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笑いの神様が思いもよらないところに潜んでいた件について【エッセイ】1000文字

二週間に一度、図書館で本を借りています。一回十冊まで。
子供たちと行ってそれぞれ選んだり、お気に入りになった作者の本を検索して見つけたり。
子供たちは本が大好きなので、と言いたいところですが逆にあまり本を読まないので、本がたくさんある空間に行って出会ってもらおうという作戦です。
選ばれるのは絵本がほとんどです。
娘は小二なので絵の少ない児童書を読んでもいいと思うのですが、苦手のようです。
私も娘ぐらいの頃は本好きというわけではなかったので、何を借りるかは自由にしています。
なので、同じ本を何回も借りていることもあります。

選ばれた本は帰りの車の中で子供たちがそれぞれ読み、家では寝る前に親が読んであげています。
家に着いてからは寝る前ぐらいしか借りた本は読んでいません。
もっと家でも手に取って欲しいんですけど。

今回借りた本の中にふくざわゆみこさんの絵本があります。
ふくざわゆみこさんの絵は繊細で優しくかわいいです。
よく子供たちに選ばれていたので、他にもないかと検索して見つけました。

ミミちゃんのぬいぐるみ。
表紙は、うさぎのミミちゃんがミミちゃんと同じかわいいうさぎのぬいぐるみで遊んでいる、ほのぼのした絵です。

まさか笑いの渦に巻き込まれるとは思ってもいませんでした。
穏やかな眠りにつけそうと思いきや、逆に目が覚めてしまいました。

ここからネタバレします。
引き返すなら今です。



ミミちゃんはおねえちゃんが何かを戸棚に隠すのを見てしまいます。
そして、案の定、こっそり戸棚から見つけてしまいます。
それはかわいいうさぎのぬいぐるみです。
ミミちゃんは気に入って、おねえちゃんが帰ってくるまでぬいぐるみと遊ぶことにしました。

ミミちゃんは元気いっぱいです。ぬいぐるみとスケーターに乗ります。
ぬいぐるみが落ちないようにマフラーでしばって、野原を駆け抜けていきます。
絵ではぬいぐるみが落ちそうです。
もう嫌な予感しかしない。なくしちゃうんじゃないだろうか。

なくしてはいませんでした。が・・・

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耳が・・・足が・・・
森のお友達には、ぼろぼろのだんごみたいと言われる始末。

泣き出すミミちゃん。そりゃ、泣くでしょう。
その様子を見て、お友達のアヒルとタヌキとロバとカラスとキツネとヒツジがなんとかしようと試みます。
もう一度いいます。
アヒルとタヌキとロバとカラスとキツネとヒツジのお友達です。
で、なんとかした結果。

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何者!?

この衝撃に私は耐えられませんでした。
全く予想していなかった展開にお腹を抱えて爆笑し、寝る時間を過ぎてもなかなか絵本の続きに戻れませんでした。
これを見て、さぞかしミミちゃん泣いたでしょう。
どうでしょうか?


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