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「今」の40代・50代は、何故シンドイのか?

以前、私の記事が掲載された
日経Xwoman ARIAは、40代・50代女性向けの
WEBマガジンです。


他にも掲載していただいた
主婦の友オトナサローネも
やはり40代女性向けのWEBマガジンでした。

今、40代・50代を対象にしたWEb媒体が増えてきています。
何故、今、40代・50代女性なのか?

そのことについて書いてみようと思います。

一言でいうと
「今までに、前例のない40代・50代を生きているから」

今の50代は「男女雇用均等法」の第一世代です。

それまで、学校教育の場では
「男女平等」がうたわれていて
男子と女子の間に、性的・身体的な違いはあるけれど
学力・能力に差は無い。という教育をうけてきました。

ほろんどの女性が、そう思っていたはずです。
学校を卒業するまでは・・・・。

1970代後半に大学を卒業した私もそう思っていました。

けれど、就活を始めて「社会の現実」を
目の当たりにすることになりました。

平等どころか就活のチャンスも与えられていない!

と。

そんな現実に衝撃を受け、諦めざる負えなかった
私たちからみれば
「男女雇用均等法」は、まさに「錦の御旗」に
見えました。


けれど、初めての制度とは
「誰も経験したことない」
と同義語です。

制度はあれど、会社の内情は以前のまま。
まったく追いついていないということが
起こりました。

そのギャップの中で、苦しんだり、もがいたり、
あきらめたりしてきたのが
今の50代です。

先駆者の悩みが多くあったと想像しています。


今の50代は、その後
働き続ける道を選択した人
家庭にはいった人
子育てが一段落してから働き始めた人

様々です。

そのなかで、50代になり
「このままでいいんだろうか?」
「今のままで後50年近く生きていけるのだろうか?」

と人生後半60代からの人生に悩み始めているのです。

そして、40代。

男女雇用均等法がある程度、社会に浸透し
女性が働くことが当たり前になってきた20代を生きてきました。

「せっかく働く環境が整ったのだから、
頑張って働かなければ・・」

仕事に全力を向けていきてきた人も多いのも
この世代です。

やりたい仕事について、キャリアを積んでいる人も
多くいます。

現在40代女性の母親は、
60代後半から70代。

自分が「働きたくても門戸が開かれてなく働けなかった」
そんな経験をしている人が多いのです。

なので、娘に
「仕事をもって自立して生きなさい」

と自分の果たせなかった夢を娘に押しつけ
期待している。そんな姿を婚活の現場で
たくさんみてきました。

かくいう私も
期待の程度はそこまで大きくはなくとも
娘にその期待をかけてきたひとりだと思っています。

その親の期待に応え、仕事を頑張ってきて
40代になり、

ふと
「仕事ばかりの人生でこれでいいの?」
「結婚も出産もやり残した気がする・・」
「今ならまだ間に合うかも・・」

と婚活の扉をたたく方も多くいらっしゃいます。

ただ、結婚が遅くなると出産年齢にもタイムリミットがでてきます。結婚したとしても、妊活・不妊治療で悩む方が多いのも
事実なのです。

20代や30代で結婚した方にも当然悩みはあります。
40代で結婚し、子どもを持った方は尚更。

それは、自分の更年期と子どもの思春期がかさなり
シンドイということ。

更年期で、自分で自分の身体が思うようにならなくて
身体だけでなく精神的にもシンドイ。

そんな時に子どもも思春期で
自分をコントロールできず、イライラしている。

母親は自分に余裕がないので
お互いのイライラがぶつかり合ってしまう。

家庭は安らぎの場ではなく、戦いの場になってしまう。
そんなことが起きているのです。

そして、もうひとつ。

親の高齢化・介護が降りかかってくるのです。

結婚年齢が早かった時代。
例えば、25歳で結婚して子どもが2人。
27歳と29歳で出産したとします。

子どもの思春期の入り口。15歳の時
母親は、42歳。
まだ、更年期には早い年齢です。

そして自分が40歳の時、
親は60代半ばから後半です。
一般的に介護はまだ先のことでしょう。

何歳で結婚するか?
子どもを何人、何歳で持つか?
また、結婚しないか。

これは個人的なことなので
あれこれ言うつもりはありません。

ただ、結婚年齢があがり、出産年齢があがったことで
不妊の問題
思春期の問題
親の介護の問題

が自分の更年期と重なり
シンドイ思いをしている40代が多いと言うことを
お伝えしたかったのです。

こんな風に
今まで誰も経験したことがない
40代・50代を生きているのが
「今」の40代・50代だということなのです。


だから、シンドイのは当たり前。
自分を責めて欲しくないのです。

シンドイのが個人のせいではないからこそ
周りにSOSを求め
「助けて!」と
声をあげて欲しいと思っています。

そんなサポートをしたいと願っています。

シンドイ時は永遠には続きません。
子どもは成長し、思春期には終わりがきます。
親の介護も永遠には続きません。
介護保険を上手に使うこともできます。

あなたの更年期もずっとは続きません。
良いお薬もでています。

そんな出口があること終わりがあることを信じて
シンドサの終わった後の人生を信じて
今のシンドサを乗り切って欲しいのです。

ひとりで頑張るのではなく
周りのサポートを受けながら・・。

そんなことを願っています。

*相談してみたいと思った方は下記から
 気軽にご連絡ください。
 https://itoguchi.hp.peraichi.com




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