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金継ぎする器の梱包方法


毎日暑い日が続きますね。

金継ぎのお仕事では、再開して久しぶりのご連絡にも関わらず、早速と修理品を送ってくれた方や、とても価値のある陶器を私に修理して欲しいとお待ちくださった方も。
驚きつつもご依頼していただき感謝しています。
本当にありがとうございます。

今回は、その様に高価なもの、価値のあるもの、大切な思い出のこもったものを送っていただく時、より安全に送っていただくために、私が修理が終わって発送時にしている梱包方法を書いていきます。

最近の状況もあり、遠くからのご依頼が増えたため、送っていただくときには参考にしてくださると嬉しいです。


梱包方法

1 器をミラマットで包みます。

急須などは口部分の修理が圧倒的なので、その部分を何重かにします。

(かけらや、部品がある場合はそれぞれ別に包むと、かけら同士の擦れがなくなります。)

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2 その上からさらにプチプチで2重に包みます。

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3 余裕のある大きさの段ボール箱にくしゃくしゃにした新聞紙を底に敷きます。

底は衝撃を受け止めるところなので厚めに敷いています。

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4 包んだ器を入れ、隙間にまたくしゃくしゃにした新聞紙を詰めて、

修理品が動いたりしない様にしてから封をします。

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6 ことこと音がしない様にしっかり梱包出来たか確認して、大丈夫だったら完了です。

壊れもの注意のテープは配送会社で貼ってくれるところもありますが、こちらで貼って送っています。


配送会社さんの梱包ガイド

配送会社さんでも発送の方法を記載してくれています。
ぜひご覧になって参考にしてください。



複数の修理品を入れる場合

出来るだけ余裕のある段ボールを用意して、並列に並べてください。
斜めになったり、上下になったりすることをできるだけ避けて梱包してください。
多数ある場合は、クッション材などを多めにしてもらえるとより安全です。


オプション品について

桐箱があるもの、修理品でない部品(修理する部分のないふたや本体など)は、こちらでの管理が難しくなるため、一緒に受け取ることを控えております。
梱包で箱が必要な際は、不要な段ボールや菓子箱などで代用していただけると助かります。


金継ぎについてのご質問

金継ぎについてご質問をお受けしたので、こちらでもお答えさせてください。


<金継ぎの完了までの期間について>

今のところ、小さい欠けやひびなどでしたら3か月〜(発送を含む)お時間をいただいております。
それより早く作業が完了する場合もございますし、パーツが多いものは半年〜1年ほど掛かる場合もございます。


<金継ぎの個数制限等について>

今のところ、月〜個まで等の制限は設けておりません。

先着の方から順番に修理しながら、修理完了までの期間が長くなりそうな場合はお見積もりの際にご連絡させていただきます。
急ぎの場合は、締め切りを聞かせていただいてから優先的に作業を始めさせていただいておりますのでお問い合わせください。

受付情報についての目安は、こちらのプロフィール欄からご覧下さい。


<金継ぎの加飾(蒔絵など)や、塗り直しについて>

リクエストにより出来ないものございます。
私よりもっと上手な方がいらっしゃるので、手の込んだ修理をご希望であれば知り合いの蒔絵師さんや、塗り師さんをご紹介させていただく場合がございます。


お問い合わせありがとうございました。
漆に触れていないとなかなか分からないことも多いかと思いますので、他に気になることや質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。


お問い合わせ

金継ぎのご依頼、ご質問はこちらからご連絡ください。

サンプル、受付状況などはinstagramからどうぞ。
9月、10月はまだ余裕がありますのでご依頼お待ちしています。




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子供が寝ている間にクーラーの中でちまちま作業の毎日ですが、少しづつリズムやコツが掴めてきた様な気がします。

今年は島へウミホタルを見に帰れるといいなあ…。

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