154 ビール大転換期
Insight Tech アイタスクラウド営業担当です。
年明け早々にビール大手各社が一斉に事業方針を発表しましたね。
共通点は宅飲み需要増加と酒税法改正により成長している狭義のビール市場を取りに行くという点でした。
酒税法改正でビールが安くなり、発泡酒及び新ジャンルが段階的に高くなることは前の記事↓で触れたとおりですが、ビールの定義となっている麦芽比率の変更や、これまで認めていなかったオレンジの皮等の副原料が認められるようになったため、ビール開発にかなり幅が出せるようになったこともあり、開発競争が過熱しています。
また、看板商品のリニューアルも活発なようです。
キリンは「一番搾り」を一足先にリニューアルしていましたが、アサヒは「スーパードライ」を、サッポロは「黒ラベル」をそれぞれリニューアルするとのこと。メインに手を加えるのは勇気のいることだと思いますが、それだけの転換期であるということなんですね。
さらに、この動きはビールメーカーのみならず、周辺領域にも派生しているようで、タイガー魔法瓶からビール等の炭酸飲料を持ち運べる真空断熱ボトルが近々新発売されるそうです。国内メーカーでは初とのこと。
キャンパーは歓喜ではないでしょうか。
夏に外で飲む時に、「クーラーボックス内の場所とるな」、「飲んでる途中でぬるくなるな」と感じることがあったかと思います。それらが多少解消されそうですね。ロング缶3本分の容量なので1人1つか2つあれば十分ですし家から持ってくればゴミもあまり出ないので良さげですね。
個人的に、子どもの頃コーラを水筒に入れて登山に行ったらリュックの中で噴き出した経験がある身としては単純に素晴らしい商品だと思いました。
2021年1年間は缶ビール売上が好調だったことを受けて、2022年は各社いろいろ仕掛けてきそうです。
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