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ハードワーク人間が「ていねいな暮らし」を目指している話。(買ってよかったもの編)

かもめ食堂、&premium、IDÈE、キナリノ…
好きなものを列挙しただけなのだが、もうお分かりだろうか。
私は完全に「ていねいな暮らし」に憧れている。
どのくらい憧れているかと言うと、実家から職場まで通勤可能な範囲であるにも関わらず、「ていねいな暮らし」を実践したいがために昨年から悲願の一人暮らしを始めたほどである。

とはいえ、「ていねいな暮らし」に対する具体的なイメージや立派なポリシーを持っているわけではない。バブル時代にきらびやかなネオンやピカピカの車に憧れていた人と同じように、北欧柄のシャツを身にまとい、素敵な道具で「コピ ルアック」と言いながらコーヒーを淹れる小林聡美に憧れているのだ。
目指す方向性が異なるだけで、お金がかかるという意味では大差が無い。

ただ、私が小林聡美になるためには一つの大問題を乗り越える必要がある。
それは「激務であること」。
働き方改革が騒がれるこのご時世で、終電近くまで働くことも多いため平日はほぼ帰って寝るだけである。
しかもタチが悪いのは、幸運なことに仕事自体はかなり楽しく充実しており、この生活をやめる気はしばらく無いということだ。

今回は、そんな私でも「ていねいな暮らしっぽさ」を感じることに役立っている、大好きなグッズをご紹介したい。

火を使わない「キャンドルウォーマーランプ」

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一人暮らしを始める人が通過儀礼的に憧れる(と私が勝手に思っている)グッズ、それは「アロマキャンドル」。
部屋をいい匂いにさせるという目的なら消臭力を置いておけば事足りるのではと思うが、「アロマにハマってるんだよね」というセリフには謎の「ていねいに暮らしてる」感が漂い、価格も手を出しやすいために需要がスゴいグッズである。

しかし、私のようなハードワークおっちょこちょい人間にとって「疲れた状態で部屋で火を使う」ことにはリスクが伴う。
私の性格をよく理解している母からは、一人暮らしに際して「何をしてもいいからアロマキャンドルだけはやめておけ」というありがたいお言葉をいただいた。

そんな私のニーズにぴったりだったのが、「キャンドルウォーマーランプ」である。
大好きなwebメディアである「北欧、暮らしの道具店」さんの下記の記事を読んで秒速で購入した。

スイッチを入れて数分待つだけでキャンドルの香りを楽しめ、間接照明としても機能するスグレモノである。
使い終わるとキャンドルの表面が液状になるが、しばらくすると元どおりに固まるので、見た目にも「キャンドルがどんどん減っていく」切なさが無い。

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寝るまで30分をどれだけ「ていねい」に過ごせるか

往々にして「ていねい」という言葉を聞くと「時間をかけてじっくりと物事に取り組むこと」を連想しがちであるが、ハードワーク人間の「ていねいな暮らし」は時間との勝負である。
平日の私に許された「ていねいタイム」は風呂から上がって寝る前の30分、パジャマに着替えて化粧水を塗り、歯を磨きながら翌日の予定を確認する時間だけである。
そこで私はおもむろにキャンドルウォーマーランプを点灯させ、上記の作業を「気持ちを整える大切な時間」に早変わりさせるのだ。
少し時間がある日には足のマッサージやヨガストレッチなどをすると、「自分を大切にしている感じ」が爆増し、妄想の中で「&premium」に出演しがちなナチュラル系美人になることができるからおすすめである。

「毎日使うもの」だからこそ「とっておきのもの」に変えてみる

「毎日の日課をランクアップさせる」ことに関連して、「毎日使っているもの」をお気に入りのブランドに変えることもおすすめしたい。

例えば「ハンドソープ」。手を洗うタイミングは毎日帰宅した際に訪れるので、家で過ごすことが少ないハードワーカーの「暮らし」の中では、累計すると結構なウェイトを占めることとなる。
そこで、私が今使っているもの、次に狙っているものをいくつかご紹介したい。

・ACTUSで見つけたヒノキの香りのハンドソープ
私は勝手に「ヒノキの香り」をていねいな暮らしの代名詞と思っているが、ヒノキヒノキしすぎると急に田舎の高級旅館(それはそれで大好きだが)のようになるので要注意。このハンドソープはその辺りのバランスが絶妙で重宝している。

・nose shopのバリエーションいっぱいハンドソープ
次に狙っているもの。特に「赤ワイン」の香りは店頭で試して虜になり、しばらく忘れられなかった。

・Aesopのしっとり!ハンドソープ
ていねいな暮らし上級者が集う(イメージ)六本木ミッドタウンでたまたま見つけたAesop。
店員さんが「香りより機能性重視」と断言していたが、控えめで上品な香りも素晴らしい。

こんな具合で毎日をていねいに過ごしている(と信じ込んでいる)私だが、何を「ていねいな暮らし」とし、暮らしのどの部分にこだわるかは人それぞれである。
これはあくまでも私なりの「ていねい」であり、あまりのていねいレベルの低さにガッカリする方もいらっしゃるかもしれないが、全ての暮らしにおいて、無理せず自分が幸せと感じられることが最も重要であると思っている。

明日はキャンドルウォーマーランプの灯りのもとでハーゲンダッツを食べながら中条あやみごっこをしようと目論んでいる。

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