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海外就職でベトナムを選んだ理由

 ベトナムで就職して4か月が経ちました。就職活動を振り返って気づいたことや、私がなぜベトナムを選んだかをお伝えしていきます。海外就職に興味を持っている方やどの国にしようか迷っている方の参考になれば嬉しいです。

駐在 or 現採

 海外就職に興味がある人がまず考えるのが、駐在員か現地採用どちらにするかです。両者の違いはネットで調べたらたくさん出てくるので割愛しますが、私の場合は、単純に駐在員に憧れを抱いていました。しかし、前職では海外支店がない企業だったので、そもそも転職をしなければ海外で働くという目標は達成できませんでした。それに、前職の時はまだコロナ禍で海外へ行くという頭すらなかったです。やっとコロナが明けて、やりたいことを考え直した時に「やっぱり海外で挑戦したい」という気持ちが芽生えました。でもその時には28歳になる年だったので結婚や出産も考えて、今から転職して駐在員を目指すという選択肢もありませんでした。私が調べた企業のほとんどが日本で3年間勤務した後に海外へという流れでした。企業や職種によってはいきなり海外という場合もあると思います。駐在でも現採でもメリット・デメリットはあるので、どちらを選択してもかけがえのない経験になることは間違いありません。私の場合は、上述のように結構現実的な理由が多いですが、「今の自分」「将来のなりたい自分」「なぜ海外」を書き出して、後悔しない生き方を考えた結果、【海外就職 × 現地採用】でした。
 

転職エージェント登録後の面談

 現地採用の場合、転職エージェントを使って求人を探す方が大半だと思います。私は数あるエージェントの中で、JACリクルートメントを使いました。私はJACの方々が最初からしっくりきたので、他サイトは登録しませんでしたが、エージェントは他にもたくさんあります。比較したり、いろんな専門家の方の意見を聞いたりするのが良いと思います。登録したら、まずはじめに面談が行われます。その面談は私にとってさらに自分と向き合う良いきっかけになりました。私がドキっとした質問もいくつかあったので、海外就職で迷っているみなさんも自分に質問してみてください。

どこの国がいい?

 これを聞かれて、ドキっとしたと同時に「いやそうだよね」となりました。(笑)そもそも何も考えずに、なんとなくエージェントに登録した私は、特にここがいい!という国はなかったので、まずは海外就職の現状やそれぞれの国の特徴を教えてもらいました。この点はやはり転職エージェントから有力な最新情報をもらうのが手っ取り早いです。私はアメリカ留学やオーストラリアでのホームステイ、他にも学生時代にちらほら海外へ旅行していたので、なんとなくここに住んだらこんな感じかなというイメージはありました。ただ、「人生一度きりだから、行ったことのない国がいい」と思い、東南アジアを選びました。東南アジアは就労VISAが比較的取得しやすい人気の渡航先です。4年制大学卒業していて、社会人経験が3年程あればほとんどの人が取得できます。

私が国を選ぶ基準

 東南アジアまでは絞って、そこからどの国の求人を探すかですが、特にこだわりがなければ1つに絞る必要はないと思います。数か国の求人を見てみて、そこからその国の特色を感じることもできますし、給与・待遇面の比較もできて参考になるので、たくさんの求人を見てみてください。
 私の選ぶ優先順位の1番が「治安」です。人によっては「食」「給与」「物価」「言語」「就労ビザの取りやすさ」など様々だと思いますが、特に女性にとっては治安の良さは大事かなと思います。その次が「経済成長率」です。私は日本では見られない面白い求人を求めていました。わざわざ海外就職するなら、将来自分の市場価値が高くなるような経験ができる環境がいいなと思い、そこで挙がったのが「ベトナム」でした。

なぜベトナムを選んだ?

ベトナムを選んだ理由は2点です。
1.コロナ禍にも関わらず、経済成長し続けている
2.私が求めることと求人内容がマッチしている

 1と2は関連しているのですが、私が海外でやりたいことというのが、日本や韓国のようにもうすでに経済発展を終えていて、出来上がったものを維持しさらに成長させていくことより、ゼロからつくり上げていく方に興味があったからです。抽象的な表現になってしまっていますが、まだこれから伸びしろしかない国で、今まで培った経験を活かせる環境を求めていたので、そういった国は東南アジアに多く、その中で治安も比較的良いベトナムを選びました。
 また、給与はこのくらい欲しいだとか、住宅手当は必須だとか、人それぞれ自分の中に譲れない条件というのがあると思います。私はYouTube動画を参考に、給与・待遇面や現地生活費を調べた上で、自分の納得のいく求人と出会えるまで求人を紹介し続けてもらい、現勤務先を見つけました。

ベトナムを選んだ結果

 まだたった4か月なのと、他の国で働いたことはないので、ベトナムで良かった!とは言いません(笑)。正直、食は全く口に合いませんし、ベトナム語も全く話せないので、生活面で辛い時もあります。けれど、予想以上にベトナムには活気があって、まるで「今まさに経済成長中ですっ」と言わんばかりにキラキラした声が国から聞こえてくる感覚です。また、治安も思っていたより良く、親日で、ベトナム人も意外にシャイなところがあったり日本人と似ている点もあります。また、私が結構気に入っている点は、年中温暖な気候です。日本にいる時は季節の変わり目に体調を崩しやすかったり、雨季は片頭痛に悩まされたりしていましたが、ベトナムの雨季は日本と比べたら全然まし。ちょっと待てば雨はすぐ止みますし、暑さより寒さが苦手な私にとってこの気候は最高です。


 今回は、海外就職で「なぜベトナムを選んだか」についてお伝えしました。これは本当に人それぞれなので、1番大事なのはきちんと自分と向き合って、いわゆる「就活の軸をつくる」ことかなと思います。私と同じようにベトナムに現地採用で来た人でも全く違う理由でベトナムを選んだ方もたくさんいます。ベトナムに旅行して以来ベトナムが大好きで~という方も多いです。私はそもそも友達もゼロの行ったことがない国を選ぶという点で、余計周りから「なぜベトナム?」と聞かれますが、面接でも今回挙げた理由を伝えると、企業側は納得してくれていました。
 今はまだ4か月だけど、もう少し時間が経って、もっとベトナムの良さをお伝え出来たらいいなと思っています。

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