる理由の一つかもと想像します。

心して向き合ってみる

大人になると、しなくてはならないことがたくさんあります。「こなす」だけでいいこともありますが、人との関わりや、読書、自分の栄養になることには、きちんと向き合い心にとどめたいと、この1年を振り返り思いました。
もし勉強をしないのが悩みというお子さんがいらしたら、分からないからしないのか、時間が足りないのか、誘惑の多い環境だからできないのかなど、お子さんに向き合って原因を探るのも一考の余地があります。勉強以外に夢中になっていることがあるのでしたら、それはきっと将来の強みになっていくでしょう。
お子さんそれぞれの個性を大切に、今年できなかったことを数えるのではなく、今年できたことをたくさん褒めてあげたら、新年からもお子さんたちは自信をもって過ごせると思います。
私自身も、今年頑張ったことを思い出してみようと思います。

来年もよろしくお願いします。

私たちイツモココデは、来年以降もお子さんの好奇心からの学びを、変わらず応援し続けたいと思っています。
読んでいただき、ありがとうございました。