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コーチングで断捨離

断捨離で一世を風靡した「コンマリ」様は、その断捨離の基準を「ワクワク」するかどうかで決めましょうと、提案したと言われています。
私も、しましたよ、断捨離。したくなかったけど断捨離。
初期は、夫の転勤による断捨離。
いつか使うかな、と思って段ボールに入れた引越し荷物、転勤先で蓋も開けない、ということは転勤族の妻たちなら必ず身に覚えがある話。
何回引越したかな~今回の奈良で結婚後7回目でした。
7回目は、最後の引越しになると思いましたので、さらに捨てましたね。
思い出に取っていた子どもの成績表やら工作は、本人たちから「いらない」と一蹴され、これが「親の心の断捨離」と見せつけられました。

断捨離していいのかどうかわからなかったけれど、やむを得ず行った断捨離は、義母の家、夫の実家を潰す時。
義母のアルツハイマー病による認知症がはっきりして、いよいよ施設入所との時期でした。丁寧に折り畳んだ紙袋が幅1.5mありましたね。夫と夫の弟夫婦と日程を手分けして片付けました。トラック何台来たか。
主のいないところで「捨てる」と分かっているモノを出すのは、胸が痛みました。

次なる断捨離は、夫の伯母の施設入所の際。
100年越しの古民家で、これはまだ家がありますが、家の中のモノの把握と片付けに入りました。
伯母より先に亡くなった伯父の蔵書が小屋一つ、100年続いた古民家で行われていたであろう地域の会合のための大量の食器と伯母が溜めていた古い贈答品の数々、そして継ぐ人のいない菩提寺の墓。
これはまだ道途上でもあります

モノは単なるモノでなく、そこに持った人の愛情や思い出が詰まります。それをどう断捨離していくか。キーワードはコンマリ様の言うとおり、ワクワクと「ありがとう」でしょう。

コーチングセッションの中で、クライアントさんが『たくさんモノを持っている』と感じたことは幾度もあります。
手放せるものはどれですか。手放してみたら何が起こりますか。
優先順位をまず付けてみる、ことがその一歩です。