体調不良とわたしの関係
何かをやり遂げたあとだったり、忙しい日々が続いたり、緊張する場面を過ごしたあと、体調が悪くなることがあります。
割と体力はある方なのですが、ホルモンバランスが乱れやすかったり、胃腸が痛くなりやすいので、疲れるとそういう弱い部分に影響が出るのです。
体調不良に陥ると、こんな考えが首をもたげます。
「他の人は、しんどい!と思うことでも平気でやっている(ように見える)のに…」
最初に立てた目標を何の問題もなく達成したいのに、どうしても不調が出てしまう。
そんな自分を、今までは「人より弱い」と思っていました。
あるいは、「人より敏感」だと。
だから、体調不良になってしまうと「自己管理がなってない!」と思ってしまい、ベッドの上で自分を責めていました。
特に何か約束事があって、それを体調不良によって反故にしてしまうと「相手に不誠実なことをしてしまった」と自己嫌悪度はMAXに。
思うにこれは、10代〜20代の頃におかれていた特殊な環境の影響だと思います。
うーん、今までのわたし、辛かったなぁ。
書いてて、涙が出てきそう。
数ヶ月前のある出来事が、体調不良への認識を大きく変えてくれました。
わたしの住んでいる自治体では、希望者は子育て支援センターで心理士さんとの面談を(何度でも)受けることができます。
そのあたりのことについてはこちらの記事に書いたのですが、
なにぶん色々と深く考えすぎてしまったり、生真面目な部分があるので、子育てする上で自分の価値観が偏っていないか、冷静に見つめる習慣が必要だな、と思っていました。
そのため定期的に心理士さんと面談をして、極端な考えに陥っていないか確認しているのです。
そして、その日はなぜか体調不良の話になりました。
そこでわたしが、
「体調を崩すたび、なぜこんなことで…と自己嫌悪がひどいんです。なぜ、わたしは他の人のようにできないんでしょう」
と言ったところ、心理士さんから返ってきた言葉は
「いやいやそれ、違うから」
というものでした。
どういう意味かにわかに理解が出来ず、「ん?」という顔をしていると、彼女はこう言ったのです。
「他の人は体調不良になる前にサボったり、辞めたり、逃げたり、他のことで誤魔化したりするのよ。それは何も悪いことじゃない。でもあなたの場合は、体が『もう限界!』ってサインを出すまで頑張り続けちゃうのよね」
「逆に言えば、体調が悪くなるまで我慢を続けてるのよ。『逃げたい、サボりたい』と思っても『いや、もう少し頑張ろう』と思って頑張る。その結果、体調が悪くなる。だからね…」
「あなたは弱いんじゃなくて、我慢強いのよ」。
その言葉を聞いて、今まで抱いていた価値観が反転し、まさに目から鱗がぽろぽろと落ちました。
え!!!!
わたしって我慢強かったんだ!!!!
ずっと「自分は弱いから体調不良になる」と思い込み、そのことが自分を苦しめていたのに…。
「今まで頑張ってたんだ」ということに気付かされてからは、大袈裟ではなく、見える世界がガラッと変わったような気がしています。
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今これを書いていてふと思ったのですが、【目から鱗】という言葉。
鱗のように硬いものが【目】を覆っていて、それがポロっととれることで、曇っていた目が、今までとは違ったものを見られるようになるんですね。
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昔人に言われたこととか、置かれていた環境が、自分の評価を捻じ曲げていたけれど、心理士さんのおかげで胸のつかえがとれました。
今では体調不良になると、
「ああ、ちょっと頑張りすぎたな。よし、治そう」
と思えるようになって。
体調不良との付き合いが、以前よりも楽になった気がします。
これからも、頑張りすぎる自分とうまく折り合いつけていきたいな。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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