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パズルゲームしかしない私が唯一眠れなかったゲーム


流行りのRPGもマリオ系もほとんどやった事がなく、やるのはリズムゲームとか単純にパズルとか、パズル系のゲームしかやってこなかった私。

ハマったゲームは沢山あったけど、その中でも心に残っているゲームは
「Xi -sai-」というゲーム。

このゲームは簡単に言えばただサイコロを転がして、数の分だけ同じ数の目が出ているサイコロを集めて消していくというゲームだが、
これが簡単そうで難しい。
いや、最初から簡単には見えないかもしれない。
6をだしたくても6は1の真後ろ。6を出すまでに何回か転がさなくてはならない。でもうまく6が出た所でそこに他の6が出ているサイコロがなければ意味がない。更にいえばそこに6が出ているサイコロが最低5つはないと消えないのだから集めていくのが大変なのである。


Xiは何が良かったかって、多分あの雰囲気だと思う。
画面は真っ暗な中に盤面が浮いていて、BGMの音も後ろで少し流れているような、しかしクラブのようなリズム。
そしてサイコロに乗って転がすキャラクターがアクイちゃんといって、キューピーのような悪魔だったと思う。
これがサイコロが揃わず、ゲームオーバーになるときの

「アァァァァァァァーーーーーーーーーー・・・・・・・・」

の声がまた頭に残る。

当時は家族が寝静まってから、リビングのテレビでゲームを始めたけども
やるにつれてどんどんうまくなる私は、なかなかゲームオーバーになることはない。エンドレスモードにやったら2時間は終わらない。
しかしいずれ終わりは来る。
進めるにつれて、どんどんレベルも上がり、スピードもあがり、BGMも早くなってくる。
「あーもうだめだーもう無理ー!(いやでも諦めない!!)」

となっても上手い事切り抜けて、死にそうで死なない。
しかしその時の緊張感というのはたまらないもので、今はもうやりたくないくらいにドキドキハラハラの状態を当時はとにかく続けていた。

それでも、もうだめだ、本当に駄目だ、頑張ってるけどもうこれ揃わないわ、と見えてくるとアクイちゃんにお別れを言わなければならない。

「アァァァァァァァーーーーーーーーーー・・・・・・・・」

この声は心に残る。
ちょっと恐怖心もあったかもしれない。
でもサイコロが消えていくグラフィックと音が最高に気持ち良かった。

当時、知らない友人もいたからもしかしたらそこまで人気があったゲームではないのかもしれない。

しかしパズルゲームのなかでは確実に名作だと思う。
あのシステムは今でも他にないと思う。

今はもう当時のように頭の回転も速くないと思うから同じようにはプレイできないかもしれないけど、またアクイちゃんとサイコロを転がしたい。

#心に残ったゲーム #眠れない #中毒  
#プレステ

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