マガジンのカバー画像

タイトル集

124
このタイトル、惹かれます。
運営しているクリエイター

2020年11月の記事一覧

挑戦は楽しいということに気が付いた話。

およそ10年前に心身を壊して引きこもる前まで、私は挑戦が嫌いだった。 理由は簡単だ。 失敗すると親に愛されないという思い込みがあり、失敗したくなかったのだ。 だがこの思い込みは無意識が巧妙に隠し、私の求めるものはすべて代替品だというのに気が付けないようにされていた。 だから、表から見える私は俗にいう完璧主義者というヤツだった。 ◇◇◇ 完璧主義者が全然完璧ではないことを知っている人は多いだろう。 私も例に漏れずまったくもって完璧ではなかった。 完璧を目指して頑

クラッカーをいただいた記事の紹介と今日の出来事

こんばんは。 ありがたいことに、2回目のクラッカーをいただきました! 読んでくださっている方、ひとりひとりのおかげです。 ありがとうございます。 クラッカーをいただいたのはこちらの記事です。よければぜひ! ちなみに初めてクラッカーをいただいた記事はこちらです。 △▲△ 夫が見たいアニメがあるとのことで、dアニメストアに入りました。 見たいと思っていたけれど見る機会のなかった作品もたくさんありました。 本や映画だけでなく、きっとアニメからも学べることがあると思

「ちゃんとしよう」って思っていたら1年が経った

たぶん、今しかできないであろう、わたしのエブリデイ・ライフを写真や動画に収めたいなーと思いながらいつもiPhoneを構えるのだが、目の前の光景があまりにもひどすぎてすぐに削除してしまう。 これはうちの寝室で(パンツが落ちていないことを切に願う)、枕元に落ちているのは寝る前につけたアイマスクだ。 布団は寝起きにのそりと這い出た状態のまま形状記憶され、朝に「このコートはどうかな?違うなー」「このバッグは?小さいなー」とあれこれ試しては脱いだ形跡が残っている。 理想のライフス

旅行への角度

友人が張り切って旅行計画を立てている。旅行代理店勤務の経験を持つ彼女は、上野動物園の予約を入れ、旅のプランを作り、時間を有効に過ごせるようにと、面白そうなオプションをどんどん提示してくれる。 ・東京横浜パンダプランA ・sekky100%パンダぱんだプランB ・夜も充実。プラネタリウムプランC まだまだ考えてくれているらしい。 私のいきあたりばったりの行動とは大違いだ。 手際が良く頼もしい。 一人で行く旅は気ままだけれど、少し寂しいときもある。自由と引き換えだ。 誰かと

[ノンフィクション掌編小説]二度寝攻防記

昨日というか、今朝。早朝まで昨晩は起きていた。 記事を仕上げて投稿して、日記を書いて……、寝たのは6時近かったかもしれない。 朝、7時に目覚ましが鳴って起きた。2時間未満の睡眠だけど、ここまではいい。 今日はゴミ出し日だからだ。 起きようとして布団をめくると、刺すような空気の冷たさが優しく体をなでる。一瞬にして体温が奪われてしまった。反射的に布団をかぶって体を縮こませる。 寒い。 寒いときのお布団の魔力は凄まじい。人肌の温もりをもって物理的にも精神的にもすべてを受

気づいていたけど書けなかったこと

ずっと前から気づいていたけど、 書けていなかったことがある。 というか長年生きてきて、ふとした時に気づいてゾッとするのだけど、 また忘れて他のきっかけでそれに気づいてゾッとする、 というのを何度も何度も繰り返して生きてきた。 そして、それはその都度、その時に大切に思う人に指摘されて そうなんだ、その通りなんだ。 だから私はダメなんだ。 そんな私があなたの人生を邪魔してはいけませんね。 それではさようなら。 と、その人の前からいなくなるようにするのを命をかけてやってきた

我が家の代表者の君よ

今日からイタリアでは行動範囲の規制が厳しくなります。 夫のモシモシが週末にカルボナーラをする!と決めたので昨日の夕方にひとりで買い物に行ってくれました。 同じ時間くらいに、ツキニのマダムと話をしたら今日モシモシが行っているEsselungaというスーパーの話になり、 「Esselungaでは家族連れでも無理。既に3日の時点でひとりずつでしか入れなかったよーー!!!」とのこと。 そう、ロックダウン中困ったのが家族が一緒に買い物に行けないということだった。 二人で行って効率

港区に住んでたった2ヶ月で引っ越すことになりました。休職から復活する僕の戦略。

皆さんこんにちは。 マルチポテンシャライトのogiです。 僕は今から2ヶ月ほど前に、元々住んでいた神奈川県の「登戸」という街から、港区に引っ越してきました。 ご存知か分かりませんが、登戸といえばあのドラえもんでおなじみ「藤子・F・不二雄ミュージアム」があるところです。 僕はそのすぐ向かいに住んでいました。 「藤子・F・不二雄ミュージアム」、通称『ドラえもんミュージアム』は非常に面白いので、ぜひ行ってみることをお勧めします。 さてさて、 僕の職場(現在休職中)は港区にあ

夜明けに流すあなたとの日々

そのことばは夜明けへと続く。誰にも届くことはなく、風にさらわれた赤い花びらのようにどこかへ消える。 彼は待っていた。自分のために作られた居心地の悪い部屋で。山積みの教科書と新品の課題。彼は彼女を待っていた。家族はすでに寝室へと引き上げ、安らかに明日を迎えようとしていた。 眠気はない。明日も退屈な一日。朝、教室に入れば、彼女はいつものように奥の窓際の席に座っているだろう。それでも退屈なんだ。きっと、昨日よりもずっと。彼女はいつも通り、笑っている。でも、もうただのクラスメート

小説がそこにあるのが当たり前じゃなかった頃

 私はかなり遅れてきた読者である。 「幼い頃から小説に親しんでいて」「そばに本のあることが当たり前だった」「両親の書斎にあった本を子どものうちに、親よりも読むようになっていた」と私と付き合いのあるひとは小説書きかレビュアーが多いので、自然とこんな文章を見掛けることが多い。その言葉を聞くと、ちりり、と古傷が疼くような痛みをかすかに胸に覚えてしまう。  私は少年時代、ほとんど本の読まない子どもで、詳しい経緯はこちらの記事に書いたのですが、  ある時期を境に、急に小説の魅力に

愛されてる(^O^)

仕事場に、夫が突然来た。 初めて同僚やオーナーにも、夫を対面紹介できた。 私の職場には日本人スタッフがほかに2人いて、夫と会ったときに「どうも。どうも」「nice to meet you」とぺこぺこしながら、挨拶されるのを初めて夫が体験。 お辞儀文化を目の当たりにした夫には相当に物珍しく目に写ったらしく、とても面白かったのだそう。 みんなコクコク頷くからかわいいと言っていた。 たしかに、異文化なんですよねお辞儀って。 夫は、仕事がたまたま早く終わったので私を驚かせるた