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いとうくんのとうびょうにっき 煉獄編(2024/05/27〜2024/06/02)

 読んでくれると嬉しい!


2024/05/27(月)

 起床。
 出社。

 あんまりお酒は残っていない。

 行きたかった……。コミティアの翌日なのに、なぜ俺は自分の部屋で目覚めているんだ……。

 退勤。
 一回、家に帰ってからめろん先生にコミティアでおつかい頼まれていた本を渡しに行く。

 そのあと久しぶりに家の近くの中華屋(喫煙可)行こうと思ったら定休日だった。

 しゃーないので二番目に近い中華屋行く。

 だったら嬉しい。

 家帰って日記とBOOTHの更新やる。やった。疲れて寝た。

2024/05/28(火)

 出社。
 退勤。

 久しぶりに漁ったら11年前とかでくそびびった。マジか……。ちなみに赤入れた原稿送るんで改稿してよかったら受賞ですみたいなこと電話でも言われたけどいつまでも待っても原稿来なかった(暴露)。

 夕飯は会社の近くにあるラーメン屋で。
 子どもが泣くだけあるおいしさだった。

 雨やばすぎた……。

 家に帰って、コミティアで買った本(ゲーム除く)全部読む。くそ大量の漫画を浴びるように読むの脳が気持ちええ……。感想書こうと思ったけど数が多すぎるので断念。ごめんね……。文フリであまりにも買うものなかった反動で今回めっちゃ買い物してしまった。

 食べちゃったあと寝た。

2024/05/29(水)

 出社。
 退勤。

 これ本当にやりたい。コミティアはいずれにせよ申し込むつもり。応募締め切りいつまでか知らんけど。

 いつもこんな並ぶっけ?ってなるくらい並んでた。阿佐ヶ谷にいる人ならわかると思うけど、イトーヨーカドーの精肉コーナーまで伸びてた。

 sabiくんからもらった誕生日プレゼント。面白かったら全巻買う。

 お酒飲みながらソファのうえでこのすば観てたらいつの間にか寝ちゃってた……。

2024/05/30(木)

 出社。
 退勤。

 なんか、こういう、公式アンソロでちょっとエッチな漫画やるノリ、懐かしすぎてぼっち・ざ・ろっく!のアンソロ買いたくなってきてる。中学生のいとうくんは表紙がエッチすぎるという理由でコードギアスのアンソロとか買いまくっていた。

 Googleマップで調べてもそんな住所の家どこにも存在しないので代わりに電話して正しい住所を聞き出したら目的の家、うちから400m離れた場所にあって、口頭で説明する自信もなかったからお家まで一緒に行った。楽しかった。

 俺のこと全然知らん人に手に取ってほしくて委託してるので、本当に嬉しい。

 お風呂入ってパスタつくってお酒飲んで日記書いた。回転寿司か焼肉ライクかサイゼに行きたい。

 賑やかだと嬉しい。

2024/05/31(金)

 出社。
 退勤。

 朝、家出るまでずっとこのアルバムに聴き入ってた。帰り道にまた聴いた。

 昼。本当に灰皿があること以外、何も良いところがないが、大都会に灰皿があるということは何にも勝る美点である。

 夜。ダブミヤと通話する。色々なことを話したが、とりあえず『アナーキー・イン・ザ・1K ※ロフト付き』のvol2はつくる。あと8月のコミティアはPRAYROOMも出るみたいで楽しみ。これ書きながら思い出したけど俺もコミティア申し込まなきゃ……。

2024/06/01(土)

 起床。

 ユーグレナくんのところにパンデモニウム届いたみたい。裏に俺が描かれていてびびった。fuyuumenくんは裏のパンダ、俺が描いたものと思ったらしい。俺が描きました(虚偽)。

 マジで同じ味がして製造所同じなんかな?と思ったけど調べてもぼっち・ざ・ろっく!どこで作ってるか出てこなかった……。袋とっとけばよかった。

 駅前うろうろしてたらいつも行列ができてるラーメン屋が珍しく空いていたので入った。勝手に期待しすぎたな……。

 そのあと落合へ。bumsで指スケつくってる人の展示やってるらしくて、前からちょっと興味あったので新刊届けがてら行ってみる。少し触らせてもらっただけだと全然ぎこちない動きしかできなかったけど楽しかった。中学のときとか授業中ずっとペン回しの技術を磨いていたのでこういうのすごい好き。

 というわけで新刊も置かせてもらってます。感謝——。行くといつも一時間くらいおしゃべりしてる。

 高円寺に移動。タバコ吸いながら『パンデモニウム』読む。あらためて、よくこんなに文章が集まったな……と、感慨深い。Gasくんのスタイルがやっぱり俺にとってのひとつの理想で、すべてのことにたくらみが存在している。パンダハウスでドリルを取り出したときは何事かと思ったけどそれにもきちんと意味はあった。
sabiくんの小説は『無題』という絶対的な原体験が物語の軸になっていて、それがきっとsabiくんが小説を書いたり曲を作ったりする動機でもあるのだと勝手に感じ取っているので、それを今回の合同誌に出してくれたことが純粋に嬉しい。rorくんの小説は断片的な章の連なりによってできていて、「どうか私は消えていけますように」という引用のリフレインがとくに気持ちいいし、そこにrorくん自身の切実さを感じる。セイジさんの小説は小さな子どもたちが大きな竜(パンダ?)を探すお話で、子どもの想いとは別に世界は巨大で大きな流れが存在していて命はただ死んでいくけどそれでもふたりの交流にはきちんと何かがあったのだと感じさせる良さがある。あと竜(パンダ?)のイラストもかっこよくて嬉しい。東雲くんの小説は人と人(人でなくてもいい)が関わっていくなかで何かを渡し合いながら進んでいく物語になっていて、東雲くんの実感がこの小説を書かせているように感じられてすごく好き。東雲くんはマジで長編の作家なんだなというのも思って、なぜなら100Pあるけどページ数が足りてないと思ったからだ。ラストの紅葉を呼び戻すところとかもっと読みたかった。reomaくんの漫画は……打ち上げで直接伝えたからいいか。小説以外に漫画やイラストが集まったの本当にありがたく、急遽2冊という形になったにも関わらずどちらも巻頭に漫画やイラストが並んでいて嬉しい……。企画してくれたsabiくん、編集ほとんどやってくれたGasくん、寄稿してくれたみんな、表紙描いてくれた狂夜、感謝だぜ——。

 パンデモ読み終えたあと、大橋裕之の原画展見にそぞろ書房へ。大学時代に『遠浅の部屋』と『ザ・サッカー』だけ読んでいたけど、あらためて読むと短編かなりいいな……となり『ゾッキ』を全部買った。

 お酒飲むかってツイートしたらassさんが釣れたので、高円寺で合流。レモンサワーが安い居酒屋でふたりでこれまでのことやこれからのことを話した。assさんがみんなが溜まれる空間をつくりたい、みたいなことを言っていて、それはマジでありがてぇぜ、と思った。

 そのあとコンビニで酒買って高円寺のロータリーに座ってダラダラ飲んでいたらテレビの取材に声かけられた。金のない人間がどうお金のやりくりしてるのかみたいなのをインタビューしてる感じで、俺とか全然何のやりくりもしてないからマジで何も答えることがなかった。多分使われないので最後にカメラに向かって中指立た。なんか俺たちのこと実験動物か何かみたいに思ってそうで普通に腹たったから。

 assさんが近くで音楽流してる人たちに声をかけはじめたので、俺も一緒に混じらせてもらった。え……?楽しい……。そのあとスケボーしてる若い子も寄ってきて、話すと同じ業種だということが判明したのでとりあえず抱きついた。

 あと紙を広げて絵を描いてる人たちに紛れてこっそりパンダ描いた。

 なんかくそ酔ってしまいドラッグストアの前でゲロ吐いたあと、「あかん……無理……」となってassさん放ってひとりで帰っちゃった……。ごめんね……。そのあとassさんは終電逃したらしい。マジですまん。

2024/06/02(日)

 一日中家にいた。一日中家にいて『つきうみ』をプレイしていた。

 一日がこれだけになってしまうくらいよかった。話が進むにつれすげぇ心が掻き乱される。後半ずっと泣きながらマウスをクリックしていた。序盤の交流が丁寧に描かれているからこそだと思う。でもなんだか俺が何を言っても他所から見れば身内で慣れ合ってるみたいに思われるんだろうなと思ってしまうことがマジでうざってぇしそんなことを思ってしまう自分が不甲斐ない。俺もきっとギンコと似たような想いを抱えていて(でも決して同じではない)だからこそ今ある居場所を、今あるうちは大事にしたいと思う。最近あらゆることやものが信じられなくなってきているけど、この作品のことだけは、信じる。
 今はおやすみ、誰彼誰何——。
 ↑エピローグめっちゃ好き。

 そんなことを考えながら『つきうみ』のテキストを読み返していたらチーズナンが雨に濡れてしまった。

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