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2023年度本試験 基準点の発表を受けて

8月14日(月)、令和5年度司法書士試験筆記試験(多肢択一式問題)の基準点等について発表がありました。

■午前の部
78点(26問) 基準点突破者数とその割合=4199名・30.50%
■午後の部
75点(25問) 基準点突破者数とその割合=2780名・20.79%

(参考 令和4年度)
■午前の部
81点(27問) 基準点突破者数とその割合=3642名・27.75%
■午後の部
75点(25問) 基準点突破者数とその割合=2876名・22.60%

今回、午前・午後ともに基準点をクリアした皆さんは、まずは「第1関門」を突破したことになります。あとは、10月の合格発表まで待つしかありませんが、いったん気持ちを引き締めて、少しずつでも毎日勉強を続けていきましょう。

「合格可能性が高い」と思われる方は、口述試験でも問われる不動産登記法、商業登記法の勉強を進めておくと安心です。一方、「基準点はクリアしたけど厳しそう」と思われる方は、いったん来年の試験に照準を合わせて、本格的に学習を再開していきましょう。

そして、惜しくも基準点に届かなかった皆さん。覚悟はしていたとしても、やはり現実を突きつけられると、辛いと思います。この悔しさを胸に、来年は必ずリベンジを果たしましょう。
既に講座を受講するなどして、勉強を再開されている方は、そのままペースを崩さずに進めてください。「そろそろ本格的に再開する」という方は、基本的には、最重要科目である「民法」「不動産登記法」から重点的に復習していきましょう。安定して基準点を超えるためには、この2科目を得点源にすることが必須だからです。

そうはいっても、学習の状況や環境は人それぞれです。中には「今後の勉強の方針が固まっていない」という方もいらっしゃるかと思います。勉強方法で悩まれている方は、「パーソナルカウンセリング制度」で講師・合格者スタッフに相談をしてみてください。

伊藤塾司法書士試験科講師 北谷 馨


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