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#154 読書記録『傲慢と善良』最も見せたくない部分を人に見透かされる怖さ

 こんにちは。ていこです。隙あらば『ありがとう・豊かだ』を呟く生活を始めて、本日で約154日目となりました。

 昨日は、オンラインで憧れの鈴木くんと他の友人を交えて話したのですが、前回飲んでいた時と比べて若干の差を感じて「なんか変なことしちゃってたかなあ。」とすこし落ち込んでおります。が、私の経験則ではそういった時はたいてい考えすぎで相手に他意はないので、気にしないこととします!

 さてさて、まずは昨日のダイエット行動計画の振り返りをしていきます。

■ダイエット行動計画振り返り 
( 23/03/09 Day. 32 ) 
毎日下記から、4〜5個はチェックをつける。

□ リングフィット・アドベンチャー(or 散歩)
□ 朝体重記録
□ 全身写真をとる
□ 朝ココアはちみつ🍯 
■ 16時間断食(朝食抜き)
□ トイレでスクワット5回
■ 緑茶を500mlのむ🍵 
■ 暴食したくなったらガム  
(or 暴食しなかった)
■ 甘いもの摂取しない
■ 夜玄米100g🍙 
□ お風呂上がりにストレッチ🤸
■ 夜体重記録
 
 6項目のクリアーでした。相変わらず食欲落ち着期が続いています。この調子でいけばぐんぐん痩せてしまう〜!と妄想しつつ生活していこうと思います。運動があまりできておらず、基礎代謝が落ちているので、今の生活リズムにあった運動を取り入れていかねばです。

 さて、最近は朝時間を長くとれているので、note更新に加え、読書の時間もかなり取れています。

 今、読んでいるのはこちらの小説。

傲慢と善良 辻村深月

 『婚活』が主なテーマなので、婚活中の方には特に刺さりそうなストーリーなのですが、どんな立場の人でも一度は感じたことがある『自己愛の強さ』や『他者との比較』で苦しむ人たちの様子がリアルに描かれていて、それが決して 

 わたし〇〇ちゃんに嫉妬してるんです

とか

 わたしに見合う人はこんなダサい人じゃない

 とか、わかりやすい言動として描かれるのではなく、なんてことない一言だったり、傍から見れば何の違和感もないような行動に隠れていて、そういった劣等感・苦悩を味わってきた人(それを見抜くのは主に、語り部である主人公の架になりますが。)、背景を理解している人、がそれを見て聴いてじっくり吟味するとわかる、というところが、なんだか「ウ、ウワーーー!!やめてくれ!!私もやってそうで怖い。」と感じさせられる小説でございます。

 人と自分を比べて劣等感を感じるだったり、「あいつには負けたくない!てか俺のが上だし。」と競争心を感じるだったりするのは、そもそもそういった感情があまりない、作中の金居さんように生まれつけばあまり通ることのない苦悩なのかもしれませんが。(作中の金居さんですら、生まれ持ってそうなのか、試行錯誤の末、達観したのかはわからずですが。)

 そういったドロドロした醜い感情ってむしろ、わかりやすく表現される方が清々しいのですよね。それこそ「あの子より私のが可愛いのに!!」とか、「〇〇ばっかり贔屓されてずるいよ!!!」とかあけっぴろげに表現されたほうがよほど軽く、なんだかんだで好まれるよなあと感じます。
 そして、この「あけっぴろげに表現できる」というのは、本当の意味ではその感情を自分の中で拒否していないからこそできる所業なのですよね…。

 なので、自分でも認知できていない無意識の、もしくは、認知できてはいるけど素直に認められない、人様にはとても見せられないと感じる劣等感・優越感だったりが、透けて見えてしまう、という構図が一番恐ろしいな、というか、私も人間力の高い人にはこんなふうに見透かされてしまうことがあるのだろうなあ〜つらい。と感じてしまう次第です。

 こういうドロドロから解脱した自分にいつかなりたい……。


2023.03.10 ていこ 1,574 文字


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