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中から見た『医療業界』の問題点!?

さて、今回は医療業界の広報部分だけでなく、私が感じる医療業界についてお話したいと思います。まずはじめに医療業界は皆さまもご存知の通り成長産業であることは間違いないと思います。年々日本の医療費は増加し、高齢者率の増加に伴い更に増加することは間違いないでしょうか。様々な企業様でもリサーチをされていますが、減少すると算定しているところを見たことがありません。今後医療はさらなる発展をしていく、もしくはせざるを得ない局面であることに変わりありません。

では、実際の医療業界ってどうなのかという今回の本題に入っていきましょう。結果から申し上げますと、まだまだ変革というかステークホルダーの皆さまに合わせて変わっていく必要がある業界だと思います。今までの医局制度や、医療ヒエラルキー等様々な影響から、2022年の現在でもやはり他業界からかなり遅れていると言われていることに納得せざるを得ない状況です。コロナ禍で医療インフラをはじめ、業界内では本当に大きなパラダイム・シフトがあったにも関わらず、まだまだ変革すべき部分は多いと考えます。

医療業界の人柄


ここで今回のテーマを語る上で重要な前置きをいたします。それは、医療業界に従事されている方は基本的に真面目で、思いやりがある方が多いという点です。やはり、”医療”は社会貢献度が高く、人のためにはたらくことを前提とした業界です。この想いがなくして続けることが困難な業界と言えるのではないでしょうか。そういった意味で人材は素晴らしいマインドを持っていたり、身を挺して(あまり良くないですが)患者さんのことを第一に考える職員さんもいらっしゃいます。基本的に思いやりに満ちた業界だと強く感じています。

医療業界の現場では


さて前置きを考慮した上でお話を進めると、やはり医療業界はまだまだ修正やブラッシュアップが必要な部分が多いと思います。変わっているという言い方が正しいかはさておき、働き方や、作業効率の検討、しがらみ、ヒエラルキー等々様々です。まず私が強くお伝えしたいのが、作業の効率化や、個人情報や、オンライン化、電カル等の情報共有等です。基本的にまだまだ紙が大好きで、効率よりも頑張っている感を優先して評価していることが多いと思われます。残業を多くしていればいい、やる気があるといった偏見はまだまだ根強く残っていますし、ブラッシュアップや改善、ディスカッションといったものを極度にさける施設様も少なくないと感じます。(HPを10年変えていないという施設様に複数回お会いしたこともあります)
そしてなにより、業務効率や、売上(ここでは保険診費、自費診療費を指します)の増加へのディスカッションをそこまで重要視していないというマインドがまだまだあります。社会的貢献度が多く、応召義務もあり、本当に特殊な業界ではありますが、やはり売上を上げてなんぼであり、むしろ常に売上を上げていかなければ存続すらできません。

現場での変化


ただし、今は本当にスタートアップ企業やベンチャー企業様が医療業界に参入していただいたことでとてもすばらしい影響が出てきていると考えます。私も中から変えていこうと考えいろいろと試行錯誤し挫折した経験を持っているので、外部からこういった大きな変革をもたらしていただけるのは本当にありがたいなと感じます。大きく変革がでてきた具体的な内容としては、デジタル化や、効率アップのためのシステム構築等が進んだことです。
まだまだタイムカード(紙)が生きている業界で、タイムカードの電子化や、残業時間の自動計算や注意喚起、リマインドといったシステムを取り入れ、医療業界でも人事担当の作業を効率化し問題点を浮き彫りにしてくれます。今はDr.の働き方改革に厚労省が熱心に取り組んでいただいていますが、今後はコメディカルや事務方もそういった流れになることを願っています。

医療業界の課題?


そして、私が一番声を大にして言いたいのは、医療ヒエラルキーの緩和です。医療法踏まえ、業界で一番権限があるDr.が上でコメディカル、事務と時代錯誤な慣例のような状態が続いているということです。海外を真似ろとかそういったことではなく、同じ医療施設の従業員として、ディスカッションやコミュニケーションはある程度対等であるべきだと考えます。Dr.や院長を奉ることも重要かもしれませんが、私はリスペクトをお互い持つことで、ある程度対等レベルまで関係性を緩めてもいいのではないかと思います。
大きな施設様やグループ様はこの状態が除々に改善され、環境を整えられているように感じます。クリニックや診療所だって今後は各部署が今まで以上に協力しあって今後を乗り越えていくことが必須の時代となりました。その中でヒエラルキーのような暗黙の了解や、古い概念は取っ払ってみることをおすすめしたいです。こんな事を言うと今年、各所から怒られてしまいますが、やはり今後更に若い方々にこの『医療業界』ではたらいてもらうため、また現在この業界に貢献されている方にもっと良い環境を提供するためにも、医療業界は全体的に根本の本質的な部分でのパラダイム・シフトを受けいれる体制を整える必要があると強く発信していきたいとおもいます。

今回は長々とこういったことを書いてしまい、途中で離脱されることを考慮していましたが、最後まで読んでいただき心より御礼申し上げます。
私も現在いろいろと業界に貢献したいと思い取り組みをしております。
スタートアップ様、ベンチャー様で何かお力になれることがありましたらご一報ください。Twitter等もやっておりますのでもし良かったらご覧ください。

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