白識想白
距離感が分からない
言葉を、距離を詰める道具として使う度に嫌悪する
泣きたくなる
やっと欲しかったものを手に入れたと思っても
スルスルと手から滑り落ち
本当にこれでいいのかという葛藤が淀む
視界が歪む。視線が、零れ落ちる。
出会いだとか別れがあったとして。
同じ人はいなくてひとつひとつの心の破片を拾っては
どんな色か確かめる度に
自分の色が失われていく
ただ白く
白くなりたい
何物にも染まらない白に。
人に当たり前にある死や美しさを、 詩や文で紡いでいます。 サポートをしていただければ製作の糧になります。 是非よろしくお願いいたしますm(__)m