見出し画像

学習方法も『趣旨』が大切

みなさん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の髙橋智宏です。

【1】 合格者の学習方法は十人十色

合格者のみなさんの学習方法は十人十色であり、合格者講演や合格体験記などでも、多種多様な学習方法が紹介されています。そこで、「合格者の言った通りにやってみたけど自分には合わなかった」という経験もあるのではないでしょうか。

そのため、「人それぞれ環境が違っており、『合う・合わない』があるから参考にするべきではない」という意見もありますが、他人の学習方法を参考にしても自分に合わなかった、というのは「学習方法の趣旨が把握できていない」ということが原因である可能性が高いです。

【2】 学習方法の「合う・合わない」

合格者の学習方法は、その趣旨・目的が合理的であっても、それを表現した学習方法については人や環境によって「合う・合わない」があります。

その合格者と自分の可処分時間はもちろん異なりますし、アドバイスの際に想定している実力も自分とは異なる可能性があります。そのため、合格者の学習方法をそのまま実践しても「合わない」ことあるのは、ある意味当然の話です。

【3】学習方法の趣旨を汲み取る

ですから、仮に合格者から聴いた学習方法がそのままの形では自分に合わなかったとしても、その学習方法の趣旨を汲み取り、自分に合うようアレンジすることが大事です。  

例えば、私が提案する「テキストの過去問出題箇所にマーカーを引く」という学習方法は、「絞込みと繰り返し」という趣旨から成り立っています。それがアンダーラインだったり付箋だったり、シールだったりしても、結局は基礎知識に絞り込むということが達成できればいい話です。

また、合格者が「条文を読んだほうがいい」と言っていたとしても、言われた通りに漠然と条文を読むのではなく、「なぜ条文を読むのか」をしっかり考えて学習方法を進めていく必要があります。

【4】まとめ

このように、学習方法を参考にする際は、必ず趣旨をしっかり理解した上で自分の学習方法に取り入れる。それだけでも効果が全く違います。

ぜひ、これから合格体験記を読んだり、合格者の話を聴く際の参考にしていただければ幸いです。

画像1

画像2

画像3

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?