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I am a hamster person

犬派?猫派?というお決まりの二択がこの世には存在しているけれど、私はどちらにも当てはまらず、これ。

" ハムスター派 "

小学校3年生くらいだったかな、生まれて初めてペットを飼ったんです。
小さな手の中にすっぽり収まるゴールデンハムスターの女の子。
私たち家族はその子に「キャロル」と名付けました。
クリスマス生まれというわけではないのだけど、この名前は母がつけたんだよね。
ちなみに「キャロル・モモンガ・吉田」が正式名で、立派にミドルネームがついてた。
ハムスターなのになぜ、モモンガ。私の母は絶妙なセンスの持ち主。
案の定モモンガなんて呼んだことは一度もなく、私たちはみんな「キャロちゃん」と呼んでいた。

私のハムスター好きはこのキャロちゃんが我が家に来てくれたことから始まりました。

キャロちゃんはいとこが飼っていたハムちゃんの子どもで、10匹くらいいたきょうだいの中からいとこが選んで譲ってくれた子。
動物好きの私にとって、念願叶っての初ペットだった。

ただハムスターのいのちはとても短くて。
キャロちゃんは元気に長生きしてくれた方だったけど、それでも3年弱とかかな…くらい。
本当に短い。

キャロちゃんがお空にいってしまった時、私たち家族はあまりに悲しくて悲しくて。
もうペットを飼うのはしばらくやめよう、という話をしました。

あれから15年以上の歳月が経ち、結婚し、アラサーとなった春。
旦那さんとハムスターを飼わないかという話になった。
どうしてそういう話になったかうろ覚えだけど、結婚して初めて住む街で、私が少し寂しさを覚えていたので、大好きなハムちゃんをお迎えするのはどう?みたいな感じだったかな。

でも最初はどうしてもキャロちゃんのことが頭から離れなくて。
今となっては齧歯類に囲まれた生活をしているけれど、お恥ずかしながら、私アラサーとなっても未だに「死」というものに向き合えないんですよね。動物も、人間も。
だからお迎えする前にお別れの時のことばかりを考えてしまって、なかなか踏み出せずにいた。

だけど、守り神のような旦那さんの存在のおかげで(?)、人生2匹目のハムちゃんをお迎えすることにしました。

お迎えするのは絶対にゴールデンハムスターとだけ決めていたの。
やっぱりキャロちゃんを重ねてしまうね。
ペットショップに見に行った日、「もう絶対この子!」と思う子がいました。
何匹か同じおうちにいたのだけど、その中のみんなが寝ているのに、その子だけ一人でずっとキャベツ食べてたんだよね(笑)
それがこもちゃんとの出会い。
一人でずっとキャベツ食べてる姿に一目惚れしてしまい、白と茶の毛並みも可愛くて(のちにこもちゃんの背中にはアルファベットのJの模様があることに気づく)、気づいた頃には「この子お迎えします」と言っていた。

お迎えしてからというもの、ずーっとハウスにこもってて、こもりっぱなしが可愛かったのと、私たち夫婦が大切にしている「こもれび」という言葉から、「こも」と名付けました。
まあお迎えしたばかりでハウスにこもりっぱなしというのは大体のハムちゃんがきっとそうだと思うけど(笑)

こもちゃんが家族になってから、それはそれは楽しい毎日で。
何をしていても可愛いし、超おてんば娘だから時々ヒヤヒヤすることもあったけど、それも面白くて。
回し車を回さずよじ登ったり、お部屋に出してのお散歩中は本当にじっとしないから目が離せなかったり。私をよじ登るのも大好きだし、とりあえずなんでも噛む(笑)
たまにトイレで寝ちゃったりしてるのを見ると、「あー、あるあるだよねぇ」なんて昔を思い出したりもしてた。
お野菜とかぼちゃの種が大好きで、あげるとものすごく喜んで食べる。特ににんじんととうもろこしが大好物。
こもちゃんと暮らすようになってから、私はかぼちゃを“美味しそうな種がついているか“という目線で買うようになりました。

こもちゃんが来てくれてから、新しい街で暮らす寂しさも気づいたら無くなっていた。家に帰ればこもちゃんがいるし、毎晩一緒に遊ぶのが楽しいし、よくお話ししていた。
去年の自粛生活も、こもちゃんの存在にどれだけ救われたことか。もとから家にいることは大好きな私だけど(私もこもちゃん)、それでも鬱鬱としていた自粛期間。だけどこもちゃんがいつもいつも明るくしてくれたんだよね。

そんなこもちゃんがここ1・2ヶ月で急激に老いてしまった。
2019年の6月30日にお迎えをして、先月の5月30日には2歳になっていた。
もうそんな歳か…とあまりの早さに驚きだし、何よりハムちゃんの体調の変化が急激すぎてびっくりする。ハムちゃんの一日って人間の何日なのよ…

こもちゃんはこの5月に入ったくらいからまず回し車で遊ばなくなり、寝ている時間が爆増し、歩き方がヨタヨタするようになった。それからだんだん硬いペレットが食べられなくなって、今はお湯でふやかしたペレットをさつまいもやにんじんなどの茹でたお野菜をペーストにしたものと混ぜてあげている。
あとは給水ボトルから水を飲まなくなった。上を向くのがしんどいんだろうなと思い、置き型の給水タンクを設置してみたけど全然使ってくれなかった(笑)なのでキャベツとかお野菜で水分補給をさせてあげてる。
もうここまででもだいぶしんどかったのだけど、ついちょっと前にトイレに行けなかったのか、お尻とお腹がとても汚れてしまっていた姿を見た時は辛すぎて可哀想でもっと早くに気づいてあげられなかった申し訳なさと、とうとうここまで来てしまったかというショックで涙がうわんうわん溢れてしまった。
そこからというもの、毎朝晩にご飯を交換するのと一緒にこもちゃんのお尻チェックもするようになった。
キャロちゃんにはここまでのことをするようなことはなくて、だから初めてのハムちゃん介護に戸惑いと不安でいっぱいになってしまい、ここ最近は心がとても不安定な日々でした。ご飯をよく食べてくれるだけで嬉しくて、ずっと寝ていると異常に不安になってしまったり。家にいれば何度もこもちゃんの様子を見に行ってしまいます。息をしている姿を見て「よかった、生きてる」と安堵する日々。
こもちゃんのそばにできるだけいてあげたくて、本当に不要不急の外出をしなくなりました。これをハムディスタンスと言います。(言いません)

こもちゃんをお迎えしてから、そしてれびくん、わたくん(new!)(※ちるちゃんが時空の旅に出ている間に実はもう一匹モルくんが増えました。この話はまた別でするね。)にも、毎晩お休みの前に「大好きだよ」を必ず伝えるようにしています。
こもちゃんが生まれて2年、もうすぐ家族になって2年。毎日たくさんの愛を伝えているけど、いつどうなってしまってももうおかしくない日々、さいごまで楽しかったね、幸せだね、ありがとう、大好きをたくさん伝えて愛でていきたいなと思っています。

自分の心の整理のために、つらつらと取り留めもない日記を書かせてもらいました。
まだこもちゃんはおばハムなりに元気に過ごしてくれているけど、いつお別れが来ても向き合える勇気が持てるように、目を背けたいから本当は書きたくなかったけど、大好きなこもちゃんのために書くことにしました。
書きたい、書きたくない、書けない、、を行ったり来たりして、でも違うトピックのことを書く気にもなれなくて、私も時空の旅に行った並に姿を眩ましていましたごめんね。

完全に自己満足だけど、書いてよかったな。

ふと、全然ゲームをしてこなかった幼少時代だったけど、唯一ハマった大好きなゲームがゲームボーイカラーの「とっとこハム太郎 ♡ともだち大作戦でちゅ♡」だったことを思い出した。
ロコちゃんに憧れ、毎週金曜日夕方のハム太郎が楽しみで仕方なかったなぁ。。

やっぱり私はハムちゃんが大好き!

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今日はとっても楽しかったね!
明日はもっと楽しくなるよね、こも太郎♪ヘケッ
(※こもちゃんは女の子です)


まろにー

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