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腹鳴恐怖症だった私と吃音症の娘NO.169 そうやって争いごとは起きていくのだろうな・・・

私は今51歳。介護という意味では初めての経験を今していることになる。

もちろん子育ても、長男の時は、初めての経験で、ど素人であったはずで、見よう見真似でやってきた。

もちろん、その頃の育児書や、雑誌、先輩ママからのアドバイスは素直に受け止め、受け容れて、参考にさせてもらいながら育ててきたつもりである。

娘は4月から中学生になるが、上の息子2人に関しては、子育てを終えている。息子2人は20歳を超えている。
いつまでも、私たち夫婦の子供であることには違いないのだが。

子育ても、介護も似ているのだと思う。

人は、みんながみんな同じではないから、断言はできないが、人は、環境に慣れ、状況に慣れてしまうと、感謝とか、優しさとか、思いやりとかというものを、つい忘れてしまう。
いや、完全ではなくても、忘れがちになると言った方が正しいのかもしれない。

当たり前と思っていくのだろう。
薄れていくとも言う。

この時期だから、学校や、地区の役員決め、役員決めというより、地区に関してはもう順番でほぼ強制的であることには違いない。

元々、ど田舎である上、若者が本当にいない。
少し広く見るといることはいるのだが。
ちなみに昨日の役員引き継ぎに来た人の平均年齢はいったい何歳だ?と思うほど、私より若い人は45歳くらいの人が1人、その次は私の51歳で私は2番目に若かった。
13軒ほどしかない。

若い人はいくらか、いるにはいるが、子育て世代で忙しかったり、独身であるかのどちらかだ。
歳をとりすぎても、役員はできない。

今年の役は一つですみそうだが、まだ、学校関係がわからない。
しかし、来年はすでに、3つ被ることは、決定的である。
田舎あるあるだろうけど、仕方ないと思うしかない。
終わったと思ったら、またかと思うほど回ってくるのが早い。

昨日の役員引き継ぎの顔ぶれの中、家で介護、デイケアやデイサービスに行きながらの介護、しばらく介護施設に預けていたが、元気にリハビリしているから、ますます元気になり近々家に帰ってくるという家での介護、家にずっといるという介護の話でいっぱいだった。

どこも、色々あってストレスを感じていた。
私も少し前までは、いい具合に、良い感じで介護をしてきたし、カウンセリングも定期的に受けているお陰で、かなり、前向きに介護というものを捉え、介護してきたつもりであった。

しかし、noteでもちらほら書いているが、最近は少し行き詰まっているのが本音だったりする。

自分ちは平和で幸せだと思っていた。
しかし、この小さな家族でさえ、みんな考え方は違う・・・人間だもの・・・

しょうがないが、こういう考えの違いやズレ、受け入れられないことが続き、争いごとが起きていくのだと、私は私なりに考えたりした。

今の世の中、世界では争いごとが起きているのだから、そんなことも考えてしまう。

私の住む地域は、小さな地域ながら、介護している家庭がかなりある。

義母も介護施設から、どうしても帰ると言って、暴言まで吐いたりした為、家族全体の意見をまとめて、再び介護の決断をしたのだったが、口で言うほど、介護、一言で言うとあっさりしたものだが、そう簡単ではない。

良いことも、悪いこともセットだからしょうがないし、そんなうまいことばかりいくはずないと思ってはいたのだけど、うまくいかないことが来てしまった気がする。どうやって抜け出すかは、今考え中・・・

小学生か!!

昭和時代の小学生は、自分達だけかもしれないが、先生に当てられ、わからないと、よく『今考え中です』と言ったものだ。

おそらく、今の状況を掴まず、水のように流せば良いのだろうけど(私がカウンセリングで学んだことの一つ)そうもいかないことがあるのだ。

モヤモヤする日々が続く。

デイケアや、デイサービスに行き始めて、5ヶ月ほど経つが、最近は、色々な悪いことしか聞かなくなった。
飽きもきたのだとも思うし、しかし、痴呆も少しはあるようだし、歳相応だと思う。

ある一つのことがきっかけだった。
子育ても、介護も、同じだと思う。
結果孫が味方をしてくれたと思い込み、いつの間にか、私は敵に回された状態だ。

そんなにひどいことではないが、被害妄想的な事も、良く言う。
介護してくれる人、デイケアや、デイサービスを利用する人、全てにおいて、良いことをあまり言わなくなった。

もう、痴呆も入ると通じないことが色々ある、そして、介護している、されている人しかわからないこともあるのだと思う。

例えば、うちの庭を見て、誰かが、『広いお庭ですねー』と言ったとする。

そしたら、この土地は狙われている!と義母は言ってくる。

誰かが、『お嫁さん、優しそうですね』と言ったとする。

そしたら、優しくばっかりしてると思われると、この家は乗っ取られるから、『うちの嫁は全然優しくなんかないし、ひどい嫁』と言う。

もう、普通の会話できないんだと思う。

悲しい現実だと思う。

私が今思うこと。
人と話す時はよく考えて話さないといけないし、余計なことは自分から言わない方が良いと思う。

それが介護の現実だと思う。

私は結構、干支と同じで猪突猛進のところがある。
物事に、少し距離を置こうと思う。

義母のできる事を尊重して、私は自分のやりたい事を、隙間時間にやる。

介護はある意味仕事と割り切る。

自分を見失う前に、自分を見つめ直す方がこれからは上手くいくに違いない。

あくまで、今頭に浮かんだ事であるが、介護する立場は決して忘れてはならないし、やることはやらないといけない。

優しさだけでは乗り越えられない現実を知る。

どんな立場でも言えていることは、1番に自分を大事にしないといけないということだと思う。

自分が幸せでないと他の家族は幸せと思わないのだと思うから。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました^ ^










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