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ログラス入社しました ~ 元シリーズCスタートアップ執行役員VPoEとしても驚いた透明性と開発者体験 ~

いとひろ@ログラス

はじめに

こんにちは、いとひろ(@itohiro73)と申します。2022年10月に株式会社ログラスに入社し、現在はエンジニアとしてKotlin/Spring Bootのバックエンド開発やReact/TypeScript/Next.jsのフロントエンドの開発、ときにはエンジニアリングマネージャー陣との組織開発議論と、フルスタックにお仕事しております。

オフィス入り口で記念撮影

とくに隠していたわけではないのですが、所属を公表せず気付けば1.5ヶ月も経ってしまったので、改めて入社エントリとしてログラス入社の経緯と所感を記してみたいなと思っています。(書いている間にほぼ2ヶ月くらい経ってしまいましたがw)

自己紹介

初めましての方向けに、これまでの外部発信活動(カンファレンス/勉強会講演資料・執筆記事、取材記事・トーク動画等々)をポートフォリオとしてまとめてみました。まとめてみて、時期によって発信の内容が技術よりの話題だったり組織系の話題だったりと全然違うのが自分でも面白いなと思いました。

直近ではREADYFOR株式会社で執行役員VP of Engineeringとしてエンジニア組織の全体統括、システムアーキテクチャの全体マネジメント、エンジニア10人=> 35人規模への拡大期におけるエンジニア組織づくりや採用等に携わってきました。

キャリアで一番長いのは最初に勤めていたゴールドマン・サックスという会社で、新卒でエンジニアとして入社して以来12年間、Developer => Technical Architect => VP => Senior Engineerというかたちでキャリアステップを歩んできました。

エンジニアでJavaをアクティブに使ってこられた方の中にはGS Collections/Eclipse Collectionsの人とお伝えしたら認識してくださる方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。ゴールドマン・サックス社が初めてOSSとして公開したライブラリで、当時自分はこのOSSのプロジェクトリードを担っておりました。日本のJavaコミュニティの方々には結構使っていただいていて、実は世界でアメリカに次いで日本がmavenダウンロード数トップ2になってます。

ログラスはバックエンドでKotlinを活用していることもあり元々Javaで開発していたエンジニアも多く、中には「Eclipse Collectionsを前職で使ってました!」というエンジニアもいて、とても嬉しい限りです。

なぜログラスに入社したのか

今回、実はログラス社と併せて3社からオファーをいただいており、ログラス社以外にも以下のような2社からのオファーをいただいていました。

  • グループ全体で6000人・エンジニア1700人規模の某社のCTO Officeにおける全社技術戦略担当

  • 東証マザーズ上場の某社子会社のVPoEとして100人規模のエンジニア組織の統括

これらの2社と比べるとログラスはシリーズA直後のまだまだアーリーステージのスタートアップ、可能性も大きいですが、その分リスクも大きいです。少し生々しい話をすると、給与も上記2社と比較すると年収換算でBMW3シリーズ1台分くらい低くなります。中学生と小学生という育ち盛りの子供2人を養う身としては非常に悩むところも大きかったですが、今回さまざまな可能性を考慮してログラス社への入社を決意しました。

12年で世の中に最大のインパクトをもたらしたい
自分のなかでは最初に勤めたゴールドマン・サックスで過ごした12年という期間は非常に密度が濃く、充実した日々でした。当時の経験から、おおよそ世の中に大きなインパクトを与えるという意味では12年くらいを目安に置くのがちょうど良さそうだなという肌感があり、次に勤める会社でも12年は働きたいという思いがありました。(スタートアップで働こうという人の中では珍しい時間感覚かもしれないです)

上に挙げていたオファーをいただいた2社の経営層の人たちともすごく密にお話ししたのですが、どちらも現時点で設立おおよそ11年〜14年くらいの会社で、経営陣の熱意が未だにメラメラと燃え上がっている感じがすごく良いなと感じていました。一方、それだけの時間をかけて会社を育ててきたからこその熱意なんだろうなというところも感じました。ログラス社は今年創立3年目。まだまだ若いこの会社の初期フェーズから参画して、上記の会社たちの規模以上に成長させていきたいなという気持ちがムクムクと湧きあがったというところも一つのモチベーションとしてあります。

CEO布川の持つ大きな視座と着実な実行力
株式会社ログラスは「テクノロジーで、経営をアップデートする。」をミッションに、企業経営を推進する次世代型経営管理クラウド「Loglass」を開発し提供しています。

CEOの布川は日本企業全体の時価総額を10%引き上げる、と非常に大きな目標を掲げており、その大きな目標に対して足元ではサービスリリースしてわずか2年で国内SaaSとしても顕著な成果を上げるという実行力がともなっています。

自分は働く会社を選ぶ際のひとつの基準として、CEOがぶっとんでいる(自分の想像を超えている)ことを重要視しているのですが、布川はまさにぶっとんでいる類の人でした。まだ20代後半の若さにして日本全体の時価総額を10%上げてやるぜ、とぶち上げる胆力と、それを実際に実現できそうな手腕にワクワク感が溢れてきました。

自分自身の得意領域はどちらかというと誰かの語る夢物語を現実に落とし込んでいくところで、かつ自分はあまりぶっ飛んだ想像力を働かせるのは苦手なので、ぶっ飛んだ夢を語る人がいて初めてワークするかなと思っています。

事業ドメインの親和性
自分が最初に勤めたゴールドマン・サックス社では、10年ほどコントローラーズと呼ばれるトレーディングの管理会計を行う方達が使う会計アプリケーションの開発に従事していました。この頃に取り組んでいたことは本質的にはログラスで解決しようとしている課題領域と通ずるものが多く、自分の中ではすごく事業ドメインの親和性を感じているというところがあります。

2008年〜2009年頃のリーマンショックを起点とした金融危機の頃には、世界最強の金融機関と謳われるゴールドマン・サックスでさえも生きるか死ぬかのギリギリの死線上で経営が行われていました。このような状況下で、経営における意思決定・キャッシュマネジメントの領域において特にコントローラーズの機能は重要視されており、トップマネジメント(パートナーやMDと呼ばれる人たち)からも自分達が開発している管理会計アプリケーションの重要性を言葉にしてもらっていました。

こういった、世界レベルでの危機における素早く的確な意思決定を実現する管理会計基盤の重要性を目の当たりにしてきた実体験と、ここ数年スタートアップでも部門の管理監督者として自ら予実管理を担当してきた経験から、ログラスが解決しようとしている経営管理という課題領域への共感・親和性はものすごく高く感じています。

引用元:「3分でわかるLoglass」

今現在も世界的な市場の冷え込みが取り沙汰されておりますが、こういった状況でこそ経営における無駄のないリーンな意思決定が必要になってくるはずで、ログラスが開発している経営管理基盤は非常に重要な役割を担っていくという強い自信と信念をもって開発していける、そう感じました。

CTO坂本がつくりあげてきたエンジニアリング文化の素晴らしさ

今回のご縁がある前から、ログラスの存在は2年くらい前(つまりはほとんど創業直後くらい)から知っていて、なぜ自分にそのような認知があったのかなと振り返ってみました。

一番大きいのはCTO坂本の発信力で、現在ログラス社員として活躍しているDDD領域で非常に著名な松岡が入社前にログラスで実施していた勉強会のツイートや、実際に参画に至った経緯の記事等が目に入っていたというのがありそうだなと思います。

また、現在シニアEMとしてログラスのエンジニア組織をまとめあげている飯田による記事(執行役員から現場のエンジニアへ、そしてまたEMへ)も印象的でした。

それ以外にもログラスの状況がいろいろ目に入る機会があった気はしますが、とにもかくにもCTO坂本が作り上げてきたエンジニア文化はとても素晴らしそうであるという印象は入社前の感覚として持っていました。この辺りは下のポッドキャストで坂本自ら語っているのでぜひ聴いてみていただけると嬉しいです。

実際に入社して1ヶ月半過ごしてみても会社全体・開発組織ともにとても良いカルチャーだなと感じており、このあたりは次節で語ってみようかなと思います。

ここがすごいよログラス

入社して早くも1ヶ月半、というかこの記事を書いているうちに2ヶ月経ってしまいそうですが、あっという間に過ぎ去る怒涛の日々を過ごしている気がします。ここでは、入社してみて感じるログラスの凄さを語ってみたいと思います。

日々の仕事において、当たり前を当たり前にこなすということは、言うは易しですが、非常に難しいことだと思っています。ログラスで1ヶ月半過ごしてみてまず感じたのは、ログラスという会社・組織は、当たり前にすべきことを当たり前に実践することに非常に長けているということでした。

とにかくびっくりしたのが、現場エンジニアの一人一人の自律性が非常に高く、言葉通りの自律分散型組織で、改善を回すスピード感が尋常ではないということ。入社してまだ1ヶ月半しかたってないですが、さまざまな領域で各メンバーがオーナーシップを持って改善が回されてところを目の当たりにし、難易度や規模の大小はさまざまですが、昨日できていなかったことが今日できている、ということが毎日続いているイメージです。もちろん、まだ全社員60人弱・開発チーム約20人という比較的小規模の組織だからこそできているという側面はあると思います。とはいえ、このような改善マインドをここまでのレベル感で回せる組織にしている経営陣の力量や、社員ひとりひとりのリテラシーとマインドの高さは非常に魅力的だなーと思います。

ちなみに自分はこれまでにシリーズA~上場直前くらいまでの規模感のスタートアップの会社を3社ほど経験してきており、スタートアップではとにかくスピードが重要なので、それらの会社でも当然のごとくスピード感というのは感じていました。それでも、ログラスではこれまで感じたことのないレベルで疾走感を感じている気がします。

以下、一つ一つはよく聞く話かもしれないですが、これら全てを高いレベルでこなしているというのが「当たり前を当たり前に実践できている」という凄さなのかなと感じています。(実際に、実践されているスタートアップの話はよく聞きますし、自分の前職や前々職でも実践していたものは結構あります)

  • 徹底した全社組織間の透明性の高さ

    • 経営議論や投資家MTGも含め議事録はすべてNotionで公開(人事情報等の秘匿情報は除く)

    • 社員全員の取説(自己紹介的なページ)がNotion上で共有・公開されている

    • 入社オンボーディングで、職種問わず入社メンバー全員参加で自社プロダクトを学び、ドメイン知識の共有とプロダクトの現状(強みとまだ足りていないところ)が初週で体感できる

    • ナナメンターと呼ばれる所属チーム外の先輩社員がメンターとしてつき、入社後1ヶ月を1on1で伴走してくれる

    • 毎朝のシャッフルチェックイン(=4人ほどで仕事開始時10分ほどの雑談タイム)、毎週のランダム1on1が全社で組まれており、職種をまたいで同僚を知る機会がある

    • OKR(目標管理手法の一つ)がNotionでDB化され、経営陣から各チーム、個人メンバーまでの目標設定が全て見えるようになっている

    • 全社でmiro(オンラインホワイトボード)で同一のボードで議論しており、マネージャー陣の議論や、他チームの振り返りやブレスト議論等、自チーム以外のブレストも全て見える

    • リモートでもオフィスでも全社員がTeamflow(オンライン上のバーチャルオフィス)上にいて、同僚はオンライン上でいつもすぐそこにいる

    • 共有・議論系のMTGでは必ずSlack上でワイワイスレ(=皆でわいわい感想を述べたり議論したりするスレッド)がつくられ、オンライン上でコメントや質問が活発に行われる

    • CEO/セールス/CS等とお客様の商談動画やオンボーディングのMTGがプロダクトチームと共有されており、プロダクトチームが積極的にお客様の声・一次情報をとりに行くことができている

    • 結構地味にすごいと思ったのは、カレンダーの調整や1on1でのランチ行こうみたいな普通であれば個人間のDMでやってしまいそうなことも、その相手とのtimes上でやりとりされる

  • 開発チーム・プロセスの凄さ

    • 開発環境のセットアップが誰にも聞くことなく半日で終了するレベルでドキュメント・ツールが整備されている

      • ローカルでテストできるデータもシードで注入されるので、手元での確認作業が非常に楽

    • 基本に則ったスクラムイベント(スプリントプランニング、バックログリファインメント、デイリースクラム、スプリントレビュー、スプリントレトロスペクティブ)を愚直にまわしている

      • 毎週のスプリントレビューではPdMのみならずCSも参加して成果物のレビューをひとつひとつやっている。(これをちゃんとできているのはすごく良いと思いました!!!)

    • 上にも書きましたがエンジニアが商談動画を確認して顧客の声を自主的に聴きに行く習慣を持っている

    • 朝の10分勉強会が週に3回ほど開催されていて、1年間続いている

    • コードのアーキテクチャ・構造はとにかくキレイ

      • フロントエンドもバックエンドも、あるべきところにコードが存在しているという安心感がハンパない。

    • ライブラリアップデートを毎週30分、皆で愚直にこなしている

    • 自分が愛読していた非常に質の高い技術書の著者がいる(技術顧問の方含め3人もいました!)

    • シフトレフトテストのアプローチが共通認識となっており、エンジニアひとりひとりが品質を意識する土壌ができている

      • エンジニアの大部分がテスト研修を受講したりもしています

    • DDDの第一人者松岡の存在がとにかくすごい

      • 彼のコードレビューが受けれるのは福利厚生と言って差し支えない

      • DDD界隈で有名ですが彼の凄さはDDDだけではない

        • Teamflowの使い方の全社的な改善や全社組織的な提言もぐいぐいやってくれる

      • 松岡はログラス内で関係システムコーチングの導入も主導していて、チームの一体感を醸成してくれる

    • 松岡だけピックアップして書いてしまっていますが、同僚エンジニアたち一人一人に凄さを感じており、ここには到底書ききれないので割愛

ひとつひとつを見ると、よく見かける話かもしれない(中には絶対に見かけない話もあります)ですが、当たり前を当たり前にこなすというのは本当に難しいことだと思っており、まだ創業3年目、60人規模の会社でこれら全てを愚直に当たり前に実現することができているというのは、本当に素晴らしいと思っています。

同時に、当たり前にすべきことは当たり前にできてしまっている組織なので、常に本質と向き合う必要があり、毎日心が引き締まる思いで仕事をしています。当たり前が当たり前にできていない状態というのは、ある意味改善が簡単に回せてしまうという意味では楽な状態なのかもしれないなと、不思議な感覚を持っています。

But we go(超えられない壁はない)

ここまで良いことをたくさん書きましたが、ログラスはまだまだアーリーステージのスタートアップであり、組織の状態が良い・透明性が高いからと言ってビジネスが成功する蓋然性が保証されているわけではありません。まだまだ取り組んでいかなければいけないチャレンジ、乗り越えていかなければいけない壁は山ほどあります。

ログラスには3つのバリューがあり、その中に「But we go 越えられない壁はない」というものがあります。

ログラスはサービスローンチから2年で非常に良い立ち上がりをしていますが、昨今の市況環境は決して安心できるものではなく、今後もリーンに無駄を削ぎ落とした形でいかにすばやく価値を生み出していくかを考えていかなければいけません。

そんなチャレンジングな環境でも一緒に「テクノロジーで、経営をアップデートする。」というミッションに共感し、一緒に新しい経営管理のプラットフォームを開発したいと思った方は、ぜひお話ししましょう。お気軽にTwitterのDM等でお話かけくださいませ。

実際にログラスが開発しているLoglassってどんなことができるの?と気になった方は弊社の一人目セールス高橋が書いたnoteをご参照ください!

各ポジションで積極採用中なので、これは、と思うポジションがあったら是非お声がけください!


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